「2人のカリスマで描く実話、これは確かに"フィールズ・グッド"」眠りの地 とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
2人のカリスマで描く実話、これは確かに"フィールズ・グッド"
"これは人種問題の裁判ではない"…75歳になって初めての訴訟は、歳を取りすぎている?ジェイミー・フォックスがノリノリ♪
奴隷制の時代、名もなき黒人たちが埋められた地。貧しいところにつけいって私腹を肥やす強欲な大企業を相手取って、地元の英雄で小さな葬儀社の社長と聴衆の心を掴むことに長けたイケイケでハデハデ好きな負け知らず弁護士が手を組む実話を基にしたマギー・ペッツ脚本監督作品。分かりやすく大きな山場みたいなものはあまりなかったけど、その分も無駄なくよく練られている。黒人の人たちが次々に映って語っていくシーンがまさしく本作のテーマそのものでグッときた。
トミー・リー・ジョーンズ✕ジェイミー・フォックス=両者の演じてきた役柄などから期待するような思ったより堅物とお調子者みたいな凸凹コンビ感は強くなかったけど、それでもこの2人のオスカー俳優共演による法廷ドラマは見応えがあって、大衆の心を掴むだけの魅力と確かに胸打つものがあった。いつの時代も人々の胸をアツくさせる。最後の演説シーンともどもこれは否定できない。良心が傷んだことは?
あんたに足りない、事業を潰してやる。ジェリー・ザ・巨人キラー!
♪Feels Good
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