「クスッと笑える会話主体のラブコメディ。 ベンジー「僕、モテちゃうんだよ」」違う惑星の変な恋人 マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
クスッと笑える会話主体のラブコメディ。 ベンジー「僕、モテちゃうんだよ」
◆ベンジー(中島歩さん)にしたら、「だって俺モテちゃうんだから、しょうがないじゃん」ってことで巻き起こるラブコメ。
◆ベンジーは三股で、むっちゃん、グリコ、ナカヤマシューコと関係してる。
で、本命はグリコ。 そのグリコはベンジーに対して、「えっ、私たち付き合ってないよネ」とやや引きぎみ。当てがはずれてちょっとショックのベンジー。まあ、ここまでは、よくある話かなと思った。
◆1番驚いたのが、実はグリコが別れたはずのモーを好きだったこと。見ていて「ええ~、そうだったの? もうサッサとよりを戻せば良かったのにぃ」と思ったが、もう後の祭り。 この時すでにモーはむっちゃんが好きになってしまっていたのだ。
*僕はグリコがモーを振ったんだと思っていたから驚いたが、観賞後の今考えると僕の勘違いで逆だったのかもしれないと思った。
◆クスッと笑えるセリフや場面が多くて楽しかった。
・ヤハリむっちゃんが1番変で面白い。「ホテル行こう」(違う意味なのだが)と言ったり。
・モーは、最初は変人だと思っていた、後半はかなりまともな人だと思った。
・逆にグリコは1番まともだと思っていたが、モーを尾行してカフェから見張るところから面白キャラになった。慌てて追いかけて見つかって、さっきまでいたカフェに戻るし。
・ベンジーのゆったりしてとぼけたような口調が良かった。グリコにやっぱ世代が違うとか言われて、「それ言わないでよ、傷つくから」みたいなところがおかしかった。
◆結局こんな感じの4角関係(下記)で、 双方向矢印 ⇆ はない。
むっちゃん → ベンジー
↑ ↓
モー ← グリコ
◆最後の美容室の場面では、ベンジーとモーの髪を洗っていたグリコとむっちゃんが立ち位置を替える。 「どういう意味なんだろう?」 なんて考えてたら、グリコが鏡の前にナカヤマシューコの写真を置いて、PART9 というところで映画は終わる。
( ベンジー ⇐ ナカヤマシューコ )
「んー、まだ続くのか」とニヤっとしてしまった。続編という意味ではないと思う。
◆さて、今回から1年後が舞台の映画
「このハンバーガー、ピクルス忘れてる」 (2024/2/16)に、中島歩がそのまま我らがベンジー役で再登場する。楽しみである。
公式サイトによるとベンジーの恋人はまた別の人。ベンジーだから当然と言えば当然、さすがはベンジー。