「ちょっと変な男と女の、畳み掛けるような屁理屈の笑える会話劇」違う惑星の変な恋人 ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと変な男と女の、畳み掛けるような屁理屈の笑える会話劇
全編ほとんどが相思相愛でない2組のカップル+1の男女たちのビミョーに噛み合わない会話劇で構成されている。これがもう最高に可笑しくて、劇場内から頻繁に笑い声が出ていた。長回しのシーンも結構あり、セリフ回しと間がキモの作劇で結構役者さんたち大変だったのでは。終盤の、関係者が相対しての状況整理会議?は爆笑ものだった。
ダメ男を演じたら当代一の中島歩の芝居が今回も秀逸。莉子の空気読めない天然女子っぷり、しっかり者に見えて実は…の筧美和子、部屋の様子からオタクを想起させるちょっと変人ぽい綱啓永、面倒臭そうな雰囲気プンプンのみらん、らの主演陣の演技とハマり具合も良かった。
それ程期待せずの鑑賞でしたが大笑いして楽しみました。いやこれは拾い物。
東京だと3館しか上映館がないのが勿体無い。シネコン公開でも十分集客できそう。
ところで登場人物のあだ名で
江崎さん→(江崎)グリコ
牛田→(牛田)モーちゃん
むつみ→むっちゃん(まんま)
は劇中説明があったけど中島歩はなんでベンジーなの?(見落とした?)
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