ダム・マネー ウォール街を狙え!のレビュー・感想・評価
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階級闘争
実話の持つ迫力
裸一貫、全力疾走!
金は欲しがると逃げるが、背を向けると
貧乏という非道い仕打ちを受ける。
水木しげる
株は元々、会社の業績が上がれば、価値が上がるもの。でも現実は、風評で値動きするし、瞬間的な値動きに合わせて売買を繰り返すデイトレーダーや、値下がりすると利益になる空売りを、資本にモノをいわせてやらかす機関投資家がいたり…。
主人公のキースですが、初めからウォール街を敵に廻す気があったのかな?。フォロワーに乗せられて、後に引けなくなったような…。仮にそうだとしても、会社傾いても、株が下がればそれで良しとするヒト達を、懲らしめたとすれば、痛快ですね。窮鼠に噛まれなければ、猫は行動を改めません。
内心ビクビクしながら、大資本に抗うダムマネー。
でもさ、私が同じ立場なら…
今、売却のキーをポチれば大金持ちになれる…
ポチるだろうなー。
冷静に考えると、働きもせず、株の値動きだけで金持ちになるなんて、おかしな話ですね。それがイヤなら、文字どおり裸一貫、全力で人生、突っ走るしかなさそうですね。すっ裸のダムマネー、今日は何処へ行く?。今日は何処の世界を変える?。
「フル・モンティ」
直訳すると、「すっぽんぽん」。観たことない映画ですけど、解説本によると、此処まで来たら、もう、振り返る必要はない。ポジティブ思考とアドレナリンだけが残る映画だとか。フル・モンティな、ダムマネーで激走する勇者よ、集え!。そして、何処までも駆け抜けよ!。蔭ながら応援させて頂きます。
空売り
ちゃんとエンタメになってる
ウォール街をぶっ飛ばせ
2008年の「リーマン・ショック」で懲りたかと思いきや
政府による金融機関救済や
富裕層への優遇措置を背景に
ヘッジファンド等による
市場での専横はとどまるところを知らぬ。
獲物を喰い尽くすハイエナのように
狙った会社にカラ売りを仕掛け
自分たちの利益のみを最大化。
ターゲットに定めた会社の社会的意義を尊重しようとか、
ステークホルダーを慮る等の気持ちはさらさら無し。
経営者たちは莫大な利益を得、優雅な暮らしをおくる。
社会層間の格差は広がるばかり。
それに一矢を報いる出来事がほんの数年前に起きる。
カラ売りを浴びせかけられ下落した「GameStop」の株を個人投資家が大挙して購入、
値が上がっても売り抜けせずに
そのまま保有したため同社の株価は高騰、
結果ヘッジファンド側は大損失を被る。
ないがしろにされてきた個人投資家による痛烈なしっぺ返し。
その呼びかけを行ったとされる『キース・ギル(ポール・ダノ)』が本作の主人公。
もっとも彼は
ヘッジファンドの専横への怒りが背景にあったとは言わない。
あくまでも過小評価されている「GameStop」の株価を是正するためと主張。
それが本音かは判らぬが、利益を得ようとしなかったのは事実のよう。
とは言え、個人投資家達が同じ考えだったかといえば
それは心許ない。
あくまでも同床異夢であり、持てる者たちに一泡吹かせたいとの意図が強力にあったのではないか。
ここでは『キース』の葛藤とともに、
市井の人々をも多く登場させ、
そのプロフィールを見せることで
彼や彼女らが「GameStop」株に入れ込むモチベーションを明らかにする。
投資が末端の人々にまで浸透したアメリカらしい実態と合わせ、
一般市民が富裕層に対しどのような思いをいだいているかも
皮相な視点で描き出す。
優雅に暮らすヘッジファンドの経営層と
日々の暮らしにも窮する人々との対比も鮮やかに。
観終わって痛快なカタルシスを得ると同時に
国による救済策のお陰で生き永らえた金融機関が
喉元過ぎれば熱さを忘れるのは
どの国も同じなのだと嘆息。
そこまでの苛烈さはないものの、
わが国でも似たような事例は起きているのだろう。
群像劇として面白い
株式だけではないが、一般人もいろんな投資に手を出す今の世の中。株は儲けることもあるが、ある程度のリスクもあるというのは常識だが、個人的には本当に儲けられるのは一部の投資家と企業のみという感覚がある。
本作では、個人投資家がオススメした株について、乗っかる多くの個人投資家と、個人投資家の愚かな投資と捉え空売りした資産家たちの対立を描いたもの。SNSの広がりと、株式投資の広がりが背景にあることはわかるのだが、個人投資家たちに「ウォール街ふざけんな!」という感情があったことが面白い。実際に資産家たちが大損しそうになってゲームストップ株の高騰を妨害しようとする流れは苛つくものだった。あいつらなんでも思い通りなると思いやがって!
実際にあった出来事をベースにしているのだが、本作が面白いと思ったのが個人投資家たちの群像劇になっているところ。いろんな年代、人種、職業の人たちがゲームストップ株を購入し、ウォール街に対抗していた様がいい。ここらへんがフィクションだから腕の見せ所ってこと。ちなみに株の知識なんてないけど楽しめたんだから、そこらへんの作り方もうまかったと思う。
最後のテロップはやはりというか、そうだったんだとやるせなさを感じる。あいつらはまったく! でも、スッキリするところもあるから暗くはならない。目立っていないけど面白い映画だった。
ライオンvsハイエナ
趣味で株式投資をするSNS投稿者が巻き起こした「ゲームストップ株騒動」の話。
ゲームソフト等の販売店鋪を経営するゲームストップ社の株が過小評価されていると考えていたローリング・キティが、周囲に反対されつつも同社の株に53千ドル注ぎ込み、SNSで自分の考えを発信したら次々と共感者が現れて株価に影響を与え始めるというストーリー。
株に興味もないし詳しくもない自分はこんなことがあったのを全然知らずに観賞したけれど、SNSで情報を共有しキティを信じた一般人達が、空売りで錬金する富豪達に対抗していく様は結構痛快。
でも自分ごとだったら怖くてたまらないんだろうなというのもひしひしと伝わって来る。
そしてまさかの不穏な事態とか、それでもぶれないキティとかウォール街に与えた影響とかなかなか面白かった。
なんとか自分には理解出来たけれど、株式の仕組みや用語が全然わかりませんて方にはちんぷんかんぷんかも。
それにしても富豪たちもそうだけど、それよりもSNSの力って凄いというより怖いなとあらためて感じた。
そういえば、ニット帽はネコじゃなくてキャタピラーw
面白いけど、怖い世界
ポール・ダノ 良かっただの
爽快・痛快!観終えたときにそんな感情に包みこまれました。
ほんの2年前くらいの出来事なんですね、コロナ禍の閉塞感漂う中こんなドラマが繰り広げられていたとは。
投資マネーに詳しくはないけれど、小口投資家たちの葛藤が伝わってきて「どうする?売っちゃう?」とハラハラ・ドキドキしながら観ることができました。
もう少し投資家たちがキースと一緒に株を持ち続けられたモチベーションの源を詳しく描いてくれたらもっともっと高い評価になったよなぁと個人的には感じましたが、良作だと思います。
キャストも充実、アンソニー・ラモス演じるゲームストップ店員さんが良かったのと、ワタシ的にはポール・ダノとセス・ローゲンの表情の対比に引き込まれました。
意外にも
零細投資家の投資資金をかすめ取ろうとした金持ちが逆襲される話です
金持ちが株の空売りにより零細投資家の資金をかすめ取ろうとしたところ、逆襲くらって大損した実話をもとにしたお話。
相場の格言で「買いは家まで、売りは命まで」というのがあり、空売りかけて逆に踏みあげられると損失の最大値は無限大になります。
敵役の金持ちはさぞ怖かったと思います。
当時、このニュースを自分も聞いていて、面白そうだけどかなり危ない投機に見えました。
結果として、売り抜けられた方はおめでとうですが、うまく立ち回れなかった方はご愁傷さまでした。
(今日確認したらピークから大幅に下がって1株15ドル割っています)
金持ちが大損こいたのは当然ですが、金持ちの味方になって支援した協力者は・・・
結局のところ投資の世界は騒ぎの割にほとんど変わらなかったのかな。
まあ、主人公としては〇〇できたので良かったのでしょうけど。
庶民の逆襲がテンポ良い。 しかし巨悪は・・ お気楽にどうぞ
俺も株式の重要性は理解してます。でもアメリカ🇺🇸らしい テンポの良いポップコーン映画
ただ、当時の事情よく知らんので 面食らった 意外に集客力あり。
でも 主人公は 功罪両面含めて 大した人だ。
コロナ というより SNS の発展。 スマホ📱で株取引できる 状況にビックリだ‼️
まあ時間物語短いし、表面的には単純ですから ポップコーン映画
だが、前の方の席に 笑い上戸の人がいて 適宜笑ってたのに 感心した。
群像劇の面白さ
労働者階級の革命的逆襲は面白い
大口投資家 ヘッジファンド への挑戦と信念 これ以上は映画館で・・
仲介業者のロビンフッド
実際に売買するシタデル
ゲーム🎮ソフト店頭販売イイじゃ無いか
SNS 株の掲示板
正直 生活臭の漂う庶民が富豪を追い詰めるのは良いことだ
脚本も ウォールストリート・ジャーナル記者だった人だから サクサク快適
ただ リアル主人公の意図は知らんけど 本作の中では誠実
テキサス大学オースティン校って 自由やな・・・
ビジネススクールMBAのアルゴリズム🆚 庶民
でも 権力は・・・
空売りは止めようよ それ 仕事とは言えないから と強く思った
ポール・ダノが普通の人がよく似合う
アメリカの格差事情と 投資の今を知れる好作品 ホームページに用語とかは載ってますヨ
有料🈶パンフは 普通の有料パンフで ホームページと被るのは一部だけ
ただし 映画鑑賞後 深く洞察する人向け
保険会社の金融アナリストってエリートじゃ無いの❓という発見はあった。
案ずるより 観るが易し の 軽快ストーリー いかにも アメリカ
日本舞台ではこうは行かない。 今の時代を感じた。株はやってないトウシロウだから新鮮でした。
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