ダム・マネー ウォール街を狙え!のレビュー・感想・評価
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群像劇として面白い
株式だけではないが、一般人もいろんな投資に手を出す今の世の中。株は儲けることもあるが、ある程度のリスクもあるというのは常識だが、個人的には本当に儲けられるのは一部の投資家と企業のみという感覚がある。
本作では、個人投資家がオススメした株について、乗っかる多くの個人投資家と、個人投資家の愚かな投資と捉え空売りした資産家たちの対立を描いたもの。SNSの広がりと、株式投資の広がりが背景にあることはわかるのだが、個人投資家たちに「ウォール街ふざけんな!」という感情があったことが面白い。実際に資産家たちが大損しそうになってゲームストップ株の高騰を妨害しようとする流れは苛つくものだった。あいつらなんでも思い通りなると思いやがって!
実際にあった出来事をベースにしているのだが、本作が面白いと思ったのが個人投資家たちの群像劇になっているところ。いろんな年代、人種、職業の人たちがゲームストップ株を購入し、ウォール街に対抗していた様がいい。ここらへんがフィクションだから腕の見せ所ってこと。ちなみに株の知識なんてないけど楽しめたんだから、そこらへんの作り方もうまかったと思う。
最後のテロップはやはりというか、そうだったんだとやるせなさを感じる。あいつらはまったく! でも、スッキリするところもあるから暗くはならない。目立っていないけど面白い映画だった。
ライオンvsハイエナ
趣味で株式投資をするSNS投稿者が巻き起こした「ゲームストップ株騒動」の話。
ゲームソフト等の販売店鋪を経営するゲームストップ社の株が過小評価されていると考えていたローリング・キティが、周囲に反対されつつも同社の株に53千ドル注ぎ込み、SNSで自分の考えを発信したら次々と共感者が現れて株価に影響を与え始めるというストーリー。
株に興味もないし詳しくもない自分はこんなことがあったのを全然知らずに観賞したけれど、SNSで情報を共有しキティを信じた一般人達が、空売りで錬金する富豪達に対抗していく様は結構痛快。
でも自分ごとだったら怖くてたまらないんだろうなというのもひしひしと伝わって来る。
そしてまさかの不穏な事態とか、それでもぶれないキティとかウォール街に与えた影響とかなかなか面白かった。
なんとか自分には理解出来たけれど、株式の仕組みや用語が全然わかりませんて方にはちんぷんかんぷんかも。
それにしても富豪たちもそうだけど、それよりもSNSの力って凄いというより怖いなとあらためて感じた。
そういえば、ニット帽はネコじゃなくてキャタピラーw
面白いけど、怖い世界
20本目。
新NISAが始まって、ネタ的には丁度いいのか。
でも、安く買って高く売るより、一歩踏み込んだ空売りとかになると、株の1%位しか知らない自分には、何の事やらだけど、ジャイキリ要素が面白くもある。
でも、自分の理論に則ってやってる訳だから、悪くはないよなと。
オススメの商品進めてくるバイヤーと一緒だと思うし、買う買わないは自己責任。
結果としての話だと思う。
これ観て、株って面白いと思うか、怖いと思うかも自分次第。
ゲームストップ社のお偉いさん方の視点もあれば、良かったかな。
ポール・ダノ 良かっただの
爽快・痛快!観終えたときにそんな感情に包みこまれました。
ほんの2年前くらいの出来事なんですね、コロナ禍の閉塞感漂う中こんなドラマが繰り広げられていたとは。
投資マネーに詳しくはないけれど、小口投資家たちの葛藤が伝わってきて「どうする?売っちゃう?」とハラハラ・ドキドキしながら観ることができました。
もう少し投資家たちがキースと一緒に株を持ち続けられたモチベーションの源を詳しく描いてくれたらもっともっと高い評価になったよなぁと個人的には感じましたが、良作だと思います。
キャストも充実、アンソニー・ラモス演じるゲームストップ店員さんが良かったのと、ワタシ的にはポール・ダノとセス・ローゲンの表情の対比に引き込まれました。
意外にも
なんとなく「マネー・ショート」みたいな『やったった』的な話かと想像してたんだけど、対象の会社を潰すほどの空売りを仕掛ける貪欲な大資本に対抗する「投機的でない」個人投資家のまっとうな戦いの話だった。
あんなにひとつの銘柄にこだわり続けたり、売らずに保有し続けるのが正解なのかどうかは疑問なんだけど。どう考えてもあの経営状況はあの株価と釣り合わないのでは?と…
しかしそんな理屈を超えて、なんかいい話になってるのは確か。ポール・ダノはああいう普通の人の役をやらせたら最高だね。 (だからこそ「ザ・バットマン」のリドラーも最高だった…)
零細投資家の投資資金をかすめ取ろうとした金持ちが逆襲される話です
金持ちが株の空売りにより零細投資家の資金をかすめ取ろうとしたところ、逆襲くらって大損した実話をもとにしたお話。
相場の格言で「買いは家まで、売りは命まで」というのがあり、空売りかけて逆に踏みあげられると損失の最大値は無限大になります。
敵役の金持ちはさぞ怖かったと思います。
当時、このニュースを自分も聞いていて、面白そうだけどかなり危ない投機に見えました。
結果として、売り抜けられた方はおめでとうですが、うまく立ち回れなかった方はご愁傷さまでした。
(今日確認したらピークから大幅に下がって1株15ドル割っています)
金持ちが大損こいたのは当然ですが、金持ちの味方になって支援した協力者は・・・
結局のところ投資の世界は騒ぎの割にほとんど変わらなかったのかな。
まあ、主人公としては〇〇できたので良かったのでしょうけど。
期待度○鑑賞後の満足度○ またまた「実話に基づく」映画です。勿論、実際はもっと複雑だったでしょうけど、”「小」が「大」に勝つ”という面に的を絞ったので私の様な株素人も楽しめるエンタメになってます。
①ポール・ダノ好演(もともと上手い人ですけど)。
②
庶民の逆襲がテンポ良い。 しかし巨悪は・・ お気楽にどうぞ
俺も株式の重要性は理解してます。でもアメリカ🇺🇸らしい テンポの良いポップコーン映画
ただ、当時の事情よく知らんので 面食らった 意外に集客力あり。
でも 主人公は 功罪両面含めて 大した人だ。
コロナ というより SNS の発展。 スマホ📱で株取引できる 状況にビックリだ‼️
まあ時間物語短いし、表面的には単純ですから ポップコーン映画
だが、前の方の席に 笑い上戸の人がいて 適宜笑ってたのに 感心した。
群像劇の面白さ
労働者階級の革命的逆襲は面白い
大口投資家 ヘッジファンド への挑戦と信念 これ以上は映画館で・・
仲介業者のロビンフッド
実際に売買するシタデル
ゲーム🎮ソフト店頭販売イイじゃ無いか
SNS 株の掲示板
正直 生活臭の漂う庶民が富豪を追い詰めるのは良いことだ
脚本も ウォールストリート・ジャーナル記者だった人だから サクサク快適
ただ リアル主人公の意図は知らんけど 本作の中では誠実
テキサス大学オースティン校って 自由やな・・・
ビジネススクールMBAのアルゴリズム🆚 庶民
でも 権力は・・・
空売りは止めようよ それ 仕事とは言えないから と強く思った
ポール・ダノが普通の人がよく似合う
アメリカの格差事情と 投資の今を知れる好作品 ホームページに用語とかは載ってますヨ
有料🈶パンフは 普通の有料パンフで ホームページと被るのは一部だけ
ただし 映画鑑賞後 深く洞察する人向け
保険会社の金融アナリストってエリートじゃ無いの❓という発見はあった。
案ずるより 観るが易し の 軽快ストーリー いかにも アメリカ
日本舞台ではこうは行かない。 今の時代を感じた。株はやってないトウシロウだから新鮮でした。
スカッとしません、残るのは妬みだけ
ほんの3年前の実際の事件の映画化、とは超スピーディー。昨秋9月の全米公開ってことはその約1年前の撮影でしょう、ってことは事件の1年半後に撮影とは。本作の超スピーディーな展開に勝るとも劣らぬ、制作のスピーディーさに驚いてしまう。当然に実在の人物はザクザクで、あのイーロン・マスクも実際の映像で登場(出演料ってもらっているのかね?)。一種の下克上的なお話なので、それはもう楽しいに決まってます。
なにより「ロビンフット」なるトレード用のスマホアプリが振るっている。BUYをタップすれば紙吹雪舞う画面に高揚感たっぷりで、いつでもどこでもネット証券で出来るのね。無論、日本にだってありますし、NISAニーサと煽り立てやらなきょ損!の空気造り。しかしそもそも「空売り」なんて手法まである株式は、プロ投資家及び巨大なファンドの手の中で踊られる案配で、そうそう儲けるには「大変な努力」がいります。その努力を無視してお祭り感覚で個がマスに変貌し強大なパワーを持った稀有なお話なんですね。
そんな無力で小さな個を集約するには、ヒットラーよろしく狂信者が必要なのは世の論理。そこに、何時も風采の上がらない役ばかりのポール・ダノと、もう子持ちの役なのねのシャイリーン・ウッドリー夫婦が登場する次第。そもそもゲームストップ社が好きすぎるのか、策略なのか、今一つはっきりしないが、これが資産5万ドルの「底辺層」として描かれる。でも、平屋とは言え広い前庭もあり、広いキッチン備え、地下室もありトレーダールームに仕立てている。数年間無職で、阿呆な弟から両親も抱えてるとは言え、この家、日本の規格から言ったら立派なリッチハウスでしょ。このスタート時点からしてもはや羨望でしかないのが悩ましい。
こんな扇動者に共感してゆく弱者側人物として、アンソニー・ラモスやアメリカ・フェレーラなどが店員やら看護婦や学生として登場、対する強者側として超リッチなビンセント・ドノフリオやセス・ローゲンやセバスチャン・スタンなどが「兆」のレベルとして登場。ごく短いカットの積み重ねの上に、多様な登場人物をカットバックで描き、目まぐるしい限り。それにしても主役級の豪華な顔ぶれが短期間でよくぞ揃えられたものです。
アメリカってのは何事もスケールがデカく、やることなすこと大袈裟で、極端が生まれやすい。平凡な失業者が突然、数千億円のリッチになってしまうのですから。その振り幅の大きさこそ、自由の裏返しでもあるのですね。とは言え、こんな値上がり見てたら、その瞬間に売り逃げしたくなりますよね、私だったら。だから主人公のYouTuberへの連帯感が、それも一切の対面もなしにネットだけでってのが素晴らしい。
いつものように、ラストのエンドクレジットで本物のご本人の写真が登場しますが、「大変な過酷に同情・・」なんてよくあるパターンでなく、嗚呼こいつも今は超リッチなのね、と思ったら、本当に実話なのね、と却って苛ついてしまいました。で、本作観終わっても、スカッとした、なんてさらさら思わずラッキーだったね、としか思いませんでした。
本来はメジャースタジオによる配給なのに、日本公開を怖気づいたのか、放棄。で、木下工務店様による日本公開、感謝です。ついでに、邦題の後半は不要でしょ、近頃この手の余分な邦題が多過ぎますので。(まっ、こうしないと一般に浸透しない苦渋があるからでしょうけれど)
面白かったです。今株に興味ある人は見るべき
日本の株が上がっている今の時期に見るべき作品。
信用売りて大金を稼ぐ大手ヘッジファンド相手に庶民の一般投資家が戦いを挑む構図が面白かったです。
2020年9月頃から翌年2月頃までに起こった出来事を基にしているので当然真実味があります。
最終的にアメリカンドリーム的な描き方でないのも良かったです。
これから株をやることを考えてる人や、現在儲かってる人にお勧めします。
ポール・ダノは相変わらず上手い。ちなみに100万ドルは1億4000万は覚えておきましょう。
マッハ踏み上げ
いやー、とにかくシビれた。特に、下院公聴会で、堂々と自分の信念を吐露するキース。これを聞いたら、ヘッジファンドが降参するまで、買い増すしかないでしょ。
当然、脚色されていると思うが、まあ、ウォール街の奴らが、小賢しくて、実企業のことを飯のタネにしか思っていない。こんな金の亡者に一泡吹かせたいと思うのは、庶民であれば当然。
そんな気持ちを素直にride onできるテンポのいいシナリオ。
エンドロールで実際のキース・ギルが映し出されるが、えーっ、こんないい男なの。ズルい。なんて思うくらい、ポール・ダノのオタクぶりに感情移入してしまった。
ゲームストップ株をホールドしたまま勝利した皆さん。幸がありますように。
儲けようと思って株を買うと
株価が上がっても下がってもハラハラして精神的によくないね。誰かが儲かると別の誰かが損してる訳で、みんなハッピーにはならないし。
キースはゲームストップ社が好きで(なぜかわからんが)、きっとその思いがみんなを動かしたんでしょうね。奥さんもすごくいい人で、家族もいいし。
あと金持ちが全然幸せそうじゃない。テニスしたりパーティしたり贅沢三昧してんのに。
個人投資家のほうが何か日常のいろんなしょーもないこととか、ちょっとハッピーなこととかあって生きてて楽しそう。
結局、株取引はギャンブル
高揚感がすごい。
「ゲームストップ株事件」を一部富裕層vs貧乏人(個人投資家)の構図のみに絞って描いたのは、映画的には成功かと。
実際には、空売りを仕掛けていなかった別のヘッジファンドが、SNSからの流れを見て乗っかった要因が大きい事件だったが、そこは一切触れず。
逆に、複数ある急下落した理由のうち、「SNSのシャットダウンと同時に、空売りファンドが株取引アプリ会社に圧力をかけて、個人投資家の取引を妨害した」ところを大きく強調して、これがまた大富豪たちの卑怯さをマシマシに。
我が国も、政府が NISAがどうこう、老後資金の運用が大事がどうこうといくら言おうが、やっぱり博打に過ぎず。
株は趣味の範囲で、推し企業に会費払って応援団のごとく会員券を持つようなものであり、投資・売買はリスクが9割だなとしみじみする内容でありました。
空売りをしっているとより楽しめる
私は知りませんでした。主人公が、なぜその会社に愛着があるのかが、描かれていなかったような。評価が低いと言う割には、劇中一度も店に行ってないし、店も全然賑わってるように見えない。彼がそこまでこだわる根拠がわからないので、どうにもスッキリしなかった。
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