「これはただのお金の話ではない。愚かな小口投資家たちが結託して、公平な取引を妨げる空売りの実態を世の中に知らしめた信念の話だ!」ダム・マネー ウォール街を狙え! とぽとぽ2(仮)@元アカウント入れるようになるまでさんの映画レビュー(感想・評価)
これはただのお金の話ではない。愚かな小口投資家たちが結託して、公平な取引を妨げる空売りの実態を世の中に知らしめた信念の話だ!
主人公に共感するようなタイプ(つまり僕らが"ドラマ"と呼ぶもの=キャラクター主体)の作品ではなく、あくまで事実の羅列に過ぎないけど、そうした欠点を認めてもなお本作は自分の中では完璧に好みで、爆発力があって痛快だった!
そうした作品のテーマやメッセージ性に共感したのであろう、どこを見ても知った顔しかいない超豪華オールスターキャスト集結!!ポール・ダノ、ピート・デイヴィッドソン、ヴィンセント・ドノフリオ、アメリカ・フェレーラ、ニック・オファーマン、アンソニー・ラモス、セバスチャン・スタン、シャイリーン・ウッドリー、セス・ローゲン、クランシー・ブラウン!…ヤバすぎ。マーベル以外ではクソ野郎役が多いセバスタ、本作でも同クレイグ・ギレスピー監督『アイ、トーニャ』に続きクソ。
ロビンフッドでウォール街を占拠せよ!ビッグショートする特権階級の輩どもを相手取って、ヘッジファンドをお仕置きのショートスクイーズ踏み上げ!!キャラクター主体の映画というよりは、あくまで事実に沿った当時の流れを追うような群像劇だけど、薄っぺらな展開先行とは違う心の底に迫ってくるものがあって鳥肌級にアツかった…。ネコから始まるライオンとハイエナの階級闘争。"愚かな投資"=働く人々による小口投資家たちがWSBから結託して生み出されたムーブメント、長期保有すべきダイヤモンドの手。キティが保有なら…ゲームストップは売らない、800万人が売らずにホールド。アソコ丸出しで嵐を走れ!
「僕はこの株が好きです」そう思えるかどうか。株を買うならその会社を応援したいか、上がり下がりに踊らされずに、売らずに持ち続けたいと思えるかどうか?コロナ禍に起きた実際のゲームストップ株騒動を、クレイグ・ギレスピーらしく映画化した本作は大いに楽しんだと言わせてもらいたいし、僕たち一人ひとりに何ができるのか、結託したら思いがけないことも可能であるということを教えてくれた。胸の高鳴りを感じた。
Hang in there!
Holy fucking shit...
What the fuck.
プッシーはどこ?
♪Seven Nation Army ←間違いない。作品の内容に合った最高の選曲。
P.S. ぜひ『マネー・ショート』(原題The Big Short)とセットで観てほしい。連帯を示すためにネコTシャツ買おう。
なんでリゾート施設貸し切って会社にしているやつのトンデモ豪遊生活を守るために、日銭稼ぐのに必死なコッチが損しなくちゃいけなのか。
P.P.S. 映画comに、アカウントログインできなくなったことを何度も問い合わせているのに、全く何も返信など無くて悲しい…。
