劇場公開日 2024年2月2日

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ダム・マネー ウォール街を狙え!のレビュー・感想・評価

全140件中、1~20件目を表示

4.0下層の意地と反逆に鼓舞される。

2024年2月29日
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富裕層に楯突いた名もなき庶民たちの胸のすくような実話、という体裁からして、いかにもハリウッド好みの題材に思えるし、草の根の運動が大きな波を起こすカタルシスも、実話ベースであることを思えば、ハリウッド的な単純化から逃れてはいない気がしてしまう。しかしそれでもなお、この映画が描く反骨精神を応援しようという気持ちには同調するし、群像劇で登場人物が多く、ひとりひとりの掘り下げに時間を割いていないからこそ、誰かひとりに肩入れするのではなく、ムーブメントに自分も参加したような気分が味わえる。その意味では、今必要な下層の人間を鼓舞してくれる役割をクレバーに果たしている作品ではないだろうか。『ラースとその彼女』『アイ、トーニャ』のクレイグ・ギレスピー監督のことが好きすぎて、ちょっと評価が甘くなっている気もするが、まあそれも監督の功績が為せる技ということで。

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村山章

4.0題材に誠実に向き合った作りだが、それゆえの物足りなさも

2024年2月5日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

IT系ニュースサイトで翻訳に携わってきた関係で、「ゲームストップ株騒動」は一応覚えていた。とはいえリアルタイムで追いかけていたわけではなく、公聴会が開かれるほどの大問題に発展してからの報道で、それまでのおおよその経緯を知った程度だが。そんなわけで本作を観ることにより、主人公であり騒動を牽引したキース・ギルの動機や、彼の動画配信やRedditの書き込みを通じて賛同した低所得の若年世代が手数料なしの投資アプリ「ロビンフッド」を通じてゲームストップ株を買い支え、巨額の空売りを仕掛けていたリッチな大口投資家らを慌てさせる過程などを追体験する感覚でよく理解できた。

本編中に「マネー・ショート 華麗なる大逆転」の映像の引用があったが、同作や「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」を撮ったアダム・マッケイ監督の作風と比較すると、金融市場を通じて富裕層が庶民から収奪する構造を問題提起するスタンスは近いものの、ユーモアやサスペンスで盛り上げる娯楽成分が、この「ダム・マネー ウォール街を狙え!」にはやや足りない。誠実に向き合ったことは伝わるのだが、まじめゆえに物足りないというか。コロナ禍の期間に撮影されたため、登場人物の大半がマスクを着けていたり、電話やビデオ会議で会話するシーンが多いなど、あの時期特有の閉塞感が漂っているのもすっきりしない一因だろう。

ゲームストップ店舗の上司をデイン・デハーンが演じていて、ほぼマスク着用のためカメオ出演みたいな感じになっているのはちょっと笑えたが。

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高森 郁哉

4.0わかりやすく、高揚と狂騒に満ち、語り口にも勢いがある

2024年1月31日
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鑑賞方法:試写会

我々の暮らしが金融市場と不可分な以上、『マネー・ショート』(15)のような作品は何度となく出現し続けるのだろう。『ダム・マネー』にも少なからずあの語り口やノリに似たものがある。すなわち、観客が現在地の足場を確認しながら、それでいて決して専門知識的な”置いてけぼり”を喰らうことなく身を投じていける狂騒的でいて高揚感あふれるジェットコースターのような空間だ。物語も明快。「ゲームストップ」という銘柄をめぐるヘッジファンドの空売りと、それに目をつけて小口投資家に抵抗を呼びかけたローリング・キティの闘い。ファンドの当初の読みは虚しく、株価はグングン上がる。コロナ禍という時代背景もポイントで、皆がフィジカルに集結し触れ合う「場」を失った中で育まれる一体感だからこそなおいっそう胸を打つ。決して誰しもが担えない奇妙で人間臭くもあるカリスマを、ポール・ダノがごく自然体でこなしている姿には目を見張るばかりだ。

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牛津厚信

3.5赤信号みんなで渡れば青信号

2025年6月23日
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2021年コロナ禍が蔓延し世界中の人々が鬱々としていた頃に、ロックダウンでほぼほぼ家に缶詰め状態のアメリカ人が目を見張るような金融事件が起きたのである。「ゲームストップ事件」がそれ。将来的に値下がりが予想される会社の株をヘッジファンドが借り受け売りを仕掛け、安くなった時に買い戻す=ショートセリングを仕掛けられたビデオゲーム小売会社の株を、小口投資家集団が買いに走ったため株価は急騰。空売りを仕掛けていたヘッジファンドが結果破産に追い込まれる前代未聞の金融クーデターをベースにしているそうだ。

投資フォーラムを主宰するローリング・キティことキース・ギル(ポール・ダノ)は大手ヘッジファンドに空売りを仕掛けられているゲームストップ株を5万株保有していることを公開し、SNSでフォロワーに投資を呼びかけていた。過去10年にCEOが何回も交代しているビデオゲーム小売チェーンのどこに投資対象としての妙味があったのかはよくわからんのだが、ほとんどのショップが店を閉めているコロナ禍中にあって、このゲームストップだけは店を開けて細々と営業を続けていたそうなのである。

ショップ店員にどこまでのロイヤリティがあったのかは定かではないのだが、多くのネット住民たちがゲームストップの営業姿勢にある種の“誠意”を見たのは事実だろう。Uber Eatsのバイト中に届け物のつまみ食いばかりしている弟のケビン、老人ホームで働く介護士、大学の奨学金返済に悩んでいるレズビアン女子大生…このままコロナ禍が続けば将来食い詰めること間違いなしのプア・ピープルが一発大逆転をねらってゲームストップ株を買い始めるのだ。

豪勢なお屋敷に贅沢なランチ、会員制のテニスコートで腹をすかせることぐらいしか能のないヘッジファンド幹部が、予想外の株価の動きに大慌て。しまいには米国金融当局まで動き出し、ゲームストップ株は売買停止にまで追い込まれてしまう。さらに、当局からの圧力によってギルの運営する投資フォーラムまでアクセス不可に。民主党お得意の情報封鎖によりあわれギルはbanされてしまったのだ。

当然ゲームストップ株価は爆下がり、買い増しを続けていた小口投資家は大損をぶっこくのであるが、ギルだけは頑として売ろうとしない。小口投資家の応援のかいもあって株価は反転。空売りをしかけたヘッジファンドやギルのSNSを凍結した株式売買サイト運営会社ロビンフッドに当局のメスが入るのである。忘れてはならないのが、ウォール街そのものは民主党の有力なサポーターであり彼らにとって不利な判定は絶対に下さない、ということなのだ。

当時は民主党支持だったはずのイーロン・マスク(多分声優による物真似)からギルに激励の電話があったり、ニューヨーク州下院最年少議員として当選をはたした貧民出身のオカシオ・コルテスご本人が出演してさも“私はこちら側の人間です”的な発言をしていたが、ゲームストップ人気に便乗した売名行為に違いなく、貧民vs.金持ちのガチンコ勝負をどっちらけにさせる要因にもなっている。

ギルのポジションを確認できずに一度はゲームストップ株を手放した女子大生たちも、「なんだか気持ち悪くて眠れないの」と言ってゲームストップ株を買い戻すのである。損得でいったら売りぬけて当然のタイミングなのだが、コロナ禍における閉塞感も手伝ったのだろう、ローリング・キティとともに夢を見続けたいドリーマーたちの良心が、ヘッジファンドの実利主義を(結果的に)やっつけたのである。

しかし夢はそう長く続かない。実際にゲームストップ株を押し上げたのは、空売りを仕掛けた連中のショートスクイーズ(踏み上げ)と、ゲームストップ人気に着目したその他ヘッジファンドによるコールオプションが原因だったとか。ローリング・キティも現実的にはヘッジファンドの“踏み上げ=買い戻し”を狙って、フォロワーの買いを煽りつつひたすらホールドを続けていた可能性が高いのだ。

この事件に端を発し、空売りを仕掛けられていた別銘柄でも似たような急騰案件が発生し、クレディスイスが破綻に追い込まれたという。実際には、狂暴なハイエナ同士の仁義なき戦いの間に漁夫の利を得た“キティちゃん”たちのおとぎ話だったわけである。ゲームストップも時代の流れには逆らえずその後大規模なリストラを敢行、ゲームソフト小売業からデジタル販売会社へと転身中だという。株価は現在23.5ドルと低迷を続けている。

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かなり悪いオヤジ

3.5これが実話ベースというのがすごい。

2025年5月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

これが実話ベースというのがすごい。ゲームストップという会社がそもそもどういう会社であるかという説明があると良かったかも。当初は過小評価されていたにせよ、あれだけ株価が上がったらどこかで手放さなくてはいけない筈。しかしながらある時期から彼の支持者は宗教団体のようになってしまい、株式を売ることが出来なくなってしまった、というのはSNSの怖いところか?

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Yohi

4.0現実でも売らずにHOLDし続けたのが凄い

2025年2月14日
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鑑賞方法:VOD

現実に起きた大手ファンドvs多数の個人投資家の市場戦を題材にした映画『ダム・マネー』、なかなか面白かった。

何が凄いって、20倍程になったところで大勢が売らずにHOLDしたってのが凄い。
仮に50万が1000万になったら、普通は売ってしまいたくなるよね。
ダム・マネー(dumb money)は「愚かな投資」という意味で、個人投資家をバカにする言葉。
そんな個人投資家達がぐっと堪えてHOLDしてたのがホント凄い。
映画でなく現実で。

ちなみにこの映画に出てきた2つの会社、ゲームストップとロビンフッドの現在の株価も中々に面白いことになってる。
映画の後に見るとそうなったかーってなる。

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雪猫

4.0ゲームストップ劇場

2025年1月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

小さな力が結集し、
大きな権力を潰したサクセスストーリーだが、
1歩間違えば、
簡単に立場は逆転する。
そういう怖い世界であることを、忘れてはいけない。

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上みちる

4.5SNS時代の投資ムーブメントを描いた痛快作

2025年1月11日
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楽しい

知的

SNS時代の投資革命を描いた実話ベースの映画。個人投資家たちが大株主の影響力を打ち破った衝撃的な実話を元にした作品です。

主人公のキース・ギルは、自らが信じた「ゲームストップ株」の価値をYouTubeで発信し、投資家コミュニティを形成。数千人の個人株主たちが大株主に立ち向かい、巨大ヘッジファンドを揺るがせる一大ムーブメントを起こしました。

この映画の面白さは、個人投資家の力が集まることで、既存の投資エリートたちに挑戦するという、現代社会の変化を描いている点です。「大株主やプロの投資家にしかできない」という固定概念に「ノー」を突きつけたことで、金融市場の常識を覆したのです。

観終わった後、「自分の信じることに声を上げることの大切さ」を強く感じました。投資の世界だけでなく、どんな状況でも「自分の意見を表現し、行動する」ことが新しい結果を生むのだと改めて実感しました。

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キムヒョンス(金賢守)

3.5株式のことの前知識があった方がいい

2024年12月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

個人投資家たちが金融業界の富豪たちに大損害をくらわす実話の物語。
株式のことがよく分かってないので
知っていたらもっと楽しめたんでしょうね。
ストーリー的に富豪たちをギャフンと言わすのは爽快です。
今の世の中SNSで一気に盛り上がっちゃうのがあるので
何が起こるかハラハラです。
やっぱり株式の映画を観るなら前知識というか
少し勉強が必要ですね。

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tom

3.5スリルあり

2024年12月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

怖い

知的

 ローリングキティの名で動画配信をしていたキース・ギルは、株価が低迷するゲームストップ株に全財産をつぎ込んでいた。そして、この株の評価は不当に低いと動画で訴える。共感する小口の投資家が、同株を買うようになる。一方、大口投資家は同株を空売りし儲けていたが。
 ダムは、愚かな、という意味。2020年から2021年の出来事をもとにした作品。コメディ扱いですが、それよりスゴイスリルを感じました。空売りの仕組みを知らなかったので、観ながら勉強。そうすると、これは株の価値を下げて、大口投資家が合法的に儲ける仕組みと理解。なので、痛快でした。ローリングキティが、配信で顔も資産も公開しているのに驚きです。その時、ゲームストップ社の首脳の様子はどうだったんだろ。

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sironabe

3.5わかったような、わからないような

2024年12月18日
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予告が面白かったので見たけど。
金融知識が全くないので、なかなか世界に入れず。

だけど市井の人々が、スマホ一つで「買う」。
その小口投資家たちの引きこもごもが、興味深かった。

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ゆき@おうちの中の人

3.0四分の虫にも五分の魂

2024年12月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
今の市場の動きは不可解になっている。
異常で行きすぎた空売りの実態を委員会の皆さんに、ぜひ追及してほしい。
円滑な取引を妨害していることを問うべきです。
金融市場は荒れている。
本来、市場は誰にとっても公平で、知恵と運で財を築ける場所であるべきだ。

「見切り千両」とか「買いは家まで売りは命まで」などなど、数多(あまた)の格言が言い伝えられているというのも、投資(株式投資)という世界は、それだけ危険の多い、その意味合いでは厳しい世界なのだとも思います。

そういう厳しい世界でも、ただでさえ少ない手持ちのお金を少しでも有利に…否、ただでさえ少ないお金だからこそより有利に運用したいという個人投資家―。
それぞれの個人の思惑や知識・経験の不足もあり、ともすればdumb(ばかな、間抜けな、鈍い)といった大口投資家(ヘッジファンド、機関投資家)からは批判されがちな個人投資家たちの切ない思いが、スクリーンからも滲(にじ)み出て来るようでした。

その点で、「いつもは豊富な資金力をバックに空売りで大儲けしているヘッジファンドに煮え湯を飲まされてきた弱小個人投資家たちが、SNSを通じて共感し合い、ウォール街の大富豪たちをギャフンと言わせることに成功し、全米で大きな話題となったという「ゲームストップ株騒動」を映画化した実話コメディ」という本作の製作意図も、充分に成功していたと思います。

さしずめ「四分(しぶ)の虫にも五分(ごぶ)の魂」といったところでしょうか。

SNS (インターネット)の拡散力や、ウエアラブル・コンピュータともいうべきスマホの普及で、個人でも、いつでも、そして小口で売り買いの注文ができる時代背景だからこそ、その時代に特有の事象だったのだとも思います。
本作のモチーフになっていた出来事は。

前述の「見切り千両」のほかにも、「空売り」「(空売り株の)踏み上げ」「ダイヤの手」など、その世界(業界)に独特の用語(考え方)などがあって、ともすると取っ付きにくい話題であることは否定ができないのですけれども。

目先の利益に惑わされない固い結束は、個人投資家といわれる彼・彼女たちがいかにヘッジファンドを始めとする大口投資家に、酷い目に遭わされて来ていたかを、如実に物語るものではなかったでしょうか。

その意味で「ウォール街を倒すための個人投資家の革命」という作中の指摘は、正鵠を射ていたとも言えると、評論子は思います。

そして、株式投資というと、どうかすると「ギャンブル」「博打(ばくち)」として受け取られがちですけれども。

しかし、実社会から本当に必要とされている企業に、現時点では充分には活用されていない(遊んでいる)資金を効率よく循環させる作用を営んているという意味では、資本主義社会には欠くことのできない機能であることは、間違いがなさそうです。
(それに対して、その循環から外れた企業を整理する法制度が「破産」という制度)

コミカルな描写の作品なのではありますけれども。
「笑い」を通して、その制度的な意味合いを少しだけ考えてみるためには、上掲の映画のことばは、なかなか意味の深いもの(脚本)だったとも思います。

その点も踏まえると、それなりの良作としての評価が適当な一本だったとも、評論子は思います。

<映画のことば>
「支援金なんて、とんでもないわ。
私が離婚したとき、誰も支援なんてしてくれなかった。」

(追記)
「投資」とか「マネー・ゲーム」とかいうと…。

たとえば一次産業はというと、農業か漁業を連想する人が多いかと思うのですけれども。
しかし、農業と漁業とでは、その体質が大きく違います。

網を起こしてみなければ漁獲高(文字どおりの「水揚げ」)が分からないという、ある意味で投資性の高い漁業の世界では、早くから事業の法人化(株式会社化)が推奨されて来ましたけれども(実際、株式会社○○漁業部を名乗って漁をし、漁船も会社の所有という「ひとり親方」の漁師さんも少なくない。)

反面、農業の世界は、今でも、株式会社がお嫌いの様子です。
(農事組合法人などのメンバーにはなれるようですけれども、株式会社が農地を直接に取得することは、今でもできないようです。)

国民の食糧を生産する産業である農業が、資本の論理で投資の危険に曝(さら)され、いわゆるマネー・ゲームの標的にされてはかなわないという政策的な考慮のようですけれども。
その背景には、農業(畑作)は、作物の生育状況を人が直視下に把握できて、不作にも、ある程度の手を打つことができるという、その(漁業と比較した)違いがあるのだろうとも思います。

「投資」ということには、上述の漁業の例とおり、その事業が必然的に内包しているリスクを分散化して、本来は危険性が高くて事業化が難しい事業を現実に事業化させるという作用もあるようです。

実際、日本でも終戦直後は、マルハ(大洋漁業 日魯漁業と統合して現・マルハニチロ)やマルちゃん(東洋水産=「あなたと私、二人でおいしい」のダブルラーメン(北京ふう塩味)が当たり、今では即席麺・カップ麺のブランドとして有名ですが、元は歴とした水産会社)などの株式会社がたくさんの資金を集めて大きな船団を組織し、鯨などを捕って国民の動物性タンパク源を支えたりしていました。

漁業が事業化されることで、国民は、より安価に魚を食べることで動物性タンパク質を摂取することができるようになっていることには、多言を要しないとも、評論子は思います。

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talkie

2.0結果オーライというだけで、特に心を動かされるものはなかった。 元々...

2024年12月15日
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結果オーライというだけで、特に心を動かされるものはなかった。
元々安い銘柄なら潰れない限り値上がりする可能性の方が高いだろう。

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省二

4.0株投資大国アメリカらしい作品

2024年12月12日
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鑑賞方法:VOD

一般生活者がスマホで株を簡単に買うシーンは、日本との違いを感じる。
日本は預金好き、アメリカは株式好きと言われることが多いが、NISAの影響もあり投資に興味を持つ人が増えている。SNS利用率80%の日本でも同様な騒ぎになることもあり得る。

空売りしていたヘッジファンドに、個人投資家は勝てるのか?が見どころ。

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ホンマサ

3.5シンプルに題材が面白い

2024年10月14日
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ヌル

煽りにご用心

2024年9月17日
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鑑賞方法:映画館

 莫大な資金を背景に空売りを続けるヘッジ・ファンドに対して、大した財産もない一般投資家が人数の力でその株を買い続け株価を高騰に導き、遂にはファンドに大損を蒙らせたという2021年にアメリカであった実話に基づく物語です。

 経済音痴の僕は、ウォール街のマネー・ゲーム映画にはいつもついて行けなくなるのですが、本作は「信用取引」と「空売り」が分かっていれば何とかギリギリ理解できました。でも、最後に「踏み上げ」なる言葉が出て来て混乱してしまいました。

 でも、2021年の出来事を早くも娯楽映画にするのですから、アメリカ映画界の力強さとフットワークはやっぱり凄いな。

 そして、「所得倍増」をいつの間にか「資産倍増」にすり替え、「投資しよう」と叫び続ける岸田政権の煽りにはやっぱり用心だなと思った次第です。

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La Strada

3.5鑑賞動機:ポール・ダノは過小評価されている9割、あらすじ1割

2024年8月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

金持ちへの妬み/やっかみは(私自身も含めて)少なからずあるとは思う。それが資本主義の市場のルールだと言ってしまえばそれまでなのかもしれない。そのルールの中でなされたことを、自分たちに都合が悪いからといって、捻じ曲げようとする。そこに腹が立つし、一矢報いようとする人に快哉を送るのだし、自分もそこに加わろうとするのだろう。
もしフィクションだったらもっと盛って、カタルシスが大きくなるような構成にした方が楽しいとは思うけど、仕方ないか。ポール・ダノ以外も敵役含めて曲者揃い。色々な人物の視点で描く構成もよかった。

「空売り」の仕組みがなかなかイメージしづらいけど、
「株を借りて売る」「売った株は必ず買い戻さなくてはいけない」ということらしいから、たとえば買い戻す時に売った時の10倍の価格になっていたら…、あとはわかるね?

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なお

2.5いい題材なのに映画の作りがちょっとダムでした。

2024年8月9日
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いい題材なのに映画の作りがちょっとダムでした。

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KQ

3.0実話物が大好きな自分としてはかなり点数は低め。 うーん、なんでだろ...

2024年8月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

実話物が大好きな自分としてはかなり点数は低め。
うーん、なんでだろー?
なんか盛り上がりに欠けるというか………・
ただそれが事実なのだとしたらしょうがない。実話ですから。
色々考えてみたのだが、映画の冒頭部分が、すでに株の値上がりして、大口が焦っている場面から始まるのだが、自分的には、大口の金持ち達が大儲けをしてセレブの生活をしている場面をもっと強調してほしかったな。そうすれば、その後の暴騰で資産を失っていく場面がもっとスカッとしたのかもしれない。

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ポケ

4.0貧者の小口投資家を侮るな‼️

2024年7月10日
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鑑賞方法:VOD
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琥珀糖
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