ロボット・ドリームズのレビュー・感想・評価
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ああ、悲しい。ああ、悔しい。幸せになって欲しい。
途中まで、ゆっくり、たるいシーンもあるはなーと思ってたが、ラストシーンで号泣。
もっと細かいところを観ていろいろ発見したい。
with or without you
ヒューマントラストシネマ渋谷で鑑賞
水曜サービスデーでしたが空いてました
エンドロールをみてスペインフランス合作と
知ってふーんとなりました
公開館数の少なさから大ヒットはしなさそう
手放しでは大絶賛はできないが良策
ラスト5分は必見
予告見ないで行った方がいいかも
NY在住のDOGさん、孤独だったのが ロボットを購入し、かけがえの...
NY在住のDOGさん、孤独だったのが
ロボットを購入し、かけがえのない親友になり。
海水浴に出かけたら、錆び付いて動けなくなり、
動かせないままビーチの季節が終わり、離れ離れになり
それでも互いを想う様子。
物語も絵も、極限までシンプルで、わかりやすく。
表情があまりに豊かで、感情が伝わってきて。
人間の物語よりも感情移入して観たように感じます。
あの名曲 Earth, Wind & Fire "September " が、物語が進むにつれ、深い意味を持ってきます。
かつては、アゲアゲ!アップテンポ!な曲としてしか聞いたことが無かったですが
こんなに、もの悲しさを伴った聞こえ方になるのかと、映画みながら涙している自分に驚きました。
DOGさん&ROBOTさんにとっても、NYの街にとっても、9月は明るい意味だけではないですね…。
セリフがないことで伝わる心情
最近の作品は、何もかも口で説明してしまう、という話を聞いたばっかりだったせいか、表情とボディランゲージで心情の全てを伝えるこの作品が心に深く刺さった。
描かないものは存在しないアニメーションの世界だからこその良さがある。
80年代ニューヨークが舞台だとしたらメッツがヤンキースタジアムで試...
80年代ニューヨークが舞台だとしたらメッツがヤンキースタジアムで試合してるのはおかしい、インターリーグまだはじまってないから(あの世界ではワールドシリーズでサブウェイ・シリーズが実現してた可能性もありますが秋ではなかったですよね)。まあ、そんなところしか気にならなかった傑作ですが。
ラスカルおじさんの車のボブルヘッドはダリル・ストロベリー、ヤンキースのピッチャーはロン・ギドリーがモデルですかね。
EW&FのSeptember!最高
予告編を観て気になった海外のアニメ作品
もしかしたら、ストーリー次第では観ながら泣いてしまうかも思ったけど、悲しさから泣くより心がギュッとなるような切なさが勝った
全編を通して音楽や効果音、ため息などはあるけど、言葉は発しないので、字幕もない作品。シンプソンズやサウスパークのような2Dな絵は海外アニメを強く感じるが、とにかくストーリーが好みな展開で、これは観て良かった。
ワンプレートのグラタンみたいなやつをレンジでチンして、TVを見ながら1人ご飯。DOGの悲哀を感じる。
場内も9割くらい入っていて一部ではパンフレットも完売しているような人気ぶり。パンフレットはロボットの梱包段ボール模様で、ちゃんと作られてる印象
9月
80年代のニューヨーク、独り暮らしの犬と友達ロボットが実写ではないからこその寓話的な世界に引き込まれました。シンプルな物語に散りばめられたエピソードが自身の思い出とも重なり、懐かしかったり、ほろ苦かったりします。挿入歌のEW&Fの「September」はクリスマスに9月を思い出す歌詞なんですね。今作にもぴったりな気がしました。
アジアでは日本以外の放映が無理か…
今年414本目(合計1,505本目/今月(2024年11月度)20本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
※ 政治思想論の話がちらほら出ますが、レビューのためであり、それを誰かに押し付けるものではない点は断っておきます。
さて、こちらの映画です。
テアトル梅田(旧シネリーブル梅田)で、いわゆる無声映画が2週続けて(先週はゴンドラ)というのは珍しいかなといったところです。大阪市では専門というほどではないですが、無声映画に活弁士(無声映画のころに声をつけていた職業をいう。今でも古典的な映画に付随する形で伝統芸能としても残る)がつく映画館として多く放映されるところとしては、シネ・ヌーヴォさんが有名ですね。
前の「ゴンドラ」はグルジア(旧ジョージア)という山岳地帯をメインにゴンドラを描く本当に無声映画だったのですが、こちらはやはり無声映画である一方で、一応にもスペインほかヨーロッパ各国の合作扱いですが、70年か80年のアメリカが舞台といったところです。
結論からいうと、ストーリー自体は無声映画であっても理解がしやすいように展開が配慮されていてわかりやすいし、理解に混乱をきたすところは少ないといったところです。ただ「日本基準で見ると」気になる点は幾つも残ります(この点後述)。映画の趣旨としては、ロボットとの友情は成り立つかなど、古典的な論点がメインになりましょうが、それを無声映画という「伝わりにくい形」で挑んでその点についてはほぼ誰でも同じ理解ができるという点においては良かったところです。
採点は以下まで考慮したものです。
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(減点0.2/英語に関して求められる知識が高すぎる)
この映画はセリフすらないので字幕もありませんが、街を散歩するシーンほかいくつかで看板などの日本語訳は出ます。ただ、この点、「ホテル」や「閉店」など、英検でいえば3級レベルの初歩的なところにつきながら、かなりレベルの高い語彙にはつかなかったりとバラバラで英語力勝負になっているのがきついです。
(※) 代表例が pawn shop で、「ポーンショップ」(「ポーン」は、チェスで最弱の駒。将棋でいえば「歩」にあたるコマ)ですが、 pawn には「担保」や「質草」の意味があります。つまりこの店は「質屋」です(映画内では質屋に行くシーンはないが、この店は何度か出てくるだけは何故か何度も出てくる。何屋であろうが関係はないがかなりの方がわかりにくいのでは…)。
(減点0.5/アジア内では日本以外での放映がかなり難しい)
この点は以下に書くところですが、「妙なところで」政治思想の入った映画であり、この点配慮があったのか不明ですが、どう考えてもヘンテコです。
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(減点なし/参考/海外のチャイナタウンと漢字表記)
映画のストーリー内でアメリカのチャイナタウンに行くシーンがあり、そこには「賣店」と書かれています。このお店は要は日本でいえば「売店」なのですが(この店で購入する品物はネタバレ回避)、当然お店なので仕入れが必要ですが、 made in china (中国産)と登場します。そして「賣」は日本では「売」にあたる繁体字です(簡体字ではない)。
このことから2つの解釈ができますが、いずれもヘンテコな理解になります。
(1) チャイナタウンで繁体字が使われるケースそれ自体
これ自体は、第二次世界大戦前に中国から各国への移住者が使用しているケースがあり、それは現在でも同じです(いわゆる「華僑/華人」と呼ばれる方のカテゴリ)。これらの人「どうし」の会話であれば当然繁体字でも通じますが、「中国産」である以上品物は中国(狭い意味での中国)から輸入しているわけで、一方で中国大陸においてのこの字は「卖」であり、異なる漢字字体でのコミュニケーションはかなりの困難を伴います(ある程度の長文であれば、前後関係から類推できることもある。このことは、簡体字や繁体字でかかれたある程度の長文があれば、前後関係から意味を類推できるのと同じ。逆に文字数が少なすぎると類推できない場合が多い。よって、ニュース記事等長文になればなるほど意味を類推しやすくなるといった妙な逆転現象も起きる)。
(2) いわゆる台湾の方のチャイナタウンの場合
何もチャイナタウンは中国本土の方だけが形成したのではなく、戦中戦後に台湾籍の方で作られたチャイナタウンもあります。その場合、「賣店」はその通りです(よって「売」は、日本、台湾・中国の3つで字体が異なる)。しかしそうであれば made in china は「台湾を含む中国」と解釈せざるを得ず、実際に輸出入が絡む国産表示においてはトラブル防止のため国の争いがあっても「実際の地名通りに書く」のがルールなので(日本は国として台湾を認知していないが、一方で台湾料理のお店や台湾アンテナショップ等の品物として産地表示をする場合は「台湾産」かmade in taiwan でないと通らない。このことは貿易に関する条約に絡みますので各国共通)、china に taiwan を含めて解釈しないと変な状況になりますが、それこそ政治思想を押し付ける行為です。
ただ、映画の監督や多くの方は、おそらく「中国・台湾の領土問頼」や「国としての認知問題」は知っていても、「チャイナタウン」を表現するためにそう出してしまったのだと考えるのが妥当であり(この映画でそのような理解まで監督やスタッフ他に求めていたらとてもではないが求められる量が多すぎて無理)、「結果的に」何がどうなってるのか(多分、日本では気が付かないか、気が付いても「あの問題か」で済むでしょうが、中国台湾はもちろん、依存関係が高い韓国やシンガポール他ではいろいろ圧力がかかりそう)察する必要があり、この映画は「そういう意味で」変な部分に踏み込んでいる点は誤解がないようにしてほしかったです(どういう解釈をしてもこの部分はおかしくなる)。
セプテンバーで泣くとは
思ってなかった…
最初は部屋にスターウォーズやウルトラマン関連のフィギュア?があることとかに興奮!
終始、ミッケ的に過ぎゆく人々や風景も楽しく見れる作品。
正直60分でも本質的な良さは変わらなかったかもなとは思うけど、子どもや大切な人とゆっくり見たい作品でもある。
ララランドぽさもあり好きだった。
過去は失敗じゃない
ぐわぁぁぁぁああ......。
セリフ無しでこんなにも心をえぐってしまうのかぁぁぁ....😭挑戦的なことするなぁと思ってたけど、ここまですごい映画になるとは。見せるメッセージ。本当に大切なことは、言葉にしなくても、心で伝わる。新解釈・September。洋楽でいっちばん好きなこの曲が、こんな形で映像化されるとは思ってもみなかった。
めちゃくちゃに食らってしまったんだけど、お涙頂戴的な展開にも、無駄に泣かせるような作りにもなっていないのが最高にいい。あぁ、全てがいい。グダグダ言う前に一言。キミ(本作)のことが好きだぁぁぁぁあああ.....!!!!
もうね、何が好きかって、これ完全に自分のための映画だったんだよね。共感の嵐。鼓動の暴走。感情の波の氾濫。うわうわうわ、あったあったこんなこと。え、今までの自分監視されてた?世界中の人、自分と似た経験たくさんしてるんだな。
有難いことにいまは何の不自由もない、幸せハッピーな日々を送っているんだけど、もし自分が困難にぶつかったり、大きすぎる壁が立ちはだかったりした時にこの映画を見たら、あ自分はひとりじゃないんだとすごく勇気づけられると思うし、間違っていないんだと心を落ち着けることが出来ると思う。大袈裟じゃなくて、ホントに。今後、この映画は自分の心の中に残り、寄り添い続けてくれるだろうし、いざという時は居場所になってくれると思う。
世の中にはいろんなひとがいるし、この映画においても個性豊かなキャラがたくさん出てくるけど、やっぱり自分は主人公のワンちゃんに大共感してしまったし、もはや鏡越しの自分にしか見えなかった。魚釣りのシーンなんかヤバい。ふと魚に感情移入したとき、あれ、いま何やってんだろうと我に返って、ものすごく心が苦しくなって、そっと今までいた場所に返してあげる。
釣りだけに限らない。別に偽善者ぶってるわけではないし釣りが好きな人を否定しているわけじゃないけど、客観視した途端いまとんでもないことしてると罪悪感に苛まれて、その場を逃げたくなること、これまでの人生に何度もあった。こんな矛盾した感情自分だけだと思っていたけど、全く同じ心を持った人物にこんな形で出会うなんて、そしてこの映画を通してこんなにもたくさんの人がいるなんて、驚きだった。同時に、なんだか救われた気分になった。
いやーでもね、すっごいわかるよぉ〜。(誰)人生で一度は、自分の先を行く、前を歩く人に憧れて好きになってしまうし、いまでも何気なーくそういう人のことを思い出してしまう。好きと尊敬は結びつくことが多く、尊敬の意のカッコイイ!は恋愛感情に発展しやすい。アイドルを好きになるのも同じこと。
でもね、自分の前を行ってるということは、自分はその人のことを追いかけ続けなければならないわけで、相当の気合と根性が必要になるのよ。それってやっぱりめちゃくちゃキツくて、どうしても性格や価値観の違いが生まれてくるし、いつか追いつかず、相手が遠く先に行ってしまうことがほとんど。一方で、同じ歩幅で、同じ並びで歩いているロボットは、人生を共にしたい最高の相手なんだよね☺️
September。この言葉がこんなにも情緒深いと思えたのはこれが初めて。
夏の終わりであるこの月は、心にぽっかり穴が空いたような、どこか寂しい気持ちになる不思議な期間。暑いのは大嫌いだけど、過ぎ去ったら少し寂しい。失って気付く、あの時の思い出。夏の一時を共にしたあの人との会話や出来事を思い出すワンちゃん。そして、同様にあの頃の平穏な日々を振り返るロボット。そんな彼らの頭の中を覗いているような作りになっている。そう。過去を振り返る時って、楽しかったことよりも、辛かったり悲しかったことの方が鮮明に覚えているもので、夏の終わりと同じように、思い出した時すごく虚しく心が痛くなってしまう。
それでも、過去は失敗でもなんでもなくて、いまの自分があるのは間違いなく過去の自分がいたから。笑い話や最悪の思い出だとして、他人に伝えて消化しがちだけど、過ちを犯しても間違った選択をしたとしても、それは必ず自身の経験として積み重なるし、いまの自分を形成する、大事な要素となる。
だからこそ、前を向いて歩みを進めたり、時には立ち止まって周りを見渡してみたりすることで、新たな出会いが生まれて、過去が生きる場面が突如として現れる。頑張りすぎな今を生きる全ての人々に送る、最高に暖かいエール。いまを大切にしよう。ものすごくシンプルだけど、ここまで強くそのことを感じたのは、未だかつて無い"経験"だった。
アニメーション、音楽、演出、構成、色彩などなど、色んな要素が完璧に合致しているものすごい映画だけど、脚本が良すぎてそこまで語りきれない。その先に込められた強いメッセージに心がぐちゃぐちゃになるほど響いてしまった。
追うもの、追われるもの。待つもの、待たれるもの。思い通りにいかないのが人生で、それにもがき、苦しみ、辛く悲しい思いを抱くのも人生。でも、そんなことがあるからこそ、前を向いて歩いていきたい。時には振り返ってもいい。後ろに見えるのは過ぎ去ったものではなく、自分がここに至るまでの道のりなんだから。
出会いと別れ、そして新たな出会い
評判のよさでほぼ事前情報なく拝見しました。
社会の中で一人で生きることは難しく、とはいえ、出会って巡り会えた関係を維持し続けていくことも簡単ではない。
そんな当たり前の話をシンプルな絵柄のアニメーションと限定された表現手段ながら、実に見事な映像作品に仕上げています。
逆にいえば、外形的に素朴に見えるからこそ、考え抜かれ練りに練られた表現で尊いストーリーを紡いでいきます。
ぜひ劇場で見て欲しい。
素晴らしい作品です。
単純なかわいい話ではなくビターな味わい
キャラクターがシンプルなんで単純なかわいい話かなあ、という先入観で観たけどなかなかビターな大人な味わいの泣けるいい話であった。
映画には訳が出てこない(全編セリフない訳もない)んだけど、観た後テーマ曲Earth, Wind & FireのSeptember の歌詞を見ると味わい深い
窓から もしやと見下ろした場面 竹内まりあの「駅」を思い出しました。
セプテンバー いい曲ですよね。
ライブハウスで良く聞く 好きな曲です。ノレます。°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
「覚えているかい??」
友達のいない犬と 感情表現豊かな ロボット 笑えました。
楽しい日々が 長続きしないのは 人間も同じ
苦楽を共にしてこその 友情が芽生えたり
なかなか良い ストーリーでした。
80年代のニューヨークの街がリアルに描かれていて、どこか懐かしく、...
80年代のニューヨークの街がリアルに描かれていて、どこか懐かしく、温かく、そして切ない。大人になると誰もが経験するような孤独、出会い、別れを、擬人化したユニークな動物たちとロボットが演じたドラマチックな展開が胸を打つ。まさかEarth, Wind and Fireの『September』で泣かされるとは…。そしてたくさんの映画愛、サブカル愛が詰まっていて、見落としているオマージュも多々あるはず。ドッグの部屋の窓際にはマジンガーZ、アライグマの名前が"ラスカル"だったのは、日本アニメへのリスペクトかな?監督もジブリや手塚治虫の影響を受けていると公言している。目玉のゲイラカイトも懐かしい!アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート。
宝物の日々
1980年代のニューヨークのマンハッタンを舞台に孤独なドッグが通販で購入した”友達ロボット”をみずから作り上げ友情や絆を深める様を描きだす。リズミカルに動き出す宝物のような日々の輝き。またセントラルパークやエンパイアステートビルなどロケーションも相まって非常にロマンチック。何よりも設計されたディテールのきめ細やかさに胸を打つ。アニメーションながら芸術の奥深さや丹念に紡がれた物語のフィールドに没入する。制約を排したロボとドッグを人間に重ねて観る刹那的メタファーはもちろんのこと、デジタル社会に疲弊し蔓延する現代にこそ枯渇した人間の心を潤すビタミンが含まれていたように感じた。
これほど切ないアニメだとは…
予備知識全くなしで鑑賞
セリフなしでも80年代ニューヨークの環境音MIXで自然に世界に入れました
こんなにセプテンバーで楽しんで泣ける映画はなかったのでは?
制作期間5年かけた情熱に感服します
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