「映像は良いんだけどなぁ」ロボット・ドリームズ クロイワツクツクさんの映画レビュー(感想・評価)
映像は良いんだけどなぁ
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ロボット物を二つ見たので、そういえばこれもあったな、と、まだ上映しているところがあるかどうか調べたらあったので、見に行ってみた。
映像はきれいだね。背景は鈴木英人の絵が3Dになったみたいで、妙に懐かしい感じ。と思ったら、ブラウン管テレビでレトロゲームやビデオテープとか思いっきり’80年代だった。
音楽は、Earth, Wind & Fire ですか。’80年代に青春時代を過ごしたおっさんのためにつくられたような映像と音楽ではあった。
ここまでは良いんだが、ストーリーがどうにも凡庸で、無理やり別離を描くために作ったような設定が鼻につく。どっかで見たようなお話、という感じ。
どうせなら、ロボットと犬の一年を四季にわけてオムニバス形式にしてそれぞれテーマ曲を付けたりすれば、それはそれで楽しめた気がする。無理に通しのストーリーを入れた感じで、ロボットなんて所詮家電製品扱いなんだよ、ということでも言いたいのか、と思ったりもした。原作があるようだが、それはどんなものなのか知らないので、映画をみただけの感想になるが。
ところどころ目を見張るような映像センスにあふれた映画だっただけに、ストーリーは間延びしていて、結構長い映画だな、と、途中で思ってしまったのが残念だった。
映像に4.5点、ストーリーが2.5点で、割って3.5点という感じ。ノスタルジックな映像と雰囲気は良かったんで点は甘目だ。
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