劇場公開日 2024年11月8日

「何のメタファーかは観る人次第。」ロボット・ドリームズ るか吉さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5何のメタファーかは観る人次第。

2025年3月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

人生だなぁ…としみじみしてしまった。
セリフが無いけれど、アニメーションだけで全て伝わる表現もすごいし、老若男女誰でも楽しめる作品ではあるけれど、大人ほど染みそう。
ララランドとかパストライブスを思い出すというのも分かる。

でも「ロボットを購入する」という点にモヤモヤする人がいるのというのも分からなくはない。

私は友情や恋愛という見方で観てしまっていたけれど、よくよく考えると、ロボットは所有者・保護者を選べないから、ペットと飼い主とか、親子の関係にも重ねられるし、そう思って観ると印象も大分変わってくる。

観る人によっていろんな見方ができるのも味わい深い。

また、個人的にはラピュタのロボット兵を意識してるのかなと感じるシーンもあったり、80年代の懐かしさが詰め込まれていたり、音楽の素晴らしさを改めて感じたり、何回でも観たくなるような作品だった。

るか吉