「こういう映画、好き!」ロボット・ドリームズ ひゃくさんの映画レビュー(感想・評価)
こういう映画、好き!
久々に映画館で泣きまくった。声を殺して、ハンカチに顔を埋めて泣いてたら、ハンカチがちょっと臭いことに気づいた。
まず何と言ったって、音楽がいい。
私の一番好きな洋楽、セプテンバー!!
だってね、歌い出し"Do you remember?"なんよ!もうこの映画に最高にピッタリじゃん。わたしもピアノで弾けるようになりたいって思った。
そしてこの映画タイトル、ロボットを買う夢って意味かと思ってたけど、そうじゃなくて、ロボットが見る夢ってことなのかな。
たくさんの夢の中が出てきて、めっちゃポップだけどめっちゃ現実的。ディテールがすごい。二頭身のポップさでは表せないディテール。ちょっとしたことなんだけど、例えば、急いで家のドア開ける時ってチェーン外し忘れがちだよねとか、ご飯食べててチーズめっちゃ伸びたら立っちゃいがちだよねとか、取るに足りないけどちゃんと生活って感じがして良かった。
あと、雪だるまがジュース吸ったらかき氷になるよねきっと、とか犬がキャップ被ったら垂れ耳は収納するよねきっと、とかまあ、現実にはないけどあるとしたら確かにそうだよねってニヤニヤしちゃった。
ストーリーのラストは、なんで?友達なら声かければいいじゃん!!!ってめっちゃ思ったけど、きっとそんな単純な感情じゃないんだろうな。お互いにもう大切な人がいて、でも過去の思い出はいつまでもキラキラと心の中で輝いているんだよね。
ララランド?花束みたいな恋をした?いろんな映画を思い出しちゃったよ。
友情映画だと思っていたんだけど、ロボットと主人公の間には、友達以上の厚みがあるのかしら。
とにかくいい映画だった!泣こうと思ってなかったのにめっちゃ泣いちゃった!
なんてったって人間関係はまず笑顔と視線と視線を合わせること!って再認識!