「チャップリンには叶わないさ!」ロボット・ドリームズ カツラギさんの映画レビュー(感想・評価)
チャップリンには叶わないさ!
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昔、チャップリンの映画のリバイバルをやっていた頃に何本も観に行ったことを思い出した。
しかし、新しい無声映画はつまらない。昔ほどの鮮烈な想いはなかった。チャップリンじゃないから?だろうな。もちろん「September」の曲は良かった。
1980年代、ニューヨークの風景、ツインタワー、当時のアメリカに何も思い入れの無い私にとってはつまらない話が繰り広げられ、最後は嫌な方のエンディングで終了。悲しくて泣かされた。
夢見るロボットは最初の御主人様を幸せに出来ませんでした。次に寂しさを埋めるロボットを身代わりとして買ったけれど、最初のロボットの素晴らしさを思う心は埋まらないまま大したことのない身代わりロボットと生きていくことになりました。ロボットもラジカセボディに改造されたりして復活させてくれた新しい主人に恩義を感じ、昔の御主人様の下へは帰りませんでした。なんて切なすぎる、悲しい結末は嫌いでした。
人それぞれ想いはあるだろうから感じ方は皆違うでしょうけど、私はニューヨークに思いはないし、別々に生きていくエンディングに共感はしません。
私は主人公が新しいロボットに「やっぱり最初のロボットが忘れられないから御免」と謝り、ロボットは復活させてくれた新しい主人に「最初の主人の為に戻らせて」と懇願して説き伏せて、主人公とロボットが感動の再会をして末永生きていくエンディングが観たかったので評価は低いです。
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