「楽しい。切ない。 ひと夏の友情と想い出を胸に、これからもそれぞれが生きていく。」ロボット・ドリームズ ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
楽しい。切ない。 ひと夏の友情と想い出を胸に、これからもそれぞれが生きていく。
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大都会ニューヨーク、一人暮らしのドッグは通販でロボットを購入。
共に暮らす毎日に、二人の友情が深まっていく。
ある日、二人で海水浴を楽しんだが、海に入ったことでロボットは動けなくなってしまう。
ロボットの重量は重く、とてもドッグが素手で動かせる程ではないため、その日は泣く泣く置いていくが、次の日工具をもってビーチに来ると閉鎖され来年の夏まで立ち入り禁止に。
果たして二人の友情は?ロボットの運命は?
普通だと、数々の心温まる出会いと偶然から、ロボットはドッグと再会。
めでたし、めでたし、となりそうなところ、今それを改めて作っても意味ないか。
砂に寝ている間にロボットが見る夢が切ない。
ドッグは新たな出会いがあるも、それもひとときのこと。
二人はそれぞれ別の人生(犬生とロボット生)を歩んでいく。
生きていればいろいろあるよね。
永遠に一緒に居られない。
出会いと別れを繰り返し。
それでも生きていく。
でも、あの夏のひと時は忘れない。
「セプテンバー」が最高。
終盤に、別々の場所で踊るシーンが最高。
他にもタップやコーラスなど音楽が素晴らしい。
セリフが一切なくても何の問題も無い。十分伝わってくる。
絵柄も微妙に素朴で。
想像以上に切ないお話でした。
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