劇場公開日 2024年11月8日

ロボット・ドリームズのレビュー・感想・評価

全195件中、1~20件目を表示

4.0ノスタルジーを誘う、ロボットと犬の友情物語

2024年11月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

海外アニメ映画は、おもにディズニーやピクサーしか見たことはなかったので、スペイン・フランス合作映画ということで、今回は興味津々でこちらの映画をチョイス!

無声映画に近く、はじめは少し戸惑いましたが、だんだん映画の世界に引き込まれていくうちに、余分な音はいらないとさえ思えてきました🙄

セリフがない分、キャラクターの表情や擬音により敏感になります。犬やロボットの表情に一喜一憂しながら、この先どうなるのか予想しながら観ていくと、なんとラストは?!
若干、思った展開と違いましたが、これはこれでありなのかとも思いました。

今年見観た映画の中で、一番優しくてちょっぴり切ない映画だったかもしれません。

日頃の忙しさに、疲れ切っているあなたにオススメ🧐
どこかノスタルジーを誘う

この冬一番優しい物語

コメントする (0件)
共感した! 10件)
ななやお

4.5日本人にとって馴染みやすい題材

2024年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ノスタルジックな雰囲気なんだけど、これからの未来に向けて重要な何かを描いたかもしれない。人間の孤独化は進んでいるし、ロボット工学やAI技術は発展していく。これからの人間は、ロボットとの共存という可能性を本気で考えないといけないかもしれない。日本国内で意外なヒットとなっているが、「ドラえもん」を見て育った国民的には、他人事ではないテーマという感じがする。
不意にビーチが閉鎖されて、突然の別れとなってしまう犬とロボットだが、どちらも不思議な巡り合わせで大切な人と出会う。あの別れがなかったら、この出会いもなかったかもしれないと思うと、2人にとって何が幸いなのか。
人生はそういう別れと出会いの連続で、そんな当たり前のことが犬とロボットでカリカチュアされた結果、すごく新鮮なものとして浮かび上がってくる。
観ていて、「昔の友達どうしてるかな」みたいなことを思わせる作品なのだ。数年来連絡のとってない友人に連絡したくなる作品だ。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
杉本穂高

3.0ほのぼのしたイメージでありながら、よく考えると現実的なメッセージが散りばめられている。

2025年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

犬とロボットの交流と、そこからうまれる生活の変化。
セリフなし(うなったりはする)で物語を成立させているのはすごい。

1980年代のニューヨークが舞台のアニメ。
主人公は犬。ひとりの暮らしに寂しさを覚えて通販でロボットフレンドを購入する。自ら組み立てたロボットと外出するようになり、生き生きとしてくる。
夏になり、海に遊びにいく。ひと泳ぎしてから砂浜で昼寝。犬が目覚めるとすっかり日が暮れていた。ロボットを起こし、ふたりで帰ろうとするが、ロボットは体がさびてしまい動けなくなっていた。
犬はその日は帰って、再びロボットを助けに戻るが海水浴シーズンが終わって砂浜は閉鎖されていた。

LGBTを意識した作りなのかわからないが、友だち以上の感情であることは間違いない。しかし、他の人間にとってはロボットはただのロボット、金属の塊という扱いになっている。こういう設定は現実的だ。人間同士でも友だち同士は大切にするが、無関係な人はそんなものだろう。多様性の時代とはいえ、誰もが理解しあうという世界になっていない。

街並みのショットで、いつもツインタワーが描かれているのはなぜだろうと思っていたのだが、監督が「この映画は、もう二度と会うことのできない大切な人々へのラブレターとして作りました」とコメントしていることと、アース・ウィンド・アンド・ファイアーの「セプテンバー」が繰り返し流れるので、911を意識しているのだろう。

ペタっとしたアニメで人間が出てこないファンタジーな作りでありながら、内容はけっこう現実的だった。
このあたりの規模の作品が増えてくれると、また映画を観る楽しみが増えるので良い。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
あふろざむらい

3.5ボート借りて海から救助に行けなかったのかなぁ

2025年1月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

単純

ニューヨークで暮らす孤独な犬は自分の友人が欲しくてテレビで観たロボットを注文し、組み立て、そのロボットと一緒に色々な所に行き、友情を深めていた。夏になり、犬とロボットは海水浴へ出かけたが、海水に浸かったロボットが錆びついて動けなくなってしまった。ロボットを持ち帰ろうとするが重くて運べず、日を改め、工具を持って行き修理しようとする犬だったが、海水浴場はシーズンが終わり閉鎖されてしまい、来年の6月1日の海開き迄入ることが出来なくなった。ロボットを置いたまま犬とロボットは離ればなれになってしまい、ハロウィンが過ぎ、冬が来て雪が降り、春になり・・・さてどうなる、という話。

セリフ無しで擬人化した動物の住むニューヨークで、孤独な犬が寂しさを紛らわそうとロボットを購入するのだが、ストーリーは単純だからセリフは無くてもわかる。
穴の空いたボートで沖から来た奴らみたいに、陸側から海岸に入れてもらえないのなら、ボートを借りて海から救助に行けばよかったのにね。
海開き前に鉄クズ集めに見つけられ、売り飛ばされた時は絶望的に悲しかった。どこから来たのか、陸側からあの海岸に行ける人(動物)も居るんだ、とは思ったが。
その後、アライグマが買い取って修理してくれて良かった。
でも、その時には犬はもう新しいロボットを買ってたんだよね。
そこも悲しかったかな。
ずっと流れてた、アースウィンドアンドファイヤーのSeptember、いい曲だなぁ。懐かしかった。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
りあの

4.0もう恋じゃん

2025年1月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

これはもう恋の話ではないですか。
きっとこの先こんなふうにAIは繊細なこころの機微さえも学習していくのでは?というある種のおそろしさがつねにあって、しかしなぜそれにおそろしさを感じてしまうのか、複雑で淡くあいまいな恋心をもてるのであれば、それはもうすでにひとなのでは?恋するひとはこわくない、でも機械が(プログラムが)恋するこころを手に入れられてしまうのは、なんとなくこわい気がするのはなぜなのか、みたいなことをぐるぐる考えつつ、でもこのピュアな恋心にどうしても胸をうたれてしまう。

余談ですけど、こういう動物の世界線って服とか靴とかの概念どうなってんのかな、といつも考えてしまう。
モブの動物たちは服着てたけれど、犬さんいつも全裸だったよね・・・

コメントする (0件)
共感した! 0件)
kikisava

3.5GO GET ROBOT!!

2025年1月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
uz

3.5Do you remember?

2025年1月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

かなりシンプルでピュアな映画でした。孤独を紛らわすために通販で購入したロボットと犬との、友情とも恋愛とも言えるような、心の絆のストーリー。

ロボットが見る「オズの魔法使い」の中にも登場するワールドトレードセンターは、ノスタルジックで理想的な世界のイメージのよう。現実にはそれが失われているだけになおさらです。「ロボットが夢見る」というタイトル通り。

ただこちらの感性が摩耗しているせいか、細かいところが気になってしまった。ニューヨークの海岸って、そんなに出入りが厳しいのでしょうか?自分の所有物(ロボットのこと)を紛失してしまったのに、それを取りに入ることも許されないというのは、ちょっと納得いかないような。。。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
wyeth

3.0映画で観る絵本

2025年1月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

楽しい

孤独なドッグとロボットの友情物語。
セリフが無いので作品の世界観を観客に伝わりづらくならない様に作品自体の話しはシンプルでポップでメリハリの効いた内容でした。
すごく感動するストレートな作品ではなかったですが、砂浜で眠ってるロボットに自分の大切な人や過去の悲しい思い出が甦りました。
あくまでも観客主体の作品で、映画で観る絵本の様な新しい表現方法と感じました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
マコト

4.5ツインタワーのあった時代

2025年1月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

わかっちゃいるけどセプテンバー一発でぼろ泣き。ロボットを助けるためにもうちょい別の方法あるんじゃと思ったり、子鳥がロボットとドッグを結びつけてくれるのかと思いきやそれもなく拍子抜けしたが、映画を観終わってからもついセプテンバーを聴いてはふたりが踊るシーンが目に浮かんでまた泣いた。セプテンバー聴く→落涙するパブロフのドッグ状態。

設定は80年代ということだが、ドッグとロボットの関係が単なる友情以上のものをにおわせてくるところに今どき感があり、さまざまな人間関係にも当てはめられるのがうまい。ちなみに血走った目玉柄のゲイラカイトが流行ったのは70年代だと思うけど、そもそもセプテンバー自体が1978年の曲なので、そんなざっくりとした懐かしさも落涙要素になっているのかも。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ジョンスペ

5.0クライマックスのパートナーへの想い、優しさが心に染みますね

2025年1月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
矢萩久登

3.5苦い

2025年1月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

絵柄はかわいですが、内容は苦いですね。
そのバランスがいいと思います。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Pocaris

3.040代独身寂しがりやには響きました。

2025年1月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

でも途中寝てしまった。
やはり会話があることに慣れすぎていると笑いがない無声映画には睡眠導入剤的ななにかがありました。
寂しさ、孤独は他人を欲するけど、それってとても利己的なことだと改めて教えてもらえた映画でした。
お金で買って組み立ててロボットという立場が対等な扱いを受けているところにドッグの孤独を感じました。でも、そのあとはそうじゃないところから始まって、人間の心の穴を埋めるものって一体なんだろうと考えさせられました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ししまる

3.5アメリカ人はあのロボットを行動を見てどう思うのだろう。。

2025年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

セリフは無し。
主人公の犬と友達ロボットの話。
アニメはいかにもアメリカって感じ。

アースウィンド&ファイヤーのセプテンバーが要所要所で流れる。
その他の音楽も良い感じ。

この二人(犬とロボット)の表情が良い。
単純な絵なんだけど、哀愁のある表情をたくさんしてくれた二人。

そんな二人が離れ離れになり、なんとも言えないラスト。
途中、早く助けに行けよと悶々としながら見ていた。

ロボットの思いが分からなかった。。
人間(犬)の方は次のロボットを手に入れているし、人間の身勝手さを表現したかったのかな。
ロボットの感情は、義理人情というのか、遠慮というのか。。
人間のために生きるロボットのあるべき姿を表現しているんですかね。
日本人の感覚に近い感情のような気がするし、アメリカ人はあのロボットを行動を見てどう思うのだろう。。

すっと受け入れられる感じではなかった。
久しぶりに日本以外のアニメでした。
やっぱり違うもんですね。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
はりー・ばーんず

5.0素晴らしい!!!

2025年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

画角がとても面白かった!
お花のダンスシーンの俯瞰とか
シャワーの煽りの画とかキュンキュンした!!

ストロー回っちゃうとことか、新聞の水滴のシミとか、
細部まで拘っているし、背景や装飾など小技効かしてるのに、
ロボットやドッグなどなど、登場人物は単純で判りやすい。
本当に好きで楽しんで作られたこの作品が、
いろんな世界の老若男女たちに届くように、
たくさんの愛を込めて作られていると感じました。

セリフがなくても、音楽や表情や動きで、きちんと伝わってくる。
人とかロボットとか動物とか関係なく
相手を想う気持ちの深さと大切さが心に染みて涙こぼれました。
鑑賞後、とても暖かい気持ちになりました!!

コメントする (0件)
共感した! 4件)
hkr21

4.0孤独と依存と別れと郷愁

2025年1月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

最後まで一つの台詞もないアニメーションの中で唯一の言語はアース・ウィンド&ファイアーのセプテンバー

孤独を埋める道具として買われたロボットと主人公の犬の楽しい日常の中でセプテンバーで踊る2人

「覚えているかい?あの日の事を
今でも君の事を思っているよ」

海に入り故障して捨て置かれる間にロボットが夢を見る

飼い主を思い彼の元に戻る夢を何度も見る

アンドロイドは電気羊の夢を見るのか
アンドロイドに感情はあるのか
飼われているペットに感情はあるのか

ペットを所有物として扱う一部の人間にとっては警告であり、ペットを家族として愛する人間は涙する映画です

そして飼い主とペットを越えた人間の出会いと別れにも通ずる2人の最後

すでに新しいパートナーと別々の道を歩き出してしまった2人の最後の時間

パートナーを悲しませない為に2人が選ぶ新しい道

ラストのセプテンバーが繋ぐほろ苦い郷愁の時
とても泣ける良い映画でした

脚本3.5
演出4
映像3
芝居

2025-N1

コメントする (0件)
共感した! 3件)
TRINITY

2.0人間の身勝手さに気付かされる

2024年12月31日
スマートフォンから投稿

悲しい

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
Cybertkn

4.5一年の最後を飾るに相応しい

2024年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

採点4.3
出会いと別れと、友情を描いたサイレントアニメーション作品。
シンプルな作画だけど実に細かく、窓の外や背景などとても丁寧に描かれています。
またマットなトーンだけどとてもカラフルで、観ているだけで楽しい。
舞台は動物の世界。その社会の中での孤独と、出会いがとてもドラマティックに写されているんです。
トラブルから引き離される二人、希望と共に挟まれるロボットの寂しい夢。
その調子っぱずれの口笛がまた悲しいんです。
また、ずっと作品のキーになっているアースの「September」。
この入れ方も実にうまくて、最初のローラースケートや、離れた場所で二人一緒に踊るダンスのシーンは素晴らしかった。
『覚えているか?9月に踊ったことを』なんて歌詞に載せた二人のダンスはなんて素敵な時間でしょうか。
でも、もう会うべきでは無いと姿を隠すロボット。
楽しかった思い出はそのままに、今のパートナーとの時間を大事にしたい。
友情を描いた物語ですが、それはもう別れた恋人たちのよう。
ずっと涙が止まらなかったです。
一年の最後を飾るに相応しい、とても素晴らしい作品でした。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
白波

4.0映画は言語でもある

2024年12月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 切ない。「えっ、現実じゃないの?」と叫んでしまいそうになる。
 夢(願望)であることを示す舞台転換が、あるときは自然な流れで行われ、あるときは、舞台裏に切り替えることにことによって、観客に意識させるように行われる。
 どちらであっても気がつくと、ロボットに感情移入していて、夢であることを忘れてしまう。

 感情のおもむくままに行動する夢パートと、一歩引いて自分の感情を抑制する現実パート。スペイン人の監督とは思えぬ、日本人的な演出にびっくりでございます。

コメントする (0件)
共感した! 19件)
bion

5.0セリフのない中語られるものは何か

2024年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しく捉えることもできるのだろうけど

個人的にはそのまま素直に見れたかなと

音楽に乗せて
軽やかで楽しげな雰囲気と

ちょっと切なく悲しい気持ちも
アニメーションで表現されていて

セリフがなくてもここまで表現できることに感激しました。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
nana

5.0思いやりあふれる映画です

2024年12月30日
iPhoneアプリから投稿

一件、アニメ?ということで、
ちょっと敬遠されている方もいるかもしれませんが、
こんな心温まる映画はないです。
傷つけられても、自分は傷つけない素敵なストーリーです。
セプテンバーの音楽が明るく切ないです。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
lala