ロボット・ドリームズのレビュー・感想・評価
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そういえばセリフなかったね。
もうあっちで泣きこっちで泣きしてたけど、最後は涙の大洪水。
ロボットの無機質なイメージを覆す、天真爛漫で陽気で優しい彼にすっかり心を満たされたドッグ。
その後の読めない展開の中、最後までロボットの行動に泣かされ続けたわ。あーこの子うちに来ないかしら。
ロボットなのにどうしてこんなに相手の気持ちを思いやれるの!と思うくらい、空気の読める子で彼の目に映る風景が優しくない時苦しかった。
なんでこの題名なんだろうと思ってたけど、観れば納得。
彼をただのロボットだと思ってはいけない。
思考と想像力が超豊かなので、みんな想像もしなかった涙を流すことになると思う。
本当に面白かった、もう一度観たい!!
評価は高い... そんなのどうでもいいけど... 何か?
60年代を代表する Sci-Fi ドラマ 『The Outer Limits』でのレナード・ニモイが出演していた『I, Robot』の冒頭のナレーションより...
God looked upon his world and called it good,
but Man was not content. He looked for ways
to make it better and built machines to do the
work. But in vain we build the world, unless the
builder also grows.
資本主義の象徴とも言える高層ビルの集合体が存在するパラレルワールドを "虚しさ" の象徴とするのか?の問いに作者はどう答えるのかが疑問だけれども... 人ではなくて動物にしたことでその "生臭さ" が取り除かれたのかもしれない。プルトニウムをもてあそぶ『シンプソンズ』的で、そのどことなく不釣り合いな構図とデフォルメには個人的には、ついてけないところがあるけど...
The Tyrell motto ➡
"More human than human"
人は虚しさを忘れるぐらいに次の発展に進まなければ2977人の魂は浮かばれないかもしれません!? 別に映画とは関係がありませんけど... 何か?(『Do Androids Dream of Electric Sheep?』とは別物の『Blade Runner(1982)』より参照)
言葉にできない気持ち
何度も映るツインタワー、繰り返し流れる9月を覚えてる?と尋ねる歌。
この映画にセリフはなく、多くを説明することもありません。でも『うつろう自分の気持ちや行動を責めたり、解こうとしなくて良いんだよ』と言ってくれてるような、優しいとても素晴らしい映画でした。
この映画の素晴らしさをうまく言葉にできなくてもどかしいですが、たくさんの人に見てもらいたいです。
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