緑の夜のレビュー・感想・評価
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日頃、男に腹が立ってて、 ぶっ飛ばしてスッキリしたい人は観てはいけません! 要注意です! 全くスッキリしません! いじいじと細かくオシャレぶってるだけです
抑圧されてきた女性が解放されない、怒りが爆発しない。
終始うじうじと近所をうろついて、
結局男のもとに戻ってきてしまう女たち!
ぶっ飛ばしちゃえばいいんだよ!
二人で遠くに逃げちゃえばいいんだよ!
なぜそうしない!
「テルマ&ルイーズ」なんてとんでもない。
それまでにはまだ100年、いや100万年かかる!
【以下ネタバレ注意!】
誰か教えて!
ラスト、緑の髪の女は、なりたかった犬になりましたとさ。
で正しいですか???
それとも、彼女の白いスニーカーが捨てられてたので、
結局男に殺されてしまったんでしょうか?
観ている最中は、私は後者の解釈しか考えられなかったので、
めちゃくちゃストレスたまりました。
鑑賞後、犬になったなんてパンフやレビューにあったので、
そうなの???
なぜいきなりファンタジー???
結局男にはかなわない。
結局許しを乞うてしまって、許されなかったのだ、と。
ラストは観客の想像にお任せします、とか逃げないでよ!
Liberty
予告の雰囲気が好みのタイプの韓国映画だったので鑑賞。特典はポストカードでした。
良さげかも…みたいなところで寸止めされて、今一つ盛り上がらなかったなという感じの作品でした。シーンごとに良いところはあるのに、物語がそれに追いついていないなぁと思いました。
税関で働く女性と、緑の髪をした運び屋の女性が自由を追い求めていく物語で、このテイストならロードムービーになるのかな?と思っていましたが、あんまりそっちにはいかず、女性の自由を求めて行動するのかなと思いきや別にそんなことはなく、ホテルの行動からして危機的状況下で芽生える愛の話はなんか思わせぶりな感じで、どれもこれも中途半端で何がやりたかったんだろうというのが拭えませんでした。
上映前に警告で性暴力のシーンがあると明記されますが、それHPとかで書いてないと意味なくない?とは思いましたが、そのシーンはガッツリ描かれるので、男性を悪としてこの作品では捉えてるんだろうなと思いました。にしてもこの作品の男はどこか頭のネジが外れてる人ばかり出てくるので、これは監督の偏見が過ぎるなぁと思ってしまいました。
終盤になるにつれて映画としてどんどん盛り下がっていき、緑の髪の女が消えてからの展開は突飛なものが多く、なんだか置いてけぼりにされたなというシーンが多かったです。
なぜか突然出てきた手話の男を殺すまでのシーンなんか、別に殺す必要とか無かったよなぁとか、警察が高圧的な態度で接するところとか、突然拾ったワンコと哀愁漂わせるラストとか、緑の髪の女が死んだかどうかとか、観ている側に全部ぶん投げていたなというところが多くて残念でした。
ファン・ビンビンの圧倒的オーラがとても好きでした。どこか寂しげな表情が本当にリアルで、この人が主演だったから映画に成り立ったんだろうなと思いました。
コロナ黎明期にやってた「野球少女」で初めてお目にしたイ・ジュヨンの危なげな感じも最高でした。
雰囲気映画だったなという感じです。韓国映画でこういうのは珍しいんですが、2人のロードムービーが観たかったなぁというのが正直な感想です。
鑑賞日 1/24
鑑賞時間 9:50〜11:30
座席 C-12
緑色が侵食していくのか、元々緑色だったのか、その辺りも雰囲気で終わらせている感じ
2024.1.25 字幕 アップリンク京都
2023年の中国映画(92分、G)
中国から韓国に渡った女性と怪しい仕事をしている緑の髪の女との交流を描いた犯罪映画
監督はハン・シュアイ
脚本はハン・シュアイ&ワン・ジン
原題は『綠夜』、英題は『Green Night』
物語の舞台は韓国の仁川国際空港
そこで検査官をしているジン・シャ(ファン・ビンビン)は、ある理由にて母国を離れて一人暮らしをしていた
夫(キム・ヨンホ)からも逃げて姿を隠しているジン・シャだったが、ある日、検査場にて緑の髪の女(イ・ジュヨン)が「何かを運び込もうとしていたこと」を突き止めてしまう
次長(ユン・ギチャン)は「いつもの荷物ですね」とスルーさせるものの、女はヘソを曲げて搭乗するのを辞めてしまった
その後、仕事帰りにバスターミナルに来たジン・シャは、そこで女と再会を果たす
女は「検査場で脱いだ靴を返して」と言い、ジン・シャは仕方なく彼女を自宅へと招き入れることになったのである
女が運んでいたのはドラッグで、それをソウルに持っていく必要があると言う
そこで、ジン・シャは彼女を連れて、ソウル郊外の漁港へと同行することになった
そこにはドラッグの売人パク(ユ・ビョンソン)がいたが、出所のわからないものは扱えないと断られてしまうのである
映画は、訳あり女二人の邂逅を描き、その背景が少しずつ明かされていく内容になっていた
緑の髪の女には彼氏のドン(キム・ミングィ)がいたが、相当なヤバいやつで、女を道具としか見ていない
ジン・シャの夫も暴力的な男で、それから逃れるために住処を借りていたが、行く宛を失った二人は彼を頼らざるを得なくなる
そんな抑圧の中で「はずみで事故が起きる」と言う内容で、絶望的な未来しか残されていないように思えてくるのである
物語は説明が少ない内容で、夫の死体が消えた経緯は匂わせているものの、それを行った刑事(オム・ジマン)の目的は不明のまま終わる
次長もこの刑事も麻薬の密売に関わっていて、緑の髪の女の代わりをさせられると言う未来が待っていると思うのだが、そのあたりが雰囲気で片付けられていると言えるだろうか
いずれにせよ、ジン・シャの母関連の話は導入に過ぎず、その回収もないままに終わるので消化不良感が凄かった
ファン・ビンビンの女優復帰作と言うふれこみで制作され、日本での公開に至ったと思うが、緑の女に同化されていく女性を描いているとしても、ラストの唐突感は否めない
犬のいた緑の髪の女の彼氏の部屋にはたくさんのドラッグ入りのカバンがあったが、それがどうなったとか、どうするのかあたりも投げっぱなしになっている
なので、純粋にファン・ビンビンと緑の女の絡みを見たいんだ!と言う人以外には刺さらないのではないだろうか
(オンライン試写会は内容のいかんに関係せずネタバレ扱い)
今年19本目(合計1,111本目/今月(2024年1月度)19本目)。
今日はfansvoiceさまのご厚意でオンライン試写会で本作品を見ることができました。
一言でいうと「中国・韓国映画ではあるものの、フランス映画独特の余韻を残すタイプ」の映画です。またシスターフッド(女性連帯)の要素もあります。実際、セリフはほとんどないのである程度読み取る必要があり、「オンライン試写会では」ある程度巻き戻したりはできますが、それでもわかりづらい部分は多いです。
オンライン試写会「も」含めても実際の放映(映画館での放映)での視聴を想定している映画の代表例ではないかな…といったところです。
なお、この映画では最初に「性暴力に関する描写があります」ということが最初に出ますが、日本ではPG12なのでかなり配慮されています(中国側の規制の問題)。
主人公を誰に取るかは難しいですが…、主人公と緑の髪の女性があちらこちらに移動しそこでいきつき見るものとは…。という趣旨の映画です。
オンライン試写会といっても「時間の制限」はあるので(1.5倍くらいの制限時間の模様)、何度も見ることはできず、なかなか感想が書きにくいタイプです。逆にいえばそれだけ「フランス映画のように余韻を残すタイプ」ということが言えます。
評価に関しては以下を気にしました。
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(減点0.2/中国語・韓国語などが翻訳されていない部分について)
・ もちろん「ストーリー上重要になるもの」には翻訳されているので、翻訳されていないところは「ハズレ」ということになりますが、その「メタ読み禁止」はちょっと厳しいんじゃないかな…といったところです。また、「ある障害の方が、手を使って相手に意思疎通をはかる言語」についても大半字幕がないので(あるところもある)、ここも厳しいです(日韓ではある程度表現は似ますが、この映画は全体的に発言=字幕が少ない映画で、ここから何を述べたいかがわからない)。
こうした点まで考慮したものですが、いずれにしても「フランス映画っぽい展開になる」「シスターフッド系の映画」ということはわかります。趣旨には賛同できるので、(少なくとも当方は)オンライン試写会だけではなく映画館でもう一度見てみようと思います(同じ投稿はできないようなので「2回目見たときの感想」がつぎ足されることになるとお思います)。
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