「朝陽となら、どんな地獄へも行けるから。」ゴールド・ボーイ 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
朝陽となら、どんな地獄へも行けるから。
途中、「白夜行」を思わせるような展開に同情してしまった自分は、まんまと騙された一人だった。岡田将生の使い方もうまい。悪役だとわかっていてもどこかで何かを期待してしまっている先入観が、あの役を見る目を曇らせる。そんなところへ終盤のあのシーンだ。まったく意表を突かれた。どこか異国感漂うのは、舞台が沖縄だからなのか、原作が中国だからなのか。飽きることのない展開と衝撃のラスト。こんな頭のキレるガキなんているかよ?って思っていると、そこが大人の甘さだよ、と寝首を掻かれんだろうな。
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