劇場公開日 2024年4月19日

異人たちのレビュー・感想・評価

全91件中、81~91件目を表示

2.5ゲイが題材

2024年4月19日
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鑑賞方法:映画館

BLってよりゲイを前面にテーマ。加えて家族と妄想。まとめるとキーワードはこんな感じ。もう少し面白いと思っていたから残念。観てはいられるけど、わざわざ観に行かなくてもいいレベルです。

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ノブ様

3.0山田太一さん原作の「日本版」との違いにとても戸惑いました。

2024年4月19日
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鑑賞方法:映画館

ラストに“異人たちとの夏より“の字幕スーパーが出ました。
鑑賞後の気持ちに戸惑うばかりでした。
この映画を一言で言えば、
《ゲイに生まれた悩みを、死んだ両親に会って、カミングアウトして
慰めて貰う》
というのはちょっとキツイ言い方ですね。
ただ山田太一さんの、美しくも儚く、
《亡くなった両親との再び訪れる奇跡の邂逅を、
《至福の喜びと切なさで描いた「異人たちとの夏」》
…………この違い!!
「異人たち」は、アンドリュー・ヘイ監督の
実体験を色濃く滲ませた作品との事ですが、
そこにはホモセクシャルに生まれた男性の、
苦悩を描かれた作品でした。
例えば、日本映画の「エゴイスト」では、
鈴木亮平の役もゲイに生まれた自分の葛藤と父親への自責に
深く傷つき苦しむ役でしたが、
死んだ宮沢氷魚の母親にその愛を置き換えて、ありったけに尽くす、
その心根の美しさが胸を打ったのです。
アンドリュー・ヘイ監督には、
広い視野で自己を見つめる視点がもうほんの少し少し
あっても良かった、
そんな気がしました。

私は女性ですし、ノーマルなセクシャリティの人間なので、
だからゲイに生まれた苦しみ、孤独、切なさ、寂しさに、対して
鈍感で思いやりが薄いのかも知れません。

まぁ正直に言えば、あまり若くも美しくもない男性2人の
ラブシーンに、ちょっと引いてしまった、のも本心です。

大好きなジェミー・ベルも見せ場のない役で勿体なかったです。
お母さん役のクレア・フォイは息子のホモセクシャルを告白されて
戸惑う母親を等身大で演じて、良かったと思います。

オリジナルを知らずに見たほうが、
きっとこの映画の真価が分かるのでは・・・
と心から思いました。

追記
あるレビュアーの方より、ゲイであることへの理解が足りないのでは、
とのご指摘がありました。
山田太一さんは生前に本作品をご覧になって、
「温かく受け入れていただきました」との教えも頂きました。
ゲイの方への失礼を深くお詫びします。

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琥珀糖

4.0余分な意味をもたせた結果、原作で意図されている「異界」を表現することが十分ではない。

2024年4月19日
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鑑賞方法:映画館

大林宣彦の映画は未見。私が観たことのある山田太一原作の「異人たちの夏」は舞台である。2009年シアタークリエ。主役は椎名桔平だった。
まず、PROライターのレビューの中に「日本の夏の情緒が失われている」という内容の指摘があったがこれは的はずれ。そもそも原作小説自体が都市生活者の怪奇譚でありあまり日本的情緒は関係ない。原作の季節は確かに夏だが夏以外でもこの話は成立する。「父と暮せば」あたりと印象が混同されているのではないか。2009年舞台も都市的スタイルの現代劇のニュアンスであったと記憶している。
ロンドンに舞台を置き換えた本作の流れは自然であり原作をかなり忠実になぞっていると感じた。
ただ如何せん両親との出会いや、ハリーと愛し合うことに、アダムにとっての意味をもたせすぎていないか?日本公開にあたっての宣伝惹句は「現代人の孤独、家族の絆、そして全てを乗り越える愛」というものである。これはいくらなんでも酷いが、映画自体もかなりその方向に引っ張られている。つまり父母にしても、ハリーにしても、アダムの孤独を癒やすために登場していると役割が固定されているのである。
理由がよく分からないままに、異時間・異空間の者どもが生々しく現れる。この話は本来、そういった異界と接触してしまう男の物語である。本作では主人公が異人たちに愛着をもつ一方で同時に感じているであろう恐れや違和感といったものがうまく描けていない。異界がうまく表現できていないのである。
「違」は「異」に通じる。原作でのポイントの一つに両親の年齢がある。異人である彼らは30歳代である。12歳で両親をなくした主人公は今や48歳であり両親よりはるかに年上という奇妙な現象が起きている。映画では主役のアンドリュー・スコットの見た目が若すぎるためこの違和感が表現できていない。
また、原作では映画のハリーにあたる登場人物はケイという女性になるのだが、彼女は胸にケロイドがあり執拗に隠そうとする。ここに強烈な違和感があるのだが映画では全くカットされている。このためハリーは現界(うつつ)の人間として全く疑いもなく登場する。だから最後のシーンの意味が通らない。
映画としてはまあまあ良く出来てはいると思うけどね。

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あんちゃん

5.0エンディングはいろいろと衝撃的。

2024年4月19日
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鑑賞方法:映画館

今年155本目(合計1,247本目/今月(2024年4月度)29本目)。
(前の作品 「映画 きかんしゃトーマス 大冒険!ルックアウトマウンテンとひみつのトンネル」→この作品「異人たち」→次の作品「メメント」)

 原作小説(映画)があるらしい、ということは知っている程度です。
といっても、舞台も色々違うし考え方もいろいろ違うので、特にエンディングにかけての一連の流れについては「今2024年にありそうなできごと」になっている点については賛否両論ありましょうが、個人的には良かったかな、といったところです。

 タイトルの「異人たち」の「たち」は複数いることが想定できますが、個々の登場人物の描写を見ると、程度の差はあっても若干「ずれた」発言をしている方ばかりで、「その意味で」「異人「たち」」なのではないのかな、といったところが私の意見です。

 本作品のみで見ても楽しめますが、原作小説・映画を知っていると(ネットフリックスほかで見られるのかな?)その差を知ることができるのでしょうから、その点でもおすすめです。もちろん前述した通り、本作品「のみ」でも十分に作品として成り立っています。

 日本の古い作品をイギリスと舞台をかえて(許可はもらっているはず)今風の問題提起も盛り込んでまた「別の」作品とした点はとても良かったです。

 採点にあたっては特に気になる点まで見出せなかったのでフルスコアにしています。

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yukispica

3.5満たすことが出来なかった思い

2024年4月19日
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鑑賞方法:映画館

異人たちとの夏の両親とお別れするところまでがとても好きで、特に秋吉久美子さんの「おまえをね、自慢に思ってるよ」と言いながら箸袋をキュッと結び、その時に私の心もキュッとして胸がいっぱいになる。
なのに、その後の展開に置いて行かれてしまってモヤモヤしていた。
先日YouTube期間限定公開で再見した時に、うん、やっぱり今見ても置いて行かれるな!アハハ笑と納得出来てむしろスッキリして
tiff?かなんかの関連動画がおすすめに出てきたので見たら、秋吉久美子さんのあのシーンの見解聞いて吹いてしまった。
あの頃あんな感じのSFが流行っててやりたかったんだと思います!って。
実際は違うらしいけど、私は秋吉久美子さんの気持ちに納得してしまった。
そんなわけでヘイ監督はどんなふうに表現するのかなと興味津々でみた。
これはこれでとても良かった。
人を愛したことがないから愛がわからないと言っていたアダムだけど、死神から君を守りたいと思う気持ちは間違いなく愛。生死を超えた愛

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m m

2.0FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD

Mさん
2024年4月19日
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「Relax」しか知らなかったので、今度聞いてみよう、と少し思った。

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M

3.5どう受け止めたらいいのかわからない

2024年4月19日
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原作を知らないので結末に衝撃を受けた。主人公の気持ちを考えると心のやり場に困る、あれをどう受け取ったらいいのか、しばらく考え込んでしまう。同時にこの結末に違和感を覚えることもなく、むしろこれが正解だったのではないか、とすら思えるのは監督が作り出した世界観にどっぷり浸っていたからだと思う。とても繊細な映像と音楽、セリフは少ないけどきちんと感情が伝わってくる。好きな人は好きな映画だと思う。

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hihin

4.0いい作品

2024年4月7日
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アンドリュースコット主演
いい役者さんだし、泣けて泣けて仕方がなかった
泣きたかったんだなぁと自問自答

ただいま、この方主演のNetflixでリメイクのリプリーを視聴中、モノクロでいけてない役が恐ろしいくらいピッタリ、こちらもおすすめです

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The music

3.5不思議な映画

2024年3月28日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

難しい

何か不思議な物語でした。
誰が、生きていて、誰がまぼろしなのか
最後まで分かりませんでした。
もとになった日本映画も見たくなりました。
#異人たち

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わせい

3.0オリジナルを観たい

2024年3月27日
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鑑賞方法:試写会

美しい音楽と色彩が、怪談風のミステリアスなストーリーを盛り上げます。とても雰囲気の良い作品。ですが、LGBT要素がメインであまり共感&理解できませんでした。主人公のゲイである苦悩がメインでしたが、日本版は何が主題となっているのでしょう?オリジナルを観て観ないと分からないこともありそう。

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tomoboop

3.5めっちゃ期待したんですが😭

2024年1月17日
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約35年近く前に日本で上映された「異人たちとの夏」をイギリスでリメイクされたものですが…。

事前に「異人たちとの夏」のレビューを読んで涙した者としては絶対に見ないと、そしてどれだけ、今は亡き父を思い出して泣けるかと、期待して臨みましたが、やはり日本人には日本バージョンの方が数倍感動できると思います。

日本バージョンも未見ながら、目の肥えたレビュアーさんの、素晴らしいレビューを読み、古き良き日本の夏の生き生きとした情景や、日本のお母ちゃんあるあるの懐かしい様子は、イギリスの30年前(ペットショップボーイズがかかってたから、もうちょい前?)とは思い入れが全く違います。

また、恋仲になるのが名取裕子でなく、ゲイという設定に時代を感じました。まぁ、お母さんはそういう反応するよね、というシンパシーは感じましたが。

海外では確かにクリスマスが一家団欒の象徴ですが、やはり日本の何気ない団欒は特別な非日常でなく、ちゃぶ台を拭きながらバタバタ動いてるお母さんが、色々心配してくれる毎日こそが、二度と戻れない貴重な時間だったなと、思うのです。

日本を離れて、やっぱり一番恋しいのは家族で、移民や留学生仲間に聞いても、やっぱり同じ答えです。イベントのたびに家族や親戚が集まる海外はいいなと思いますが、親戚縁者が集まる盆暮れよりも、テレビのチャンネル権を争っていた子供時代の方が、鮮やかに思い出せます。

親孝行できなくてごめんなさいと思いながら涙するのを期待した作品でしたが、やはりイギリスで育ってないので、そこまで思い入れが持てず…。ゲイシーンやら薬でキメちゃうシーンとかあると、なかなか入り込めませんでした。残念😢

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ゆ~きち