「孤独」異人たち hyvaayota26さんの映画レビュー(感想・評価)
孤独
結局、私たちは生きているうちは分かり合えないのかもしれない。死者が癒す孤独な魂。
異人たちの夏とは異なるラスト。あの夏の、浅草のアパート、お父さんのタンクトップ、パタパタと世話を焼くお母さんが懐かしいなあ
ロンドン版は、懐かしさよりも和解や癒し、アダムの孤独が前に出ていた。父母との出来事も夢であるかのような描写があって、やや現実的。
途中から別物としてとても良い映画だと思いながらみた。小さいころのアダムを抱きしめてあげるのはいいね。もっと時間があればって思うだろうけど、でもわかってるよ。大丈夫。
ラストは孤独な魂が溶けて星になって、案外希望を感じさせた。たくさんの星の輝き。
浅草の喧騒から一本入って迷い込むのが良いんだよなとか、あのすき焼き屋の中居さんも良いよなあ、両親か薄くなってくところ泣けたなあ、なんていろいろ比べてはしまった。
山田太一ドラマでドラッグ?!クラブ?!と意表をつかれた。ふぞろいの林檎たちでもそんなシーンあったような気もするけど。
あのロンドンのアパートはだいぶ立派だけどなんで人住んでないんだろ。環七のマンションはさびれた風だった。
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