「クィアと孤独」異人たち バキさんの映画レビュー(感想・評価)
クィアと孤独
ゲイである事と孤独を強く否定した主人公アダム。
彼の孤独はきっとゲイである事より両親ともっと幸せな時間を一緒に過ごしたかった事が1番大きいんだろうなと感じた。
もちろんゲイである事で虐められる寂しさもあるだろう、出会いの場が飲み屋だったりクルージングスペースだったり日中ではなく夜のシーンが多いため、そこにはアルコールやドラッグ、SEXも関わってくる。
みんな大小ある寂しさを慰めたり埋めたりするのだろう、
両親とのお別れのシーンはとてもじんわりきた。
父に抱きしめられて、最後に愛してると言われる事は俺自身も求めている事だった。
そんな自分の中の消えないシコりを思い出させてくれる、俺に取ってはそんな作品だった。
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