「新しい作品として観る、かなり沁みる」異人たち JAGさんの映画レビュー(感想・評価)
新しい作品として観る、かなり沁みる
あらすじ省略
最初はデカいビルに住んでるのが2人だけとか、なんのコッチャで始まる。
進むにつれアダムの心の隙間を埋めた幻の時間軸のズレが分かった時にうるうる止まらない。
ゲイ自体は本題ではないと思いたい。日本ですら性の問題はオープンになったが、カミングアウトできるのはごく一部(と思う)私なら絶対しない。これは母親の表現がまだまだ一般的と思う。
そのなか本人にしか分からない心の揺れがよく表現されていた。特にクラブでの吹っ切れた(うたかたの)幸せや最期のレストランシーンは悲しいが、泣くより頑張ってと思った。最後のハリーはちょっと悲しすぎる。
主役のアンドリュー・スコットは47歳みたいだが、役にピッタリ、可愛い?少年顔から疲れたオッサンまでうまく演じてました。
どうしても山田太一原作につながるのだが、インスピレーションを受けた全くの別物として観るのが正解と感じた、観る人で賛否分かれると思うがかなりオススメです。
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