プシュパ 覚醒のレビュー・感想・評価
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非常に痛快なスクマール映画
迫力を追求したアクションやとてつもなく強く賢い主人公が非常に魅力的な作品です。
主人公プシュパが機転を効かせまくって、組織のピンチを救いまくりメキメキ頭角を現していく様は見ててとてつもなく気持ちが良かったです。何気に作中の人物たちの行動が因果応報になっており、伏線を探すために何度でも見たくなる脚本力も本当に脱帽ものです。
今まで観たインド映画の中で一番ハマらなかった感じの作品。 本年度ベスト級。
日雇い労働者のプシュパが高級木材の紅木(コウキ)の密輸組織で働き、のしあがって行くストーリー。
日本の紹介から始まり紅木は三味線に使われている事を知る。
山林から紅木を切り倒し港まで持ち出す途中、検問を切り抜ける為、車のある場所に隠したり倉庫に大量にある紅木を一瞬で隠すアイデアでプシュパが組織の上層部から認められる感じは良かった!
遠回りな恋愛ストーリーやアクションシーンは今一つ。
一番残念だったのはエンドロールの後、何か始まりそうな感じで2~3分席から離れられず。
と、思いきや何も起こらず場内が明るくなってしまいました( ´∀`)
プシュパ 覚醒上映中
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共感など不要の名作もある
最初、主人公にもヒロインにも誰にも共感できねえんだが…と冷や冷やしながら見ましたが最後まで誰にも共感できませんでした。
でも、ウシジマくんみたいに別世界の恐ーい世界を覗き見して楽しむ作品もありますよね。そういうのだなと思います。
日本の作品では悪をもって悪を征する系にはあまりに幸福すぎる終焉を用意しないイメージがありますが、インドではこういうダークヒーローをどういう結末に導くのか興味があります。
個人的に、おっ!そいつ死ぬんか!やるなあ!ってなるやつ大好きです。
やるじゃん。
そんなことよりインドには歌って踊れる美女しかおらんの?
サリー可愛くて綺麗でエロくて最高じゃない?
インドに栄えあれ。
追い詰められた?もう手を引く?ビビる?というとこまできて笑える奴が生き残り天下を取る世界でしたね。
ラストに金燃やして笑っていた彼が印象的。
パート2も楽しみです!
インド映画でパワーをチャージする
木こり版KGFというのをネットで見たけれどまさにそれ。知恵や度胸で成り上がっていく様がちゃんと描かれていて、恋愛パートも納得感あり面白かった。
一人目の警察官が退任して二人目が出てきたけれど、一人目が好きだったから2でも出てこないのかな?と気になっています。
追記…ランガスタラムのカーシ役の役者さんだったんですね。すごいびっくりです。
追い詰められてからが本番
ならず者が高級木材の密輸で成り上がる物語。
インド映画の成り上がり物語というとKGFがあったけど、KGFより主人公が楽天家でゆるい感じ。
出生に対して大きな劣等感があって、それが物語の要になっている。
追い詰められないと本気を出さないところがあって、平時は結構油断してる。
でも両手を縛られ、目隠しされて、穴に埋められるぐらい追い詰められてもどうにかなっちゃう!インド映画だからね!
歌と踊りもふんだんにあるし、インドのアクション映画としてハイレベル。
3時間でいいところで終わってびっくり。早く続編が観たい。
最初に日本の結婚式でうんたらかんたらってあったけど、どこの日本なんだろう(笑)
Brand
インド映画に一気に傾倒し始めて早くも1年。不意なタイミングで劇場公開しており、時間的にも余裕があったので鑑賞。サービスデー効果もあり結構埋まっていました。
流石に3時間なので長くは感じましたが、シリアスとコミカルのバランスがとても良かったですし、見せ場という見せ場がくっきりしていたので全体的に満遍なく楽しめました。
ジャンル的には荒くれ者がビジネスでの頂点に駆け上がっていくもので、直近では「KGF」シリーズがありましたが、あっちは全然ハマらなかったので、今作は大丈かなと思いましたが、大自然がメインなのもあって序盤の暴れっぷりからこれは大丈夫な作品だと思えることができました。
銃やショットガンでの遠距離戦闘、ナイフや斧を用いての近接戦闘、己の手足でぶっ飛ばしまくる格闘戦などなど、アクションも飽きないように工夫が凝らしてあって、それでいてプシュパをこれでもかと目立たせてくれるのでその度に歓声が聞こえてくるかのような感覚に陥っていました。容赦なく敵をボコボコにしていくので、もうプシュパも悪役なんじゃない?ってくらい無慈悲なのが面白さに拍車をかけています。
機械いじりに長けており、ショベルカーの機能をフルで使って紅木を川にぶっ飛ばすシーンは短いシーンでしたがとても好きでした。
アクションのみならず頭脳戦も練られているのが今作の特徴で、上下の関係ではなく対等の関係でいることに拘っているのが後々の展開に活きていたのがインド映画としては斬新な手法だなと思いました。
その場その場での機転が利くので、そんな無茶なっていう展開になる事はなく、駆け上がっていく描写にも納得のいくものばかりだったので、そこもかなりポイント高いです。
それらに加えてあれだけ威勢を放っているプシュパがイカす女性の前では日和ったり、虚勢を張ったりする姿がとても面白かったです。とにかく不器用なので距離の詰め方を間違えたり、微笑んでくれたから俺のこと好きじゃ〜ん!と勘違いしたりと思春期並みの思考でケタケタ笑わせてもらいました。
ただしっかり決めるところは決めるので、そこに彼女も惹かれたのかなと思いました。でも唐突に惚れた感があったので男性ホルモンなのかな笑
ただストーリー的にはある程度綺麗に終わったのに、新任警視を混ぜてしまったのは物語的に綺麗に終わらないなと思いました。少し登場で次回作に繋げるならまだしも、プシュパが一回言いなりになってしまうのでその点でもここまでの快進撃がグッと地に落ちてしまいますし、なんだか勿体無い作りだなと思いました。
part2の公開はまだ未定っぽいですが、惹かれる部分が多い作品だったので、なんとか日本に上陸してくれないかなと思っています。
鑑賞日 11/1
鑑賞時間 12:55〜16:05
座席 D-9
荒唐無稽な正義のヒーロー
プシュパ。
母親想いの、母子家庭の子。また幼い子ども時代のプシュパが、得意の脚組みポーズで既に座っている所がとてもかわいい。カーストとか出自のこだわり、制限がマックスに適用され社会の末端に配置されたプシュパ。
言うこと聞かない日雇い労働者プシュパ。
そこらあたりからの、メキメキと頭角を表していくプシュパ、物言う労働者としてヒーローなんだけど、賄賂と不正でヤクザ商売ヤクザ政治しておる街のお偉いさんたちにも賢く立ち回るヒーローとなり、
なんだか貴重な紅木をこの時代に森林伐採この山の俺たちの紅木をまもろうなんてことは、微塵も出てこなくて、山全体紅木はこんなにあるんだこんなに儲けられんだ!て話でプシュパが美しいアンドラ?の森林山地を俯瞰したり、
そもそも儲けは全部ヤクザ仕事贈賄のやり方警察出し抜き方賄賂や売買価格の吊り上げと、すべて犯罪やばいやつなのに壮大なヒーロー話として、正義のヒーローみたいに展開されるのが面白い。プシュパは覚醒する、公明正大な正義なんかは振りかざさない、けどプシュパの論理プシュパの欲望プシュパの直感でとにかくヒーロー展開されるこの面白さ荒唐無稽さ。2020年代にこれかよ!てなんか生成する、スカッとする。インドの人スカッとすることわかってるね。笑。と思うたり。見た目もあまりカッコ良いヒーローではない冒頭のサンダル脱げちゃうダンスとかメキメキと実力行使する頭の良さと圧倒的戦闘能力とか、プシュパ最高すぎる。妻もメロメロだけど、プシュパの商売知ってる??まさにインド映画ならではの混沌と興奮。そして、この続きは??と前のめりなところで、日本の映画館はインターバルなかったから、ここからまだある?と期待するも、あっさり終わり。続きはいつ見れるの??
プシュパの強さは尋常じゃ無い
南インドにのみ自生する高級木材・紅木の密輸組織で働く青年プシュパは、妾の子であるために父の姓を名乗ることを許されず、異母兄弟から虐げられながら母と2人貧しい生活をしていた。将来は必ず大成してみせると心に誓うプシュパは、密輸を取り締まる警察の捜査直前にその情報を得たにもかかわらず、大胆で素早い作戦により、警察の到着時には大量の紅木は1本も無く、数億ルピーにもなる紅木を目的地に運ぶことに成功した。その事で、組織を率いるレッディ3兄弟から高く評価され、長男コンダ・レッディの側近となった。富を手に入れたプシュパは好意を寄せていた女性スリヴァッリとの結婚を決意するが、それを良く思わない異母兄弟に妨害され、自身の出生を婚約者家族に暴露されてしまった。一旦破談となったが、1トン250万で売ってた紅木が直取引だと2000万で売れる事を知ったプシュパは中間マージンを取ってたルートを変えようとし、様々な妨害に遭いながらも・・・てな話。
紅木が日本に運ばれて三味線になっている、という所から遡り、インドに繋がっていくのだが、あんな大量の紅木が必要なほど三味線需要ってあるのだろうか、なんて野暮な心配をしながら楽しく観てた。
中間マージンが、賄賂、ボディガード、などなどに使われる現実はいつのどの世界にも有るが、250万で買って2000万で売るとはなかなかアコギな商売をしてるな、とどうなるのか興味を惹かれた。
とにかく、プシュパの強さが尋常じゃ無く、ヒーローものの主人公みたいだった。
彼女スリヴァッリ役のラシュミカ・マンダナも可愛かったし、歌とダンスも堪能出来た。
面白かった。
本作はパート1らしく、つづきのパート2が早く観たい。
煙草と酒はダメだけど賄賂と殺人は大丈夫な国、インド
2023年劇場鑑賞250本目。
なんか最近のインド映画を観ているとシーンの途中途中で左下にちっちゃい警告文が出てくるのですが、多分日本語で書いてあっても読めないくらいの小ささ。映画館で盗撮した映像だと分かるような仕掛けかなと最初は思っていたのですが、どうも喫煙しだすと出てくる気がします。そこで調べたら喫煙と飲酒のシーンには法律で警告文出さないといけないらしいです。じゃ喫煙シーンもうちょっと減らせよ!あと賄賂とか殺人はオッケーみたいになっちゃってるから!
見る前からライズ パートワンって原題がなっていたので途中で終わるんだろうなと思ったら案の定途中で終わったのと、インド映画でギャングがのし上がって調子に乗るのはつい最近一日に6時間見させられてもういいわってなっているのでこれくらいの点数です。
武器による戦いだけでなく頭脳戦も見どころ
インド文化に詳しくないので、姓を名乗ることを許されないことがどれほど辛いことなのかはピンとこなかったが、機転を利かせて日雇い労働者から大物に成り上がっていく過程は見ごたえがある。斧や銃を使った戦闘だけでなく、誰に取り入るか心理戦のやりとりも面白い。
最後は、新任の警視(?)のいいようにされつつも、なんとかスリヴァッリと婚約するところで「パート2へ続く」となり驚いたのだが、原題は「Pushpa: The Rise - Part 1」なのか。
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