「忘れる必要などないですよ」君の忘れ方 たつのこさんの映画レビュー(感想・評価)
忘れる必要などないですよ
誰しも身近な人を亡くした経験はあると思います。
家族だったり友達だったり、又は今作のように恋人だったり。
自分のことを振り返り、あの時はどうだったのだろうと考えました。
悲しくて悲しくて涙が止まらない時もあったし、悲しくて仕方ないのに涙が出ない時もあった。
悲しみの種類は様々で、悲しみ方もまた人それぞれです。
悲しみの癒やし方も様々で、人の力を借りる事もあれば、そうはせずにずっと引きずる人もいる。
ひとつ思ったことは、忘れる必要は無いし、忘れるはずも無いと言うこと。
津田寛治さん演じたグリーフケアを主催する牛丸さんが言った「上の世界からこっちを見た時にアッケラカンとしてたら寂しいでしょ」
悲しみに暮れて日々過ごすと言うのでは無く、時と共に悲しみは薄れて行くでしょう。
昴が美紀に語りかけた「忘れても思い出すから」。
それでいいと思うのです。
いい映画を見ました
コメントする