「先入観と偏見を捨てて劇場へ向かうべし。」僕が宇宙に行った理由 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
先入観と偏見を捨てて劇場へ向かうべし。
ZOZOの前澤さんがロシアのソユーズに乗って宇宙へ。
私たちは前澤さんと一緒に、メディカル・チェックからトレーニング、打ち上げ、国際宇宙ステーションでの12日間を体験する。そして前澤友作という男を体験する。
全く無駄なシーンや語りのない(もっとあってもいいくらい)、ちょっとお洒落にさえ感じる良質なドキュメンタリー。
学校の教材にして小学生や中学生に見せてほしい。
そして前澤さんの言葉を借りると、国のえらい人にも見てほしい。
前澤友作というお金持ちは、お金を儲けることを目的としているのではなく、楽しみながら挑戦し、夢を叶えようとしてきた(そして叶えた)。そこにお金が追いてきたんだと知る。
帰還して程なくロシアのウクライナへの侵攻が始まる。
なんというタイミング。この人は本当に持っているんだなと思う。
米ソが宇宙開発に競っていたのが嘘のように、国際宇宙ステーションの様子は平和的だった。宇宙から見た地球には国境などない、あの美しい、青い地球を見れば。
前澤さんのNO WARのメッセージがここに帰結する。
本当にこの人は持っているというか、選ばれた人なんだな。これからの挑戦も目が離せない。
知らなかったことばかりでとても勉強になった。
一番学んだことは、先ずは身近な人にやさしくすること。身近なことを大事にすることかな。
金持ちが道楽で宇宙へ行った、なんて先入観や偏見を持ってるなら(私だった)、まず置いといて劇場へ観に行きましょう。
素敵な作品でした。
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