JAWAN ジャワーンのレビュー・感想・評価
全18件を表示
パターンと6人の女囚コマンドー
パターンみたいなのを期待して観に行きました。予告をもう少し変えたら観客増えそうなのになー。おじさん好きそーなのに勿体無い。予告や口コミだとストーリーがイマイチ分からず躊躇したが、単純でした。シャールクはパターンとほぼ変わらない。それをサポートする女囚コマンド達。パターンの相棒お姉ちゃんもチョイ戦っていたり、女刑事も良いんだけど、女子達の派手アクション少なめでドラマ部分が多かったのは残念。仇役もパターンほど魅力的ではなくて腹出たおっさんだし、パターン路線なんだけど、大味過ぎて残念。それでも予告よりは大分面白いけど、パターンのような始終アクションではないので途中退席者もいました。エンドロールだと4dx対応映画みたいだけど日本だとIMAXさえ少なかった。
個人的にはパターンのお姉ちゃんが妊婦役だからなのか魅力半減で、パターン越えを期待したけど至らずでした。
ストーリーの伏線回収もきちんとあるし、口コミほど分かりにくい話ではないかなあ。パターンもそうだけど、ラスト近くで突然レジェンド俳優が美味しい役で登場するのはインド映画のお約束なのかなー。これもパターンみたいにユニバース化しそうな終わりでした。軽く3時間の映画だけど、個人的には長さを感じませんでしたよ。配信されてから家のテレビで観るよりやっぱり大きなスクリーンで観たいと思わせる映画でした。あー、やっぱ、パターンの続編早く公開しないかなー
大傑作ではないが、アクションはMI並の凄さ。インド風の美人の宝庫
およそ3時間のてんこ盛り映画。
残酷だったり非道の限りが尽くされたり、痛そうだったり涙もいっぱい。
大傑作のバーフバリやRRRに及ばないが、それは神話の世界や歴史上の人物譚輪を扱うのに比べ、スケール感が小さくなるからだろうと思う。
英雄の兵隊、救出作戦に参加、しかし配給された銃が弾詰まりを起こして万事休す。相手の銃を奪い取って作戦終了。しかしたくさん死ぬ。
軍事法廷では、その銃のせいだと業者を糾弾すると、即座に報復され、5発の銃弾を浴び飛行機から落とされる。
最愛の妻は絞首刑を宣せられるが、妊娠していることで5年の猶予を得る。酷いねー。
生まれた子は年月を経て刑務所の所長となるが、無実の罪で収監されている女性たちを味方につけ、ある作戦を実行する。
一方死んだはずの親父は生きていた。不死身かい!
この後は爽快な復讐劇が始まるぞ。
ダンスも歌もてんこ盛り。アクションも信じられないレベル。明らかにMIを意識してるね。
でもさ、でっかい鎖をつけた鍵で殴られたら、普通一撃で死ぬよ。死ななーい(笑)
こういうとこ。インド映画最高!
チキチキシャー・ルク・カーン七変化。 スターが2倍で面白さも2倍…なのか?
世直しするために行動を起こすテロリストのアーザードと謎の男ヴィクラム、2人の活躍を描くアクション映画。
ボリウッドの至宝、シャー・ルク・カーン。一時はキャリアが低迷していたが、「YRFスパイ・ユニバース」の4作目『PATHAAN/パターン』(2023)への出演により見事復活。彼が主演したこの作品はヒンディー語映画史上No.1の興行収入を記録し、名実ともにトップスターへと返り咲いた。
そんな大ヒット作をNo.1の座から引き摺り下ろした本作。全世界興行収入は約115億ルピー(1億4000万ドル)、観客動員数は3,550万人以上だというのだから驚く。結果として、2023年に公開されたインド映画で最大のヒット作となった。
恐ろしいのは、歴代興行収入第1位という自身の大記録を僅か半年で更新してしまったシャー・ルク・カーンである。そのスター性は我々日本人が考える遥か上を行くようだ。
ちなみに本作でヴィクラムの妻を演じたディーピカー・パードゥコーンさんは『PATHAAN/パターン』でもカーンの相手役を務めている。たまたま被っただけなのか、『パターン』にあやかって起用したのかはわからないが、短い出番ながら今作でも凄い存在感を放っていた。
このディーピカーさん、2024年のインド映画No.1ヒット作『カルキ 2898-AD』にも出演しているらしく、今最も乗りに乗っている女優。本作でチラッと名前が挙げられていたアーリヤー・バットとディーピカー・パードゥコーン、この2人が現インド映画界のディーヴァと言って良いだろう。彼女たちの出演作は要チェックである。
大スター、キング・カーンの魅力が詰まりに詰まった本作。はっきり言って映画全編が彼のPVの様なものであり、老年、壮年、スキンヘッドからミイラ男、オペラ座の怪人まで、とにかく多種多様な仮装扮装で観客の目を楽しませる。
ミュージカルシーンも満載で、彼の鍛え抜かれた肉体美をこれでもかと見せつけてくれる。特に女囚刑務所でのミュージカルは圧巻。1000人近い女性たちをバックに歌い踊るカーンの姿は、正にキングと呼ぶに相応しい。
驚かされるのは後半、これまでだって画面に映りすぎなぐらい映し出されていたカーンがまさかの分身!アーザードとヴィクラムを一人二役で演じるのだから、もう映画中がカーンまみれである。
『ツイン・ドラゴン』(1992)のジャッキー、『ダブル・インパクト』(1991) のヴァン・ダム、『シックス・デイ』(2000)のシュワちゃん、『ジェミニマン』(2019)のウィル・スミスと、とかくスターというのは分裂しがち。『バーフバリ』(2015-2017)のプラバースはギリギリのところで耐えていたが、彼が分裂するのも時間の問題だと思われる。
「みんなもっと俺を観たいやろっ!!」というサービス精神…というかエゴがスターを分裂させるのだろうが、はっきり言ってこの手のニバイニバーイ映画で良かったためしがない。今作もキング・カーンを前面に押し出そうとするがあまり、物語が大味になってしまっている。
ガールズエンパワーメント系の映画だった筈がいつの間にやら引退オヤジのど根性映画になってしまっていたり、宿敵カリの娘が途中でフェードアウトしてしまったりと、何か釈然としない物語が続く。
アーザードとナルマダのロマンスも唐突で、まるでタイパ重視とでも言わんばかりにトントンと結婚まで進む。アーザードの正体に気付き敵対するという展開もやけに忙しなく、全く情緒が感じられない。
6人の虐げられた女性軍団は顔と名前が一致する前にもうモブと化してしまっている。このアーザードの部下って本当に6人も必要だったのか…?
そして、1番気になったのはアーザードの年齢。娘ちゃんに「その髪は白髪染め使ってるの?」なんて言われていたし、はじめは中年のキャラクターだと思っていたのだが、なんと彼の年齢が30歳であるという事が途中で発覚する。いや!いくらなんでもそれは無理あるだろ💦若々しいとはいえ、キング・カーンは来年60。スターに年齢は関係ないと言えばそれはそうなんだけど、流石にねぇ…。。
せせこましいストーリーでありながら映画のテンポは単調。アクションが派手なので最初は楽しいが、これではすぐに飽きてしまう。しかもランタイムは170分オーバーと激長なので、正直中盤あたりからは眠気が…🥱
大スターのオーラを存分に浴びる事が出来、そこには満足する事が出来たのだが、やはりそれだけで3時間引っ張るのは無理があると思う。せめて2時間だったら楽しめたかも知れないが、それじゃボリウッドっぽくないか。
大スターがどストレートに「お前ら選挙に行け!」と説教。あまりのど直球さにズッコケたのだが、投票率の低下というのがそれだけ切実な問題なのだろう。基本は大味なアクション映画だが、そのベースには農民の貧困や政府の汚職など、インドの社会問題がある。ちゃんと政治的メッセージを打ち出している映画が大ヒットするというのは、日本映画界の現状と比べるとなんとも羨ましい限りである。
独特なカメラアクションが・・・
正直中盤少しくどかった😅特に冒頭からのアクションシーンにおける、「ストップ&スロー」の連続は、勢いを殺してしまう弊害もあるよね。後半車上でのアクションとかでは少し緩和されたけどね。あれがボリウッド流なのかな?まあ、しつこくなければ面白い効果出すとは思うけどね。
全体的にはよく練られた娯楽大作だと思った。日本でいうと「鼠小僧」的?な巨悪をくじき、弱者を助ける「勧善懲悪」でわかりやすいしね。インドの歴史から考えると、登場人物が死んでしまうというのも理解できる。現代日本なら「許す強さ」を描くこともあるけど、そんな許せるようなものではないだろうしね。
そんでまた、出てくるキャストに美形が多いこと。女性の美しさを見てるだけでも楽しめた。なんなら子どももキュートだし。
歌と踊りの入り方も自然だし、大勢でのダンスは迫力がある。ミュージカル風で不評だった、某続編と比べたら可哀想かな?😅
後半シリアスパートからのアクションもグイグイくるし、★5は確定でしょ。あのストップ&スローの連続で途中まで、★4〜4.5のつもりだったけど。
日本公開されるインド映画は当たりが多いね。バイヤーの目が確か!ってことなのかな?
公開のラストらへんだったけど、年末にいい映画見たよ!まんぞくー!
HS満載
気持ちは分かるが多すぎないか?
なんか、どんどん多くなってるような印象だ。
物語は入り組んでて面白かった。
義賊って立ち位置で、テロ的な事を起こして要求を突きつけるのだけれど、その要求ってのが国民の救済に直結してる。
いちいち大掛かりで派手だし、最後の要求なんかはグッとくる。選挙制度に言及してて、国民への要求だ。
「自分の為になる人間を選べ」と。
インドにはカーストなんかもあって、我が国とは違ったしがらみもあるんだろうなぁ。
相関図も背景も噛み応えはあるんだが…いかんせん、長くてくどい!
冒頭のアクションから面白くて、ちょっと接写に近いUPカットがガンガン入る。地面に落ちる血の一滴が泥をまとい変色するHSとか初めて見た。
こりゃ今作は曲者だぞと期待感を煽られる。
で、いきなり30年後。
30年後??
主人公は年をとってないようにも見える。
どうなってんだと困惑するも、ちゃんと説明してくれる。ド派手でナルシスティックなHSとともに。
本作の主人公は1人2役だ。
父親と息子を演じてる。
つまり、あの役者さんのファンならば、これでもかってくらいカッコいいカットを堪能できる。
もはや無意味な程にカッコいい!
彼の生い立ちも、彼をサポートするメンバーの過去もちゃんと把握できるし、悲劇でもあるから見ちゃうのだけど…長いのよ。
本編どこ行った?ってくらいの分量で語られる。
父親の過去が、息子と瓜二つの顔してるから面倒くさくて仕方がない。
そして唐突に始まり、唐突に終わりやがる。
見にくいと言えば、見にくいのだ。
とは言え、グッと胸に来るエピソードはふんだんに挿入されてるし、お腹いっぱいどころか、若干の胃もたれさえある!
ラストは若干エネルギー切れかなと思わなくはなかった。あの用心棒はボスがタイマン張ってる間、ずっと見てたのだろうか?
ラストは腑に落ちないとこも多かった。
もうコレでもかって人数で踊るし、歌うし、しっかりフルバージョンなんじゃないかと思うくらい長いし…まぁ、お約束だし、癖になりつつもあるのだけれど。
物語のボリュームもアクションの派手さも、超超ナルシスティックなHSも、相まってこっちの体力をゴッソリ持ってかれた感じだ。
久々に見たポリウッドに若干の疲弊感がある…。
例えば…嫁の実家に帰って、コレ食べアレ食べと次々出てくる一品に、次第に拷問に近い感覚を覚えるのと似ているのかもしれない。
ナルシスティックなアングルは大好物ではあるけれど、ナルシスティックなだけに、いつまでやんねん!もうええわっ!と突っ込まずにいられない。
次々と
3時間近いので心して(水分制限含め)座席へ。
最近観てなかったが、これはザ・ボリウッド!という感じだった。
いや、もう、カッコいいのなんの!
イケメンがカッコつけて(笑)踊るんだから。
次々と政治家の悪徳を暴き、庶民にお金を還元。
インド映画も変わった気がしたなぁ…なんとなく。
女子刑務所に潜入した捜査官?が途中から良い人になったけど…笑
30年後ってずいぶん長い気がした。
実際そこまで老人じゃないし。
ダンスあり、カー&バイクアクションあり、でお腹いっぱいの3時間だった。
インド映画でしか得られない快楽を纏うエンタメ大作
重すぎず軽すぎず、適度に仕掛けが張り巡らされたインド映画で170分という長尺も、序盤から盛り上げていくため、長さを感じさせません。
ツッコミを入れたくなる要素も多々ありますが、そんなこと気にしてたらせっかくのご馳走が台無しになるため、そこは笑って流します。
やっぱりシャー・ルク・カーンは魅せますね! 本作では2つの役を演じ分けていますが、いずれの役でも年齢を感じさせません。
あえて残念だったところを上げるなら、ラストのバトルがややあっさり気味だったこと。2人とあの巨漢とのバトルはもう少し見ていたかった。
インド映画ならではの圧倒的な熱量!
ボリウッドの大スター、シャー・ルク・カーン主演によるアクション大作。
かつて瀕死の重傷を負ってインド国境の小さな村に流れ着いた謎の男は、村人からの看護を受けて嵐の夜に復活。30年後、包帯に身を包んだ謎の男は、部下の女性達6人と地下鉄をジャックし、インド社会に多大な影響力を誇る武器商人カリの娘を人質に取る。彼らは政府に対して多額の身代金約4000億ルピーを要求、見事強奪に成功する。しかしそれは、農業の為に借金を背負い、苦しみ続けている農民達の負債を帳消しにする為の行為だった。謎の男は去り際に、カリの娘にこう言い残していた。
「ヤツに伝えろ。俺の名は、ヴィクラム・ラトールだ。」
やがて、医療現場の備品不足や工業災害、自らの思考と選択ではなく多数派に迎合して投票される選挙と、インド社会の抱える様々な問題を通じて、謎の男とカリの因縁も明らかになってゆく。
主演のシャー・ルク・カーンは現在59歳。30歳という設定のテロ集団のボスにして女性刑務所の署長アーザードを演じる上ではかなりの高齢。しかし、本人のアンチエイジングとメイクによって、実年齢の半分に当たるアーザードを見事に演じ切っていた。ナルマダの娘との会話で、白髪染めに関する話題を出すメタ的な小ネタにはクスリとさせられた。テロ行為を行う中で、スキンヘッドから挑発ロングの眼鏡姿、顔を半分覆う怪しげな仮面姿まで、あらゆるビジュアルのカーンを堪能出来るのは非常に贅沢。
アーザードは謎の男ヴィクラムの息子で、父の名誉を回復する為、獄中で無念の死を遂げた母の仇を討つ為に戦っている事が明かされる中盤の展開は上手いと感心させられた。「何故、30年経っているのに主人公の見た目が若々しいままなのか?」という疑問に、窮地に陥ったアーザードを救う為、本物のヴィクラムが助けに来るという展開で、本作がカーンによる1人2役の作品なのだと回答を示してくれるのは面白かった。ヴィクラムはカーンの実年齢と近しい為、無精髭を蓄えたイケオジ姿にも抜群の説得力と絵力がある。
インド映画と言えば、豪華絢爛なド派手なダンスシーン。本作の一押しは、刑務所内でのアーザードと女性受刑者達のダンスシーンだろう。胸に響いてくる爆音のリズムが非常に心地よく、画面の煌びやかさも相まって圧巻のダンスシーンだった。
アクションシーンで多用される挿入歌をバックにスローモーションで描かれる決め絵の連続も、ここまでお金と情熱を掛けてやられては茶化すのは野暮というもの。何より、本作の作り手は真剣にこれをカッコイイと信じてやっているのだろう。その熱量に、思わず唸らされてしまった。
現実の社会問題に、フィクションとして夢と希望のある解決を与えるのは、エンタメとして正解だろう。また、フィクションだからこその過激な復讐、暴力による報復を行うという構図は、クエンティン・タランティーノ監督の作風にも通ずるものがある。
しかし、何よりも評価すべきは、アーザードが中継を通して国民に「誰が豊かな生活を与えてくれるのか、よく考えて選挙に行け!」と大真面目に演説するシーンだろう。これは日本にも通ずる点だし、これをフィクションで大真面目にやるというのは中々に覚悟の要る事だろう。
インドの選挙投票は、専用の機械を用いて行われるという点、女性死刑囚が妊婦の場合、子供が5歳になるまで刑の執行が延期されるという点は勉強になった。こうした文化や法の違いを知れるのも、海外の映画を鑑賞する楽しみの一つだろう。
唯一不満点を挙げるとすれば、同じインド映画である『RRR』と比較して、もう少しアクションシーンの派手さやボリュームが欲しいと感じてしまった点だろうか。特に、クライマックスのトラック襲撃や刑務所でのカリとの因縁の対決には、もう一捻り欲しかったところ。
流石に3時間弱の尺には多少の長さを感じたが、景気の良い高カロリーの演出を存分に堪能出来るのは間違いない。
Unite
「PATHAAN パターン」のシャー・ルク・カーンの出演最新作、ここ最近のインド映画はちょい微妙なのが多かったので今作はどうなるかなーと思っていましたがそんな不安を吹き飛ばしてくれる傑作でした。
アクションとドラマどちらも完成度が高く、3時間と長尺ながら食い入るように観ることができました。
初っ端から村が襲われ、村民が無惨にも殺されていく描写はキツかったですが、目覚めた包帯ぐるぐるの男が一気に敵方を蹴散らしていき、敵の持つ武器をこちらのものにして村を救っていく模様がいきなり激アツでした。
そこからの電車占拠のシーンはこのままテロリストたちがメインになるのかな?と思っていたらいきなり展開に捻りがあり、横暴な借金で苦しむ農民たちの借金返済のために電車を占拠して農業大臣に要求するというとんでもない作戦を実行に移しているもんですから驚きものです。
しっかりとチーム全体で戦略を練って一分の狂いもなくやってのける少数精鋭のチームプレイには舌を巻きましたし、序盤から張った伏線が主人公のキャラクターに深みを与えてくれてワクワクが止まる気配がありませんでした。
医療設備が整っていない病院を救うために保健大臣を拉致って、全ての病院に最新の設備やトイレなどを設置させる手際の良さと交渉のうまさには舌鼓を打ちましたし、危機的状況だろうと潜り抜けていくチームの連携もお見事でした。
恋仲に落ちたエリートウーマンとの関係性もキュンとくるものがありましたし、主人公自身の立場もあるせいか偽りの姿で敵対することもあれど、お互いに辛い立場を経験しているからこそ通じ合えるものがあるんだなと思えるシーンがたくさんあって、そのドラマも良いものが詰まっていました。
堂々巡りで主人公の父親と再会し、父親の記憶喪失のせいもあって不器用な再会にはなっていましたが、二人が抱擁する所はくぅ〜と昂るものがありました。
インド映画ならではのカーアクションがとんでもないクオリティで超絶楽しかったです。
トラックにジャンプして飛び移ってからの車両の屋根で攻防だったり、ドア越しの攻防だったりといきなり迫力満点なんですが、親父たちがバイクで向かってくるところとかカッコ良すぎて痺れました。
バイク×武器の組み合わせで敵をメッタメタにしていきますし、弾倉の使い方がイカしてる!と思わず見惚れてしまいました。
トラップの使い方だったりにも工夫が凝らされていて、今までのカーアクションにハチャメチャさを加えた結果とんでもないものがお出しされたので満足度ブチ上がりでした。
刑務所の受刑者総動員で立ち向かったり、ダンスしたり、音を掻き鳴らしたりするのもインド映画らしい景気の良さを感じれましたし、お互いの関係性や信頼などが各シーンでビシバシ伝わってくるってのも最高でした。
選挙の1票が大事、しっかり見極めて国や地域の代表を選ぼうぜというインドの情勢に訴えかけるものだと思いますが日本人にも中々刺さるものがありました。
やってる事はオーバーすぎるが正しいことをやっているというのがしっくり来ましたし、それに応える国民たちの姿がとても眩しかったです。
言葉だけでなく行動で示しているというところにも漢気とカッコ良さが滲み出ていました。
ラストシーンのバトルは狭い空間ながらぶっ飛びまくりでしたし、ついに叶った親子で親玉へと立ち向かう様子は胸熱でしたし、ここまで達成感のある復讐って早々無いんじゃってくらい気持ちのいいものだったのもさらに良かったです。
エンドロール中の映像もニヤッとできる後日談が流れてくるので嬉しかったですし、やっぱ踊ってくれるんやなと再度ニヤリとしました。
基本的にダンスシーンの多いのがインド映画なんですが、ここ最近やたら長いのを観てたのもあって気持ち少なめで観やすいなと思いました。
相変わらずダンスが始まるとスパッと物語が止まるんですが、還暦目前には見えないシャー・ルク・カーンがキレッキレに動いてるだけで物語を止めてくれて構わないぜって気分になりました。
アクションもどんな体の柔らかさ持ってんねんレベルで跳ねたり飛んだりぶっ飛ばしたりで見応えがあり、スロー演出も多用こそしていますが、それによって生まれる重厚感があったのでプラスに働いていました。
今作は単体でもしっかり完結していますし、流れ的に続編を作れそうな終わり方になっていたのも好印象でした。
是非ともインド映画は2部作構成ではなく単体で成功したら2部作構成という流れになっていって欲しいです。
今年ベスト候補です。
鑑賞日 12/3
鑑賞時間 9:35〜12:40
座席 J-14
我々の指に宿るものは、いずれ世界を変えてゆく
2024.12.4 字幕 イオンシネマ京都桂川
2023年のインド映画(171分、PG12)
ムンバイを舞台に繰り広げられる政治犯と警察の対決を描いたアクション映画
監督はアトリー
脚本はアトリー&S・ラマナギリヴァサン
原題の『Jawan』は「兵士」という意味
物語の舞台は、インドの国境付近の村
村の少年ジュジュ(アビラル・リンボー、成人期:Sangay Tsheltrim)は、川に流れ着いた男(シャー・ルク・カーン)を発見する
村人たちは男を手厚く看護し、神に祈りを捧げた
だが、その矢先、中国兵による侵攻が起こり、村人たちは惨殺されてしまう
祈祷師は神に祈り、それが通じたのか、瀕死の男は復活を遂げ、中国兵を一人残らず殲滅した
男は救世主と呼ばれ崇められたが、自分のことを全て忘れていた
それから30年後、ムンバイのメトロではある計画が密やかに行われていた
渋滞のためにその列車に乗ることになったアーリヤ(Ashelsha Thakur)だったが、その車両は間も無くハイジャックされてしまう
武装した女性数人が取り囲む中、一人の警官が事の鎮圧にあたろうとする
だが、そこに居合わせた老人は警官を制圧し、彼こそが首謀者(シャー・ルク・カーン)であることがわかった
男はチーフと呼ばれていて、声明を出して、政府との交渉に入った
男の要求は「ある実業家から金を融通してもらい4000億ルピーを払え」というもの
矢面の立たされたのは農業大臣のムラハ・ダース(Naresh Gosain)で、男は年間に1万人以上の農民が借金苦で命を絶っているという
そして、その4000億を借金を抱えている農民に配り、その負債を帳消しにしてしまうのである
事件の交渉と捜査にはナルマダ(ナヤンターラー)が抜擢され、部下のイラニ(スニル・グローバー)とともに捜査を開始する
ナルマダには娘スージー(シーザ・サロージ・メータ)がいて、彼女は父親探しをしていた
そして彼女は、ムンバイの刑務所の所長アーザードに好感触を持ち始めていく
だが、その男こそが一連のテロの首謀者であり、そんなことを知らぬまま、ナルマダは娘のためを思って、アーザードと結婚することになったのである
映画は、30年前の男と現在のアーザードを一人二役でこなしている映画で、この二人が父と息子という関係となっている
アーザードは女性刑務所に服役していた母アイシュワリヤ(ディーピカ・パドゥコーン)の息子で、当時の刑務所長カーヴェリ(リディ・ドグラ)が養母となって育ててきた
アーザードは刑務所改革を行い、その中から6人を選抜し、チームを編成してテロに及んでいたのである
3人の息子を戦争で亡くした「母」ラクシュミー(プリヤマニ)、自殺した農夫の娘カルキ(レハール・カーン)、医療事故の汚名を着せられた医師イーラム(サニャ・マルホートラ)、変装が得意のアーティスト・イスクラ(ギリヤ・オーク)、場を盛り上げる楽曲を提供する音楽家のジャンヴィ(アーリヤ・クレイシ)、ハッカー&メカニック担当のヘラナ(サンジータ・タチャリヤ)
この6人はアーザードの母親的な存在であり、それぞれが不当な罪で投獄されていたり、理不尽な所業ゆえに犯罪を犯した人ばかりだった
彼らには目的があって、いわゆる世直し的な意味合いがあった
そして、その行動は国民の支持を得ていくことになった
また、アーザードは父ヴィクラムの仇である武器商人のカリ(ビジェイ・セツパティ)に恨みを抱いていて、彼が政府とつるんで暗躍していることも知っていた
そこで、彼の一人娘であるアーリヤを人質に紛れ込ませることで、カリを表舞台に引き摺り出すことになったのである
映画は約3時間あるいつものインド映画で、踊るシーンも満載で、途中で監督も歌って踊っていたりする
女性陣が中心となっているので、いつものおっさんばかり登場するというものではなく、華やかな絵作りになっていた
映画のメッセージも万国共通のもので、腐敗した政治に対して、国民の指(インドでは電子投票になっている)には力があることを訴えている
5時間しか持たない蚊取り線香に熟考するのに、5年続く政治に無関心なのはなぜか
このメッセージが国民の間で浸透し、アーザードは英雄視されていくことになるのである
いずれにせよ、かなり登場人物の多い作品だが、末端以外はわかりやすいキャラ作りになっていて、そこまで混乱することはないと思う
国民のために動いているテロリストという構図になっていて、奪うお金も汚いお金なので国民の支持も得られている
4000億ルピーを実業家のために帳消しにするのに、農民からはきちんと取り立てるとか、富裕層優遇政策によって国民が割を食っている状況などが描かれていく
政府が10年経ってもできないことが、テロリズムによって5時間でできるという皮肉もあり、そう言った本気の政治を国民に死傷者がでない(カリの部下を除く)方策で行うのは徹底していた
このあたりの爽快感というものもあるので、3時間があっという間に過ぎていく
エンドロールでは、途中で登場するエージェント・ナーセク(サンジャイ・ダット)の次のお仕事も予告されているので、ある種のユニバースになっていくのかな、とおもった
長髪でお願いしたい!
インド映画大好き。
10月のハヌマーン観られなかったからインドが足りない。。
全部乗せの油マシマシ麺大盛り作品を欲していたので、朝から洗濯3回回してダッシュ!
ちゃんとおトイレ行って着席♪
膀胱がんばれ。
予告で見応えのあるM:I8とビーキーパーの予告が流れてテンション上がる٩( 'ω' )و
インド映画界のスーパースター、三大カーンのうちの1人。
ボリウッドの皇帝・キングカーン!
シャー・ルク・カーン主演作品。
私、シャー様とサルマーン大好きなんですよね!
名前がややこしいディーピカー・パードゥコーンも大好き。
パターンのルバイ役がかわいおもろでお気に入り(^。^)
ボリウッド界のご贔屓お二人が出演という事で楽しみにしていた本作。
はい。今回もお腹いっぱい!いただきました٩( 'ω' )و
インドの映画ってストーリーもてんこ盛りなので、あらすじ書いてると子が帰って来ちゃうので省略。
今回もそんなに難解なストーリーではなかったので、ちゃんと観れば理解できます。
とりあえずビックリしたのが、シャー様が父親と息子の二役を演じていた事!
どちらも何歳設定なのかわかりませんでしたが、ちゃんと父子に見えましたw
そして、シャー様の貴重?なスキンヘッド姿が見れました♪
似合っていたけど、うん。良いけども。メリメリ〜からは風になびくロン毛でお願いしたかった!
今回は"なびき"だけ少な目で気に入らなかったww
(予告でステイサム観てたからちょい被りでニヤニヤ)
シャー様と謎の美女達。
目的と正体と繋がりには唸りましたね!
まさか謎の美女達が囚人だったとは!
まさかアーザードが女子刑務所の所長だったとは!!
そしてスージーちゃんがきっかけで結ばれたのが交渉人のナルマダだったとは!
まだまだあるよっ٩( 'ω' )و
"ウィクラム・ラトール"を助けてくれた少年があの人だったとは!
アーザードを育ててくれたのがママの看守さんだったとは!泣
日本人の感覚的にもグッとくる展開で、ちゃんとグッときちゃうのです。
これだけ長尺なのでたっぷり説明出来るからこそ成せる技か?!
お馴染みのダンスシーンも豪華で楽しく、特に女子刑務所内での「死亡遊戯」?
「ファースト・ミッション」?
黄色いつなぎ姿の美女が大勢出演のダンスが面白くてお気に入り。
ウィクラムパパんと仲間達の横並びバイクシーンもカッコ良かったし、刑務所内が「軍隊」と化した全員武装シーンも迫力がありました。
(あのコロシアム?のような構造が効いていた)
そしてこちらもお得意の、しつこい位多用されるスローモーションシーン。
ちゃんと効果的で印象的でワクワクしました。
(邦画でこ〜ゆう画作りってないですよね。ダメなのかな?)
今回勉強になったこと(←突然かっ!)
インドでも死刑制度があることを知った。
インドの選挙システムが"電子投票マシン"で行われていることを知った。
人口10億人ですもんね、そりゃそっか。
(日本でも導入すればいいのにねぇ〜
反対派がねぇ〜(°▽°) 投票して欲しいのか、して欲しくないのか、どっちなんだい!!)
そういえば、インドでは服役中でも外で働ける"オープン・プリズン"っていう刑務所もあるそうですよ。
日本では考えられませんねー
と、話しが逸れてしまいました。
よっこいしょ∧( 'Θ' )∧
この作品はインドの庶民の怒りを全面に打ち出していたと思います。
金持ちはその権力でやりたい放題。
貧しい庶民は搾取されるばかりで望みがない。
自殺問題・政治と金(利権問題)など、庶民を苦しめている様々な社会問題に触れており、お国は違えど我々日本人の問題として受け止める事も出来て、一緒になって理不尽さに怒り悲しみながら観れました。
その分スカッと感もマシマシでした。
アーザードからのメッセージ。
あんなに力強くストレートに訴えかけられたら。。
心の中で彼に一票入れました。
真面目に考えないとね。手遅れになってはいないと信じたい。。
今回もインド映画を堪能できました♪
1月の「カルキ」も楽しみだ!
インド映画万歳だよぉー
インド映画に抵抗なければオススメ
ハイジャックで殺された人は…とか、お見合いの相手は…とか、察しがつくけれど、何も考えずに約3時間楽しめました。平日8:20からの回でしたが、私一人の貸切状態でした(^◇^;)
主演が二役!!3時間の長尺にアクション、政治、硬軟、伏線、何もかも盛りだくさんすぎる!
主演が二役だったのですか!?
すみません。あまりに見事すぎて、似てるのに見分けがつきにくいのか、観ていて混乱して良くわからないまま観てました。
あとでわかりました。
3時間の長尺にアクション、ダンス、政治などなど、硬軟併せてとにかく盛りだくさんの内容に満腹です。
実は親子だった、という主軸の長い物語に、美女軍団たちなど各登場人物の様々なエピソードが枝葉のように描かれて、過去の伏線回収まであったり、話も盛りだくさん。
インド映画では、最近よく見る気がする、悪徳政治家による圧政と警察の不敗に苦しめられる国民。
現実のそんなにひどいということなのか。(不勉強ですみません。)
良く考えずに投票する国民一人一人が悪い。
日本人も全く同じ!!!
もっと考えて投票しよう、カメラに向かって訴えるシーンの生真面目さに感動。
アクションもいろいろありすぎてピックアップできない。
しいて言うなら、暴走大型トラック群の屋根の上での格闘シーンが凄かった。
あの同じ主役の「パターン」同様、確かに既視感あるアクション・アイディアも多いのですが、それでも見ごたえあり。
せっかく凄いのだから、スローモーションはあまり多用せずに普通に観たいとも思う。
ただどうしても、結局は美男美女でないといけないのか、とは思いますが。
期待度○観賞後の満足度◎ ジャンル分け不可能というかジャンル分けに意味あんの、と言いたくなるよなインド発超絶娯楽映画。貧富格差反対!環境破壊反対!選挙に行こう!とエンタメが融合しております。
①インド映画にはあまり詳しくないけれども、国力と映画とはある意味関連があるのだろうか?
インドはしばらく前から世界一の映画大国ではあったけれども、それはインド国内の市場が大きいからであったけれども、少し前からは世界の映画界でも存在感を増している。
最近、アメリカでもインド映画はヒットしているようだし。
中国が今や国力が落ちつつあるのに反してインドの躍進が著しいが、映画界にもそれが反映しているのかな。
戦後日本の経済が成長するのに併せて数々の日本映画の名作が産み出されてきたように。
といっても本作はいわゆる芸術作品ではなくてあくまでも娯楽映画だけれども…
②冒頭からして、さて何が始まるのだろうという出だし。
ただ、蓋を開けてみたら、村人に救われた正体不明の男、でも村が無法者達に襲われてあわや全滅かという時、甦った謎の男が現れて(待ってましたという感じ)が無法者達をバッタバッタと倒して村を救う、という西部劇や日本の時代劇で散々観てきたような展開になる。
村の救世主は大怪我を負っていたと同時に記憶喪失になっていたが、助けられた少年が「貴方が誰であるか僕が必ず見つけてあげる」と言い、そういう流れかと思っていたら…
②舞台は突然30年後の
ミイラ男‼️
おなじみサービス精神旺盛なインド発アクション映画‼️ミイラ男を思わせるプロローグのアクションから、30年後を舞台にした地下鉄のハイジャック事件へ‼️主人公は歳を取らないのかなと思ったら、なんと親子だった‼️相変わらず超絶アクションはもちろん、歌あり、ダンスあり、上映時間は約3時間と、これぞボリウッド・ムービーですね‼️主役の方はインド映画の大スターらしいのですが、今回はヒロインをはじめ、刑務所内の女性囚人をたちを演じる女優陣が魅力的でした‼️
予想よりも社会派インド映画?
シャー・ルク・カーン主演のインドアクション映画
3時間の超大作で時間を感じさせないが
気合を入れてみないとキツイ
ダンスシーンは多め
大けがをした男が村で手当てをされ
その村が襲われ危機になったところで
包帯だらけの男が復活し敵をなぎ倒すところから始まる
初めからクライマックス
そこから30年後に電車のテロリストが
4000億を身代金を要求し
そして実業家のカリが身代金を支払う
そのお金は農民たちの借金の支払いに使われる
テロリストの男は義賊で
その正体は刑務所の所長アーザードだった
アーザードは社会から英雄になる
そこからアーザードのお見合い相手が
宿敵の女だったとか
窮地のとき死んだと思われていたアーザードの父親が登場
アーザードの父親と母親のストーリー
父親とカリとの因縁
刑務所からのインド国民に対するメッセージなど盛りだくさん
カリは武闘派ではないがやってることが悪辣すぎる
主人公がテロリストとして義賊になるのも仕方ないと思ってしまう
あと、マフィアから選挙買収のためにお金をもらったけど、マフィアはどうなったのか?
農家の借金、医療の問題とか社会風刺的な問題も多い
生放送で「政治家を選ぶときはよく考えよう」というのは日本人にも刺さる
主人公が変装で顔が頻繁に変わるところとか
後半から親子のダブル主人公になったり
父親が助かる部分がご都合主義的なところがあるが
そこらへんが気にならないなら傑作
ダンスには風。
インド北部国境近くの村に瀕死状態で川を流れてきた男と、それから30年後、地下鉄をジャックする女6人を率いるグループリーダーの男アーザードの話。
インド作品のいつものノリ、雰囲気は分かるけれど序盤から眠気が…。大筋のストーリーは理解出来たものの細かいシーンまでは全く把握出来なかった。
とりあえずアクションシーンは楽しめるしヒロイン役の娘も素敵!別作品のパターンにも出演してたディーピカー・パードゥコーンさんが相変わらずキレイで彼女が出てるシーンだけは目が覚めた!
インド作品デフォな現在と過去の伏線の嵐で繋がるストーリーだけれど一瞬でもウトつくともう追っつかない(笑)
今の日本にも響く
インドの選挙制度
日本の9倍の国土に
14倍の14億人が住むインド
有権者はおよそ10億人で
投票所は100万箇所以上
670の政党と8000人の立候補者が
参加する総選挙は文句なしに
世界最大規模
今年の選挙では先進性と近代化を
10年推し進めてきた
インド人民党のモディ首相に
貧富の差の拡大や若者の失業率
是正を訴える最大野党の
国民議会派のガンディ氏が対抗
野党は大連合を組み票割れを
阻止した結果与党は議席を減らし
ワンマンだったモディ政権も
妥協を強いられる見込みとの
事である
何のレビューやねん
というわけで映画好きなら年に一度は
浴びておきたいボリウッド成分
インド映画界の"バードシャー(皇帝)"
シャー・ルク・カーン主演で
2023年に国内で200億稼ぎ出した
娯楽大作
どうだったか
カーンの主演作は宗教や人種
社会問題においてたいへん啓蒙的な
作品が多いと聞くがまさに
そんな感じで
圧政や不平不満に苦しむ民を
救う謎の男ヴィクラム・ラトールと
6人の美女の正体は?という
ぶっ飛んだ設定は大変面白かった
「一人二役で親子役を演じる」
なんてまず思いつくもんじゃないし
発想力ちげーわと感心しきり
インド映画は主演がとことん
体張って上映時間いっぱい
画面を動き回るのが
エネルギッシュでよい
映画界がCGを多用するようになって
更にパワーアップしている
前述の2024年の選挙にあたかも
合わせたかのような配役を超えて
カーン自身が自分の考えで清き一票を!
と訴えているようにしか
見えず迫力があった
日本でも今年は
マスコミの印象操作や
偏向報道を超えて自分でネットで
調べて判断し民意を反映し
マスコミが予想した選挙結果を
覆したケースがあったりタイムリーで
非常に刺さる作品だったと思う
くれぐれも長いけど
楽しめる作品だったと思います
全18件を表示