サイレントラブのレビュー・感想・評価
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ありきたりなラブストーリーではないけれど
声を出さない青年と視力を失った音大生の静かで儚い恋模様にすごく心が洗われた気がします。 ラブストーリーといえば、胸きゅんを求められ、本作はそのような要素は無く、もしかすると物足りないと感じる方も多いのかもしれません。 でも私は、2人の静かでありながらもお互いを思いやる優しさと温かみがラブストーリーとして十分すぎるほど胸に刺さりました。 特に印象的だったのは、最初の方のただ毎日息することだけに日々を見いだしてるような何事も諦めたような蒼の目線から、 美夏と出会ったことでピアノを弾く彼女を愛しく優しく見守る温かみのある目線に変わった瞬間はとても心が震えました。 蒼は特に、セリフが無いからこそ、今思っている感情や気持ち1つ1つが声以外の表情や佇まいからすべて伝わってきて、凄い演技力だと思いました。 言葉がなくても目の瞬きとか唇が震えてる感じとか起こす行動から彼の想いが溢れていて、今思い出すだけでも胸がぎゅっと苦しくなります。 "静"の時間は2人が静かにゆっくりと歩み寄る時間だったからこそ、 "動"の時間が続くと少し息のしづらさを感じてしまいました。その正反対の描写がこの映画にはあるのがすごく新鮮に感じました。 でも、どちらもただただ2人が幸せになれる方向に進んで欲しいと気持ちを昂らせてくれる演出なのだと思うと、すごく納得がいきました。 一巡したからこそ、それぞれの役の気持ちまでもっと細部まで確認してみたいなと思ったので、またリピートしに行きます。
小夜曲
交通事故で視力を失った令嬢の甚内美夏。
その後もピアノ科の音楽大学に通う。
ある時、飛び降りを試みるが大学に勤務する
用務員、沢田蒼によって助けられる。
彼は高校時代の喧嘩が原因で声を失ってしまう。
助けた際に拾った鈴で美夏の手助けを
施していく。まあ、少し隠れ方も下手で
一歩間違えばストーカーにも見える。
当然生まれも育ち、服装、食べ物も全く違う
別世界の二人。
切なくて苦しくて、此方が声を発したく
なるラヴストーリー。
蒼役の山田涼介さんの眼差しは優しい。
無言の演技なので、顔の表情と目で表現する。
また久石譲さんの音楽が絶妙なタイミングで
演技を補佐している。
美夏役の浜辺美波さんはお綺麗。
涙を流すシーンは胸が締め付けられる。
美夏の涙を蒼が袖で拭うシーンは良かったなぁ。
神の手と表現したのは微笑ましい。
見えない分、手のゴツゴツ感で分かっていたんだろう。
久々に見た野村周平さんは、どこか悪そうなダークさを全身から醸し出してた。5万円でピアノを鳴らし、その後賭博か………。
古田新太さんはもう少し観たかった。
助けて、庇って、助けて、又庇って…声が出ないのに。静と動の揺れる心情の波が常に来るような
感じ。そして静かな重みが降りてくる。
ナハトムジークの歌詞がピッタリそのまま
でした。なるほどね。
最後はどうなると思いきや、助けた鈴をずっと
持っていたんだね。美夏の視力も少し回復した
ようで良かった。
タイトル通りサイレントラヴ、静かな愛でした。
これからは二人で静かな気持ちで夢に向かいつつ
愛を育んで欲しいです。
もう少し欲しい
浜辺美波の映画はあまりハズレがないと思うので観た。君の膵臓をたべたいや約束のネバーランドは非常に良かった。今回も事故で目に障害がある役を見事に演じていたが、物語の構成が雑で残念。もう少しラブストーリーとして欲しかった。
前半が良かった
公開記念舞台挨拶全国中継を鑑賞しました。
※語彙力皆無です ※うろ覚えの感想です
序盤 美夏の冷淡な態度が良かったです( 特に心配した同級生に放った「やめて」。)
役者さん全員の演技がとてもお上手でとても良かった(誰目線)です。また、音楽を担当されている方が久石譲さんだったということもあり、会話がない中、音楽が際立っていていいと思います。また、ピアノの演奏も多めで好みでした♪
中盤北村さんが裏切るんじゃないかと思い、良からぬことを考えてしまいました。女ですが浜辺美波ちゃん好きなので、美夏と北村さんのキスシーンは、心の準備ができていなく少しだけしょっくでした。。。(野村周平さんが嫌いというわけではありません!!)
暴力的なシーンは多めだと思いました。また、静と動を前半後半で使い分けているのかなと思いました。
疑問に思ったこと書きます。
なぜ蒼は美夏と喋る時アプリを使わなかったのか。最後のキスシーンは、再会してすぐにキスすることや、(多分)従業員が沢山いる中のキスは何故?と思ったけど、心の深いつながりがあったからこそなのかなぁと。とても綺麗でした!いまいち暴力団?と2人の恋愛の話が繋がらなく、繋がらないようにして考えた方がいいのかなと思ったりもしました。あと、音大の職員の方が逮捕されたと思うのですが、どういう描写をしたくて取り入れたのか。
もう少し2人の恋愛も見たかったです。
いろいろスッキリしないことがあったのでその確認も含めて2回目観に行こうと思います!
美夏ちゃん美人すぎる
※素人のため数字の評価はつけません
王道のラブストーリーを
期待してた。 山田涼介に浜辺美波。久石譲の音楽。もったいない。 なんだろう。エキストラの学生さんたちのように全体に覇気がない。古田新太を含めて脇役の人たちみんながそれぞれの役になんの思い入れもないような感じというか。画面に緊張感がない。 (比べてはダメだけど、「笑いのカイブツ」の菅田将暉の居酒屋のシーンみたいな心に刺さるシーンが欲しかった) 恋してしまうあたりのワクワク感や、ピアノ代わって弾いてもらう(無理があるけど)あたりのバレるかどうかのじれったさ感が上手く描けてなかったように思う。 途中から、チャップリンの「街の灯」や、横浜流星と吉高由里子が出てたやつみたいなのがしたいんだろうなって気づいたけど、持っていき方が下手なのかな。 わかっててもハラハラしない。 せっかくなら、もっと輝いている山田涼介と浜辺美波が観たかった。
フィクションだとしても展開が
いい役者さん揃いなのにもったいない感じがするのは何故なんだろう。音楽も映像も素敵。 そもそも蒼は夢を持たなくて闇のある役だけど、歩き方とかちょっとコミカルだったし、仲間の中では怖いキャラというより小さくて可愛い青年っぽいし。 心根は優しくてピュアってことなんだろうか。 野村周平はエリート一家の中でやさぐれてる? でも実力はあるのか? そっち側の人とこっち側の人で分けてる現実はあると思うけど… 全員好きな役者さんなんだけど、ラストの1人ずつドアップシーンで気持ちが冷めていってしまった。 ハッピーエンドだよね?たぶん。
ピアノ演奏が素敵 切ないな~
夢の無い生活に降りてきた素敵な夢 ナミヤ雑貨店の奇蹟以来山田涼介映画とテレビは観てきましたがバッドランズもそうですが切ない作品でした 二人ともピアノ初心者だそうだが野村周平めちゃめちゃ上手い!いつも思うが役者ってすごいな~
もはや邦画はアニメ以外見ない方が良いかも
ゴールデンカムイを見たかったけど同行者の希望でこちらに…退屈きわまりない時間だった。多分音楽だけは評価される気がするが演出・脚本・演者の演技等々どれひとつとして及第点に達してないな…
宣伝見て、口コミ確認し、 ❨今となっては…さくらの口コミだったのか?❩ 感動させてくれると?…と期待したのだが…
残念過ぎるほど…内容の薄い作品〜日本映画界、さらなる駄作の排出♪ 良い題材を駄作にしてしまったのか?微妙ではあるが、格闘技やってて、音楽の世界に生きる人たちが居て…??なんか、余分な設定のオンパレードでガチャガチャでの急展開のてんこ盛り、笑。 浜辺さんもシン・仮面ライダーで出演作選びスベったな、、というところからゴジラ-1.0で挽回! そして…今回の愚作出演、 こういうテーマは韓流の方が上だと思うので浜辺さんもラブストーリー系やりたい時は韓国の撮りの方がまだマシかも? しかし…日本映画界自体の低迷はこれからも続くんだなぁ〜と…アニメ主体の時代は変わらず♪ 類似作品の…『きみの瞳が問いかけている』くらいには感動させてくれるかと期待…したが、時間と無駄な出費にわれながら失笑…(ToT)
タイトル詐欺の王道
主人公の二人はサイレントかもしれないけど、話はバイオレンスアクション。
山田涼介演じる蒼が昔から荒れていて、殺人を未成年期に犯して、殺された方が持ってきた凶器で喉刺されて正当防衛に近いけど、少年院に入っていたんだろう。弱者根性で闇落ちしているのを浜辺美波演じる美夏と出会って、上流階級相手で回りに住む世界が違うから諦めてと二人共に言われるけど、負けないって話。(ちょっと略へた)
話はバイオレンス無しで作って欲しかったなぁ。山田涼介と浜辺美波の必死の演技に☆1プラスでも☆2やね。タイトルが「ハードコアラブ」にしていたら☆3かな?
Silent on-looker
なんだか、後半にいくほどおかしくなってしまった。
自殺を引き止めた相手を気に掛けるのは分かるが、ストーキングからの交通誘導、更に一回5万で演奏依頼は…
「絶望の淵に追い込まれながらも夢を諦めない彼女にひかれて」たらしいけど、行き過ぎて怖い。
手の甲を叩くコミュニケーションと、連弾を外から見てただけなのに、次の場面では袖を掴まれ並んで歩く。
前後の距離感が繋がってないような違和感がありました。
美夏が笑ったのは連弾のときだけだし、恋愛的にも夢のためにも北村の方が相性がよく見えてしまう。
(北村のキャラがブレブレなので、あくまで“美夏の前での”という話ですが)
蒼は間違いなく恩人だけど、あれは普通「いい人」で終わるパターンだよ。
友人Aによる誤解からの先走りで、白昼堂々の拉致、バイオレンス展開も無理矢理過ぎ。
持ち手もないのにドリル貫通させるし。
美夏の一撃はほぼ事故だし、それで蒼だけが捕まってチンピラ共は放置というのは不自然に思う。
盗撮云々も、無意味な足止めにしか影響してないし、「犯人は教師でした」と言われても「だから?」としか…
ラスト、バックならまだしも正面から突っ込んでくるトラックには笑うしかない。
誰も心配して駆け寄らない中、皆の前でキスしてエンド。
山田涼介も王子様っぽさを消して頑張ってたけど、彼よりハマる人は沢山いると思う。
演技や演出は悪くないのだけど、脚本のせいでことごとく上滑りしてしまった印象でした。
善の行為が相手の心を動かす
お互い身体障がいがあるため、上手くコミュニケーションが出来ない少し歯がゆいラブストーリーでした。
個人的に違和感を感じたシーンがありました。北村と美夏のキスシーンや蒼が終盤の傷害事件で罪を被るシーンです。
しかし、蒼の優しい善の行為が美夏の心を動かしました。
原作は無いようです。まなべゆきこ(知らない方)氏の共同脚本で、山田さんや浜辺さんが体の不自由な役を務めており、それぞれのステップアップになった作品だと思います。
円井わんさんも登場していたようですが、気づきませんでした。
良かったかなあー🤗。
1月27日に新宿ピカデリーにて鑑賞しました。
ネタバレします。
浜辺美波が出演していたので衝動的にチケット買いました。
後から気づきましたが、監督が内田英治さん、「ミッドナイトスワン」の方でした。
この作品大好きです。
ストーリーは、目がほぼ見えないピアニストと喋る事ができない⁉︎学校の用務員さんの話しです。
音楽🎵久石譲さんなんで安定して絵とマッチしていました。
演技に関しては全体的に良かったです!!
演出のカメラワークが良かったです。
ラストシーンで気がつきましたが、
2人が見つめあうシーンですが、向かって右側に寄って交互に絵がでてきますが、
その位置が同じなんですよね。
プロと言えばそうなんですが、改めて素晴らしい事認識しました。
今回は、人ではなく、小道具と美術ですね、用務員さをの備品や船舶の備品がこだわりのある作りでした、
素晴らしいすぎです。👍
この映画の関係者の皆様お疲れ様です!!
ありがとございます。
(o^^o)🤗。
頓珍漢ラブコメディ
山田君が浜辺美波をストーカーするが、自分を隠すのが下手すぎて、すぐバレてしまう。 そういった一連の行動を笑えるかどうかがこの映画の印象を決定づけると思う。繊細な恋愛を求めていると、は?ふざけんなとなるし、私みたいにたまたま入った客は、え?そういう展開?とか思って面白がる。
山田くん良かったね、
ストーカー扱いされず徐々に親しくなれて、最後あのシーンで終われて、何より科白の無い役で。今迄で最高の演技だったよ。浜辺さんは正統派美人なのにどこか陰というか、癖のある役がピッタリ。
話としては露悪的過ぎ。野村くんの悪行とか、格差描写とか、盗撮の真犯人にも何の意味も無かったな。
少し無理があるけど…⭐︎
鑑賞後 こちらのレビューを見て以外と評価が低いんだなぁ…と。
「ミッドナイトスワン」の内田英二監督が監督・原案・脚本も手掛けたということで期待しての
鑑賞。
観客は、山田涼介くん目当ての若い女性もそれなりに入っていたけれども、まぁまぁ分散していた感じ。
「ミッドナイトスワン」のイメージで見に行くと色々な意味で裏切られる。
前半は、格差社会(身分の違い)みたいな恋愛が描かれて、声が出ない山田涼介の演技が切なくて
ホント純愛ストーリー。
浜辺美波は、人形のような可愛いお嬢様にピッタリ!
そこに、涼介演じる蒼の仲間や野村周平(今回の役はすごく良かった!)演じる北村のギャンブル関係の
半グレが絡んで、後半に暴力的なシーンが登場する。
そこで、浜辺美波演じる美夏が誤って北村を鉄棒らしきもので殴ってしまい、それを庇って
蒼が罪を償うことになる。
この辺り、かなり無理があり、評価分かれるところと思うが自分は物語全体としてみると
結構面白くて楽しめた。
ラストシーンも辻褄を何とか合わせて、それなりに綺麗にエンディングにもっていってる。
ピアノ科が舞台の物語なので、クラシックは何回も流れるけどやはり合間に漂う久石譲の
ピアノが作品に深みを与えて流石です。
今回もエンディングに流れるMrs.GREEN APPLEの歌も良かった。
勘違い注意。
CMなどでロマンチックラブ展開っぽいと想像、音楽も久石譲さん!おぉー。 期待して鑑賞。 違いましたー。 『ミッドナイトスワン』の監督、甘い恋愛ものじゃないしっかり重めだと何故気づかなかったのか。 キラキラではない、どっしりとした恋愛のお話。 そしてネタバレととれるような場面も予告CMであり。。 個人的には全体が重めなのでその場面を頼りに最後までみれたけれどあまりない手法だなぁと。 あと、個人的には久石さんの音楽も効果的に耳に届く感じではありませんでした。 ジブリはとても印象的に使われていて無意識でも届くような感じだけれど、まぁ、作品違うし使い方も違ったのかな。 少し脚本も不思議に感じました。 野村さん演じる北村の言動が不可解。一貫性、繋がりが感じられず支離滅裂に感じてしまった。 気まぐれなどで片付けられない点も多く二重人格じゃないと解決できないほどだった。 脚本も監督が書いているんだよなぁ。。。不可解。 グロ場面も少しあり、キラキラ山田くんをみようと思ったらみれないかも。 おでこを出して猛ダッシュしているところだけ少しキラキラが漏れていました。 しかし監督も仰っていたけれど山田さんは普段キラキラだけれどそれを消して重め映画によく出て、ちゃんと毎回成立させている。キラキラが漏れちゃう人もたくさんいるのに。 稀有な方だなぁと改めて実感。
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