サイレントラブのレビュー・感想・評価
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ラブストーリーに胸ときめかない自身の老いを嘆く
普通ならまず見ることのないタイトルなのだが「ミッドナイトスワン」で内田英治にちょっと相当惹かれて興味を持ってしまったのだ。ブラジルのリオデジャネイロ出身で10歳から日本に帰国したという経歴が彼の映画作りに多大なる影響を与えたであろうことは想像でき「ミッドナイトスワン」で広島からバスで上京してくる一果をあれだけ切実さを持って魅力的に描けるのは、今作の山田涼介のヤンキー時代を見るにつけ、服部樹咲の良さというよりやはり監督の技量であったと確信した次第。アウトロー映画で一番力を発揮できるのだろうけれど「ラブストーリー」を一度やってみたかったとのことで、久石譲に音楽を依頼し自らのオリジナル脚本で撮ることができたのも日本アカデミー賞監督ゆえの特権。かなり古風で単純な男女の無理やりすれ違いムネキュンものだけれど内田色は随所に出ておりかなり楽しめた。強引なストーリー展開をもうちょっと自然にできなかったかな~とやりたい放題監督の脚本を正すべきセカンドオピニオンの不在を嘆く。
ナハトムジーク
この主演2人の純愛もの、共に体の障害を負っているというものをどう乗り越えていくのか…というところが見どころだなと思いましたし、主題歌もミセスで盛り上げてくれる、さて監督は…内田監督…。正直嫌な感じはしてました。
案の定その予感が当たり、純愛なんてものはそっちのけの暴力シーン満載の誰得な映画でした。優しさなんてそっちのけの内田監督自己満映画でした。
正直言って序盤からきな臭さ全開で、飛び降りようとする美夏を爆速で止めようとする蒼のシーンからうーんこの感が否めず、その後の展開も全く惹かれませんでした。
蒼が美夏をストーカーしまくってるシーンでえぇ….つてなりながら観ていましたが、ピアノの弾ける悠真に代わりに弾いてもらって気を惹こうとするシーンで一体どんな恋愛が発展するのかと思ったら別に発展はそこまでせず…かと思ったらなんか2人惹かれあっててみたいな訳分からん描写には頭を抱えざるをえませんでした。
体にハンディキャップを背負った主人公という物語で、そこをどう描くのかというのに注目していたんですが、目が見えない事へのサポートと声を出せないことでのコミュニケーションくらいなので、それを売りにしていた割には予想の範疇でしか物事が進まず、ただの基盤としてしか動かしていなかったのが残念でした。監督のやりたかった事とは違うのかもしれませんが、そういう題材にしているという事を自覚してほしかったです。
今作の最大の問題点は謎の暴力描写です。この作品全年齢対象の作品のはずなんですが、蒼の声の出なくなった理由が喉を刺されて声帯がやられたんだと思うんですが、あらすじにもそんな事は書いておらず、ヤンチャ仲間とつるんでいるシーンはありましたが、それがまさか学生時代のトラブルで声が出なくなった、しかもその際に殺人を起こしてしまい、とんでもないくらいの出血量だったりと、純愛を求めていた人はもうこの時点で唖然としていたと思います。
悠真が賭博で滞納しているということで拉致られるという恋愛映画では見ねぇよというシーンからの細い鉄で手をぶっ刺すとかいう任侠ものみたいな事をやってしまいます。そのままグリグリグリグリして、しかもしっかり映すので、拒絶反応を起こす人はもう映画館出ていっちゃうんじゃないかってくらいです。自分もドン引きしながら観ていました。
そこに助けにくる蒼の謎アクションも入り、そこでボッコボコにしたりされたり、それで全員血まみれ、美夏も返り血を浴びていたりと、これ恋愛映画だよな?と何度も疑ってしまいました。
改めてこの映画は全年齢対象の作品なんですが、R指定に突入してもおかしくないくらいには過激な描写が満載でした。映倫はあのバイオレンスシーンを観なかったのか、それともスルーしたのか、杜撰な仕事にため息が出てしまいました。プロデューサーが止めるべきだったのかもしれません。
そこに至るまでの古田新太さん演じるベテランの清掃員が盗撮で疑われる流れとか全く意味分かりませんでしたし、それによって蒼が警察に止められる意味もこれまた分かりませんでしたし、盗撮してたのは女性講師だったとかいうどーでもいいネタバレが最後にあったりと、ほんと雑に繋いでるなーとしか思えませんでした。
美夏を庇って刑務所にいった流れも唐突ですし、チンピラチームも簡単に逃げてしまってますし、警察の質問もどこか抜けていましたしで、その後の流れにもなかなかイライラさせられたんですが、ラストシーンはもう最悪としか言いようがありませんでした。
蒼が働いてる港にズカズカと突入して蒼の名前を呼びまくって現場の人間に迷惑をかけまくる美夏に同情の余地なんてさらさらありませんし、それでいてトラックを無視して歩いていて轢かれそうになったところを蒼が助けてキスして終わりなんて、もうふざけてるとしか思えませんでした。バイオレンス作り終わって満足したから適当に作ったんだろうな感が滲み出ていました。
山田くん…前作の「BAD LANDS」はかなりの当たりを引いたなーと思ってたんですが、よくよく考えたらこれまでとんでもない地雷作品に付き合わされていて、今作も言わずもがな。そもそも喋らない山田くんのラブコメってファンはそこまで求めてないと思いますし、なぜこの役を当てがったんだと思いました。でも表情とかは素敵でした。
浜辺さんも野村さんも本当に良い演技をされているのに、脚本のせいでなんだか滑稽だなと思うシーンがいくつもありました。
ミセスの主題歌や久石譲さんの劇伴も聴き馴染みが良かっただけに、劇中の雰囲気とは全くあっておらず、無駄遣いに思えてしまいました。
内田監督、良い作品は撮られる方なんですが、過激だったり大袈裟な描写が苦手だったんで、今作はそれが悪い方向に爆発してしまった作品だと思います。「マッチング」もかなり不安になってきました。現状今年のワーストです。
鑑賞日 2/8
鑑賞時間 12:40〜14:50
座席 I-16
みなさんの書き込み通りでした。
いくつかの不満点
チャプリンの『街の灯』に似ている、というネット評はみていて、それはその通りだと思った。美夏が事故でけがをして、目が不自由になるが、網膜剥離と白内障の手術は成功している、ということで、時々みえている状態の映像が出たりするし、白杖の給付は受けていないので、障がい認定は受けていないのだろう。わざわざ古い倉庫のピアノを弾きに行く理由がわからない。音楽大学であれば、個人練習室があるだろうし、家庭も豊かそうで、家にもあるのではないかと思った。視覚障がいのピアニストがいるように、弾くのが難しくなったのは、右手を負傷したことも大きく影響していたのではないか。手のリハビリも、復帰のために重要であっただろう。悠真との左手での連弾はできていたし。不運にも右手に重傷を負った悠真にも、左手のピアニストという道があると思う。
声を出せない男性が出てくる作品としては、『機関車先生』というのもあったが、手話や身振りも使えず、指一本と二本で区別をするというのも珍しい合図だと思った。超人的力をもつが、不器用で、自分の思い人の幸せを祈る姿勢は、『ノートルダムの鐘』のカジモドにも通じる。そんな蒼の気持ちを知りつつ、自分の罪を黙っていた美夏は狡いと思った。『デフ・ヴォイス』の輝子=瑠美もまた、加害責任を黙秘し、親近男性に罪を庇ってもらっていたのと似ていると感じた。
良いけど。
ありだと思うし良かったと思う
キャスト的にラブストーリー期待していたので、少しがっかり
ラブから、暴力になってラブに戻り切れずにラストで終わった。
好きになる要素が、少ないと感じた。
見やすさ○
ストーリー○
キャラクター◎
没入感◎
個人的好み○
登場人物の設定が
アオイやミカの障害の原因は分かったけど失明したばかりなのにミカは普通にピアノを弾けたり(もちろん目が見えないピアニストもいますが今まで見えてた人がすぐにあんなに弾けるもの?)、誰かの介助なしに登校したり校内を歩き回ったりできるの?って思っちゃいました
アオイくんにしても不良同士の喧嘩がもとで刺されて声が出なくなったのはわかるけど相手がナイフを出すほどの喧嘩の原因は謎だし、すっと格闘技を習ってる理由もよくわからない
北村さんにしても親の期待や(たぶん)出来のいい兄へのコンプレックスでやさぐれているんだろうなとは思うんだけどもう少しそれぞれの登場人物の背景が詳しくわかった方が物語に入り込めたんじゃないかなと思いました
俳優さんは素晴らしかったと思います
特に山田涼介は全編通してほぼセリフがなく表情としぐさだけで表現するということをアイドルキラキラオーラを1㎜も垣間見せず淡々と演じ切っていてとても良かったし、野村周平も前半しっかりと嫌なやつで後半は影も見せつつ緩やかな表情に変化していくのが素晴らしかったです
あとは格闘技のジムや喧嘩のシーンで見せる山田くんのアクションが凄く良かったので今後ぜひ本格アクション映画とかに挑戦してくれないかなと思いました
無理矢理感はあるけど、好きだな
目は見えるし耳も聞こえるけど話せないアオイ、
目は見えないけど、耳は聞こえて話せるミカ。
どうやって会話して恋愛になるんだ?と素朴な疑問だったけど、必要な時はスマホで会話ね、なるほどー!
いろんなドラマは見てるから涼介の顔はわかるはずなのに、最初まーったくわからなかった。
そのくらいいつもの華やかオーラを消してるのは、すごいなって思った。
美波ちゃんも屋上から飛び降りようとするシーン、体もボロボロで、真に迫ってた。母とばあやがかけつけるのに、助けたアオイにお礼も言わないの? 関わりたくなかったにしてもそれはちょっとなあ。
学校に2人が付き添って、先生に事故のこと説明しにきて、途中ミカの姿が見えなくなって探していたのは想像つくけど、その辺の描写もあってもよかったんじゃないかなー、なんか唐突すぎた。
ミカが持ってた鈴は、私がいつもつけているものに似ていてびっくり!
ベートーヴェンも盲目だったし、辻井さんも見えないし、目が見えなくてピアノするのは気にはならなかった。それでも夢を諦めずに立ち向かっていく姿はよかった。
ミカが歩いているところを、アオイが手助けするのもよかった。ただ学校外まではやりすぎ。仕事大丈夫なのかー!ミカも気配でわかるでしょうに。誰かわからない人がついてきてたら怖くない?
北村のピアノを聴いて、5万払ってまで代役を頼むとかも現実離れしてるけど、先のない自分の未来の代わりに夢を見たかったのかな。
ミカと北村の連弾がめっちゃよかった。背が高いしスーツ似合うし、絵になります。
北村がだんだん変わっていって、表情が柔らかくなっていくのとかもとてもよくて、微笑ましかった。
アオイはなんであんなに喧嘩ばかりしてたんだろうね?いい子っぽいのに、過去何があったんだろうね?
最初、北村は暴力団の幹部で、子分らを連れてるかと思ったてたけど、あれ?学校の教師?あれはやばいんでは?
そして子分らがアオイを見て逃げたから、てっきりアオイは有名な元プロボクサーなのかとか思ったけど、それも違うみたいだったし、もはや設定がわからない、、
手を触ったらピアノ弾く人かどうかもわかるだろうし、、アオイと北村では背丈もガタイも足音も違うし、気づかないのも変。
北村が弾き終わった後、どうやって入れ替わったんだろう?
アオイの友達の言うことを聞いて、北村を拉致するとかも違和感。目が見えなくてあの監禁は怖すぎるよね、、あそこまでやるのはえげつなすぎ、、お嬢様様で無縁の世界だろうによく立ち向かったよ、、
そしてぼっこぼこにやられたところを、ヒーローみたいにアオイが助けに行くとかもおきまりっぽい。
北村をやったのは、カジノのスタッフなのに、アオイが罪を被る必要があったの?
北村とミカの証言があれば、正当防衛だし捕まらなかったでしょうに。2年の月日を作るために、入れたストーリーのようにも思える。
まー、色々無理矢理感はあるけど、ドラマだから楽しめたらいいんじゃない?
ちょいちょい泣けましたー( ;∀;)
振れ幅が
最初に感じたのは、「街の灯」からインスパイアされてるのかな?と思った。
これは美夏が蒼の手を触る仕草がフューチャーされるためラストに繋げるのかと思いきや、そんなことはなく肩透かしを食らった。
そして成就するラブストーリーも良いのだが、彼が彼女を守るための行動だけでは振れ幅が狭すぎる。そのためか心には響かなかった。
小中学生向けの量産型少女マンガ
まあ… つまらなくはなかったです。
ただし、すごく面白かったか?感動したか?と言えば…
Noかしらね。(^_^;)
一言でいえば「少女マンガ」です。
それ以上でも、それ以下でもありません。
役者さんは健闘してました。
特に、山田涼介の演技は秀逸でした。
野村周平は、きちんとクズでしたw
浜辺美波は、淡々とこなしてました。
内容が浅いですからね。
小中学生向けの量産型少女マンガを、忠実に映像化した感じ。
わかりやすーく、不幸な境遇のヒロインがいて、
わかりやすーく、暗い過去のあるイケメンと出会って、
特に必然性もなく関わりが深くなり、
わかりやすーく、クズなヤツがちょっかいを出し、
イケメンの頭の悪いダチが余計なことをして事件が起こる
無駄にバイオレンスなクライマックスを迎え、
ヒロインにワケノワカラナイ行動をとらせたのは、
当作品のマイナスポイントですかね
そして、その後の展開が・・・
チョットナニカンガエテルノカワカラナイよ
どのキャラも。
なんで、ラストはそうなるかね⁉︎
ワンクッション、必要なのではなかろーか?
映画なんだから!
・・・でもまあ、「少女マンガ」なら、これでも良いんですよね
余計なことを指摘するのは野暮なんですよね。きっと。
内田監督のオリジナル原作
ひどくつまらなかった
寝るのにピッタリ‼️
主演二人の演技は良かったけど…
「ミッドナイトスワン」の内田英治監督ということで楽しみにしていたのだが、正直言うと期待はずれだった。
蒼が北村にピアノの代行を頼んだことが、結果的に北村が美夏に好意を抱く原因となる展開は興味深かった。しかし後半の暴力的なシーンは果たして必要だったのか。あそこまで複雑にしなくても、シンプルな三角関係の構図で良かったのではないだろうか。
また、美夏が北村に重傷を負わせた罪を蒼が被るのだが、この展開も疑問だった。警察に説明すれば正当防衛になっただろうし、蒼が罪を被ったからといって美夏が犯した罪が消えるわけではないのに、あたかも何もなかったかのように描かれたのはどうしても解せなかった。最後キスしてなんとなくいい感じの終わり方していたけど、本当にあれで良かったのか??
あと、蒼の過去に関してだが、あそこまでに至る過程をもう少し描いてほしかったと思ってしまった。壮絶な経験をしているのが分かったのだが、あそこまでに行き着いた理由が分からないので、若干感情移入しづらかったかもしれない。
なので正直脚本に関しては残念な部分が多かったが、主演二人の演技が今作は素晴らしかった。
山田涼介に関しては以前から演技が上手いと感じていて、陰のある役も似合うと思っていた。そして本作でもやはりそうだったのだが、今までと違うのは声を発しない役柄だということ。表情や身振り手振りで表現する必要があるので難しい役柄だが、予想以上に難なくこなしていて驚いた。
浜辺美波に関しても素晴らしいの一言だった。山田涼介と同じく、この人も陰のある役が似合う女優だ。また「シン•仮面ライダー」の時にも感じたが、人との距離を取る演技が絶妙に上手い。どこか近寄りがたい雰囲気を醸し出しており、バラエティーで見せる和やかな雰囲気とは全く違うのが面白いところだ。
音楽も素晴らしかった。久石譲の劇中音楽は繊細なメロディーが本作の雰囲気に合っていたし、ミセスの主題歌も歌詞が秀逸。「矛盾こそ生き抜く為の美だ」なんて歌詞、なかなかセンスあると思う。
本当に主演二人は良かっただけに、もう少し脚本が良かったらと思うと残念でならない。
クラシック音楽の映画は国内ではそう多くない
サイレントラブ
OSシネマズミント神戸にて鑑賞 2024年2月1日(木)
パンフレット入手
出会いは突然だった。横浜音楽大学の屋上から飛び降り自殺を図った甚内美香(浜辺美波)をその場に居合わせた沢田蒼(山田涼介)が全力で止めた。泣きじゃくる美夏に瞬時に心を奪われ見つめる蒼。追いかけてきた講師が美夏を連れて帰る。美夏が落としていったガムランボールだけを残して。発声障害(声が出せない)の蒼、美夏はピアノ科の学生、どう考えてもふたりはこの先交わることはないように思えた。
美夏はピアノ科の学生、自殺しようとした理由は交通事故によって目が見えなくなり、将来ピアニストになりたいという夢が叶わないと絶望したから。
医師からは「手術は成功したので、いずれ視力は回復するでしょう」ただ美夏は不安を解消できずにいた
横浜音楽大学の旧講堂内にある古いピアノを、美夏は演奏しようとするが手に痺れが残っていて思うように演奏できないことに気が付き、感情が乱れて転んでしまう。そこに助けようと蒼が現れた驚く美夏にストックを持たせるのだった。
自宅マンションの前で美夏は母親と言い争いをみかける蒼。「ピアノを1日も休みたくないの」、と心配する母親を追い返し、歩き出す美夏。距離を置き後ろを歩く蒼。旧講堂に向かうが鍵がかかっていた。校務員室にある鍵を取り出し解錠、ガムランボールの音で美夏を入室させた。そんな毎日がつづいていたある日、美夏から声をかけられ
「わたしの質問に手の甲を叩いて答えてYESなら1回、NOなら2回」
と手を差し出すと、「あなたもピアノ科」という問いに1回叩いてしまうと「」いつかあなたのピアノを聞かせてね」と。
ある時、非常勤講師の北村悠真(野村修平)のピアノ演奏を聴いた蒼はスマホの音読機能を使い「金を払うからピアノを弾いてほしい」と頼む。
著名な音楽家の子息なのだが、乱れた生活、放蕩を尽くしさらに裏カジノに借金がある。蒼になりすまし美夏の前でピアノ演奏しその腕前えを披露。
やがて美夏の信頼を得て、その手を預かり一緒に通学路を歩くようになった。美夏は両手で傷だらけの蒼の手をやさしくつつみ
「わたしにとってあなたの手は神の手。いつもこの手が助けてくれた」
そう美夏がつぶやくと、蒼は心から喜んだ。しかし消し去ることができない汚れた過去があり 明らかになってくる
男たちの争いが勃発する。残虐で凄惨な展開となった。バイオレンス
美夏のいる前であり、大ききく萎縮している。
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終わったときに美夏は立ち上がるが、だれもいない状況で茫然としている
「蒼さん」「高橋さん」そう叫んだが反応はない。
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ある日、高橋の提案で、三人は高橋のポルシェでドライブをすることに おそらく富士山麓へと行くことにある山荘で休憩
高橋は美夏を口説いてキスしているところを、蒼はみてしまったのだ。蒼は激怒、まさか美夏まで奪われるとは
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そして高橋は大きなケガをしてしまい車いす生活を送っていた。
美夏は高橋が乗った車いすを押しながら、「責任は私にあるの」と言うが高橋は否定した。
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美夏はとある刑務所で蒼と面会する
刑務所 面会室でアクリル版を叩いて会話をしている
蒼と音信普通となったが、美夏は調べつくして、とある港湾施設で働いているらしいと知る
そこに向かうと「沢田蒼を探しています」と大声で叫ぶ美夏
必死に探し回るが・・・・沢田蒼はいたのである。蒼は恥ずかしそうな顔である。
大型トラックが高速で迫ってきた。美夏は気が付いていないようだ
蒼は美夏を抱きかかえるように飛び込んでいった
雨が降っていたのか水たまりのようなところに、二人はいたのだ。そう助かったのである。
泥まみれになったふたり
蒼は美夏の手の甲を1回叩き、キスをした
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映画内で扱われた美しいピアノ曲はパンフレットに記載されています
フランツ・リスト 愛の夢第3番 変イ長調
美夏がひとりで旧講堂で弾く曲
ベートーヴェン ピアノソナタ第8番ハ短調 OP.13 第3楽章
北村悠真のレッスン室で生徒が弾いている曲
ショパン ポロネーズ第6番 変イ長調 op.53(英雄ポロネーズ)
北村悠真が旧講堂で弾く曲
ラヴェル ソナチネ嬰ハ短調 M40 第一楽章
北村悠真が蒼のふりをして旧講堂で美夏にきかせた曲
ドビュッシー ベルガマスク組曲第3番 月の光
別の日に北村悠真が美夏に弾いてあげた曲
モーツァルト きらきら星変奏曲ハ短調 K.265
蒼が寝坊をしたときに、旧講堂に駆けつけると、北村悠真と美夏が連弾で弾いていた曲
久石譲 サイレント
美夏が作曲したという設定でピアニストとしてデビューリサイタルで披露した曲
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「バランスの良い選曲」であることはウレシイですね。
コレ、クラシックが好きな人だとわかると思うんです。
はっきり言いましょうか、作曲家のダブりがないんですよ。
ピアノの世界は「ショパン」が一番尊重されている世界。日本だけでなく世界中です。
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子供の頃からクラシック音楽が大好きで、特にピアノには興味を抱いていた。
ピアノを演奏することができるが他人を感動させる水準ではありません。
この作品を鑑賞したのはこういうことです。
神戸市所在 53歳 大岸弦
私はとても好きな映画だった。
途中までの蒼と美夏のもどかしい空気感で進む静かなお話がとても好きだった。
2人の空気が少しずつ変わっていく情景を描く山田涼介と浜辺美波の演技がとてもいい。
後半の友達が蒼のためにしたこと、美夏が北村のためにしたこと、蒼と北村が美夏のためにしたこと、美夏が蒼と北村に背負わされた諦めることの許されない夢、それぞれがそれぞれを大切に思うが故に背負わせてしまう様々なものが絡み合っていく様子は、本当に切ない。もう少しここも丁寧に見たかった。
ひとかけらでも違っていたら、、と思ってしまう。
核心に近い登場人物の心情ほど、見ている人の想像に委ねられているようにも感じた(私はそういう映画が好き)。
何度でも見たい、と私は思いました。
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