オール・ウェット
1927年製作/6分/アメリカ
原題または英題:All Wet
スタッフ・声優・キャスト
- 監督
- ウォルト・ディズニー
1927年製作/6分/アメリカ
原題または英題:All Wet
1927年公開
Disney +で鑑賞
監督は『トロリー・トラブルズ』『蒸気船ウィリー』『バーンダンス』『ネコの居ぬ間のタップダンス』『猛獣狩り行進曲』のウォルト・ディズニー
監督は他にアニメーターのアブ・アイワークス
粗筋
海水浴場の浜辺でホットドッグを売るオズワルド
そこに現れたのはセクシーな女ラビット
いいところをみせようと本職を買収してまでライフセーバーに転向
女ラビットは海で溺れるふりして助けを求めるが大きな魚に足を引っ張られ大ピンチ
小舟で救出に向かうオズワルド
映画.comでは監督はディズニー1人だが別な資料によるとアイワークスになっている
どうやらウォルトとアブの共同監督のようだ
主人公はオズワルド・ザ・ラッキー・ラビット
この歳なのに全く馴染みないキャラクター
ミッキーマウスの前に彼らが考え出したキャラクター
オズワルドの権利は全て制作会社のユニバーサル側にあり怒った2人は会社を辞めてディズニー社を設立した
著作権に対してディズニーが異常な執着を燃やすのはユニバーサルのせいである
そのオズワルドも2006年にスポーツ実況アナウンサーのトレードでディズニーに戻ってきた
アメリカらしい解決方法である
見た目は全く違うのでオズワルドではピンと来なかったがオズちゃんランドセルのうさぎのキャラクターのオズちゃんはオズワルド・ザ・ラッキーラビットが来ているようだ
デザインが全く違うのはウォルトとアブを引き継いだウォルター・ランツが大胆にアレンジしたからだ
なるほどこっちの方が馴染み深い
オズちゃんランドセルと言っても他地域の人は全くピンと来ないだろう
仙台の鞄店東京屋カバン店が製作販売していたランドセルでCMの影響もあり宮城県や隣県のおじさんおばさんには馴染みがあるかもしれない
因みにサザエボンのように勝手にやっていたわけでなくユニバーサル側の許可はあるようだ
ディズニーに権利が戻り今では販売していないかもしれない
オズワルドは両耳を外し武器に使える
小学校の教師なのに女だからわからないとばかりに男なら誰でも睾丸を外して砲丸のように投げることができると勘違いしている阿部先生(『がきデカ』のこまわりくんの担任教師)のような発想である
ホットドッグといえばコッペパンのような形状のパンに上と下が真っ二つにならない程度にカットしてソーセージを挟むという単純明快なアメリカの代表的ジャンクフード
ソーセージが勝手に動き出し「痛い」「やめて」と抗議する
気持ち悪い
馬や豚は粗末に扱うのに食べ物には悲哀の感情を覚える変質者ウォルト・ディズニー
当時の常識と今の常識は違うので今の常識を当てはめて糾弾するのはフェアではないし活動家に賛同するつもりは全くない
ちなみに私の地元ではホットドッグというとなぜかこれではなく所謂世間一般のアメリカンドッグのことだったりする
オズちゃんランドル同様に東北あるあるのようだが理由はよくわからない
子供の頃に運動会や祭りなどで屋台のおじさんがホットドッグと称して売っていた記憶があるが戦争が影響したのかアメリカが嫌いだったのかもしれない