私がやりましたのレビュー・感想・評価
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昔の大女優対新人女優+駆け出し弁護士の策略対決 古典的コメディ風・フランス映画
フランス映画といっても、1930年代?映画でいえば、1960年代までのフランス、パリが華々しくみえていた時代を描いたフランス、ヒューマン、コメディ映画の雰囲気の作りです。
街並み、人々のファッション、人々の日常・・そこに、最近作映画(「パリタクシー」「バービー」)などでも添加され描かれた、時代的社会問題当(男女平等、人権、選挙権、他)を下敷にに、レトロでライトなコメディ映画になっている。
ドラマは、有名なプロデューサ殺人事件をきっかけに、話題となった新人女優が、駆け出しの弁護士と共に危機を切り抜けた所に、サイレントからトーキー映画時代を生き抜いてきた女優ではあるものの、今は一線を退いたと思われる女優が、その殺人事件を使い、昔の名声、報酬をもくろんで、新人女優+駆け出し弁護士に戦いをしかける。
ここより50年代、60年代に作られたフランスやアメリカ映画のオシャレなコメディドラマ映画が、テンポ・アップ。
映画中の女優✖2➕弁護士〓役者3人が揃い、それぞれが画策する戦略を実行、ドラマ進行が面白くなる。
昔の良き時代の映画を彷彿させるコメディドラマ映画の作り。締めくくりも古き良き時代の終演、そして・・さらなる展開へ・・。
それにしても、ドラマ毎の、フランソワ・オゾン監督の絶妙な人のドラマの描き方に感心させられます。
★Digital音響 鑑賞
★重低音 ─
★音圧 ─
★分離度 2
サイド(左右、後、活躍度)─
★サラウンド ─
音響的にはスクリーン側ステレオと、モノラル音源が使われているのが主で、古き良き時代の映画を目指したのかもしれません。
富と名声をかけて○○の座を奪い合うコメディ。
普通は自分が真犯人であることを隠したり、自分が真犯人でないと主張するのだけれど今回は逆。というか、犯人であることが重要な意味を持つから、自分がホンとはがやってないことを隠す設定が面白い。
犯人と間違われたことで思いがけず富と名声を手に入れた2人。舞い上がって浮かれているところにやってきた真犯人オデット。僕はイザベル・ユペールを見に行ったので、ヨッ、まってましたイザベル・ユペールって感じ。
我らがイザベル・ユペールが70才の貫禄で、かつての大女優オデット役を好演。オデットは今の若い人には忘れ去られた元大女優だが、年寄り連中には未だ光り輝くまぶしい存在として描かれるところが良かった。無声映画「魔笛」が代表作。
2人がオデットに、「あんたなんか守る貞操がないから懲役20年で刑務所行きよ」とか失敬なことをズケズケと言うのが笑えた。
オデットも、今度マドレーヌが主演する映画の主演を代われだとか、助演なら母親役じゃなく姉の役にしなさい、妹とは言わないわとか言って負けてはいない。
2人は真実が明るみに出ると富と名声が失われる。オデットは自分が真犯人だと名乗り出ると刑務所行きの可能性がある。だから、ちょっとだけオデットが有利だけど3人は運命共同体の感じだと思った。
だから、マドレーヌの婚約者の父親から30万フラン調達する場面では、3人は共同戦線を張り手を組む。男たちがかなり手玉に取られていておかしい。
3人の、この何ともしたたかで、ふてぶてしい所が小気味良い。
フランソワ・オゾン監督の作品なので鑑賞したと言うレビューがかなりあった。知らなかったけど、これを機に覚えておこうと思った。
オゾン流#me to風刺?
普通とは真逆で犯人の座を争うという変なお話をエスプリの効いた?脚本でクスリと笑わす大人のコメディ。
当時の司法ってあんなウェットな判断が罷り通ってたのだろうか。
自分には刺激が足りなかったみたいでそれほどハマらなかったかな。
建築家役でパリタクシーのダニー・ブーンが出ており、変な真ん中分けをしてて笑えた。
エンドロールが始まり登場人物それぞれがどうなったかが端的に説明されるのは面白かった。
ミステリー風だけど、コメディ。
レトロなフランス映像でお洒落。ミステリーが始まりだしたと思いきやあっという間にコメディに転身(笑)
殺人しても無罪とか称賛とか笑いの設定。
主人公はなんで無罪に?理由が?
裁判中に考えごとしていたら、肝心の場面を見過ごしたらしい(笑)
本当に殺したの?ってずっと気になりながら観ていたらいたら、やっぱりね。スッキリした。
つまらなくはないけどあまり好みではなかった。
それなりにユーモアがあるし、フランスのレトロ映画って感じがお洒落で年配の映画ファンに好まれそう。
私は後半ラスト近くにちょっと飽きてしまった。
エンドロールに流れた曲は、昭和純喫茶で聴きたくなる感じで素敵でした→思わずShazamしてしまった。
TOHOシネマズとか大きい綺麗な劇場じゃなく、昔ながらの映画館で観ると味がある映画だね。
せめて新宿武蔵野館で観たらまた違ったかも。
フランス映画だがほぼ無条件で推せる、今週おすすめ枠。
今年372本目(合計1,022本目/今月(2023年11月度)4本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
今日ラストの作品です。
舞台は1930年代のフランス。序盤は裁判に関すること、後半は「実は犯人は…」というドタバタコメディもの。それがほぼ半々で登場し、ほぼ分離されているので展開が混乱することも少なく(裁判ネタでコメディをされると法律系資格持ちは何をどう見たらわからなくなり混乱する)良い映画です。
また映画内でも言及があるように、フランスの男女同権思想(フェミニズム思想)は比較的「遅く」(それでも日本に比べると早いとはいえる)、その当時の中で女性がどのように活躍していたのか、ということを(ある種当時の時代背景に脚色はしているのだろうとは思いますが)うかがい知ることができる点でもよかったところです。
どうしても誰が犯人だのトリックが何だのといったところはネタバレになりやすいので避けておきましょう。なお、フェミニズム思想に関しては日本で一般的に解釈されるそれ以上のことは求められません。
採点に関しては以下を考慮しましたが、「気にする人もいる」程度なのでフルスコアです。
なお、フランス映画ですが字幕は丁寧についているので大丈夫です。フランス映画といえばミニシアターが多い印象もありますが、本映画は大手映画館でもやっているのでフランス映画初心者にもおすすめです。
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(減点0.1(減点なし?)/一部の法律ワードに関して)
実は法律ワードはこっそり隠されているのですが(字幕に出ない)、一部で「訴えの利益」や「既判力」といった一部の初歩的な語を知っているかどうかで理解に詰まる部分があります(ただ、映画の字幕が丁寧だし、本格的な裁判ネタの映画でもないので描写も薄目で、よって理解があまり足りなくても「結果として」あまり影響はない)。
もっとも、これらの語を明確に「法律ワード」として知らなくても、日本でいえば刑事ドラマか何かを見ていればわかる範囲の話であり、理解につまづくことはないので、一応指摘はしますが切り上げフルスコア扱いです。
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痛烈なフェミニズム批判映画?
女優さんは綺麗だし、1930年代をイメージした映像も美しく、脚本も構成も素晴らしく大満足。
一見、女性を蔑視していた頃のフランス社会で女性が生き抜くために権利を主張することを主題に描いている作品に見えるのに、返ってそれが痛烈なフェミニズム批判となっていて、さらに今の時代へのアンチテーゼのようで、とても風刺が効いている作品に思えました。
面白かった。
パリのオシャレ 言いたい主張はよくわかった。だが 昔のおじさん本流 の私には響かず❗️
法廷劇➕その後のドタバタ
言いたいこと明確映画
ただ、ワシに一言言わせてください
お母さんは 昔から 子供にとって神 GOD
普通は 老いたおふくろに喜んでもらいたいから
男は頑張るのだ❗️
父親オヤジは 乗り超えるべき 壁 なのだ❗️
勿論、コレは時代錯誤の 昭和オヤジの古い考え とはわかってるよ。
本作、パリのオシャレ そのもの 凝っている。
原作は1930年台の戯曲
戯曲1934 有料パンフレットの受け売り
ただ、演劇というか トーキー映画の出現というか 脇役的人物の設定は変えてある模様。
犯人の座をかけて というのは面白い
司法、法廷役人の めんどくさがり の設定が かえって スクリューボール・コメディ
なるものの面白さを削いでいる感がある。
コレ観る前に ゴジラ マイナス1 観たから
前半の法廷部分 寝ながら😪観てた
フランス🇫🇷語のセリフの応酬 明らかに睡眠💤導入効果
途中から 悪役の女優さん出てきてからテンポよくなる
ただ 日本の脱力コメディ🥸想像しちゃダメな 基本正論、大真面目映画
軽いタッチで 狙ってるが 響く人と響かない人いるかも
女性は神です。だから女性総理大臣も女性社長もOK🆗のワシ
でも、説教は勘弁して という 星一徹のような昭和オヤジのワシがいた。
【有料🈶パンフで気づいて豆知識】
金持ちでイヤミに見えるけど 実はいい人【エンドクレジット前で運命が説明されるので要注意】
ヒゲ🥸のパルマレード役の人 パリタクシー🚕主役の ダニー・ブーンさん。
着想がワクワクさせるからかこの手の作品にしては珍しく【連休初日を考慮しても】6割くらい観客が
「面白いかどうか」はあなたの感受性次第。有料パンフレット🈶はデザイン装丁が良い。
フランス語馴染みがある人優位なのは確か❗️それくらいセリフの応酬だから。
日本人は 英語の偏差値関係なく 何となくハリウッド映画馴染めるのと理屈は同じ。
ただ シーンはわかりやすいので セリフに追われるということは絶対無いから安心して❗️
お洒落で笑えてカワイイがいっぱい
デスパレートな妻たちとかファビュラスな女たちが好きな方にオススメ。
もーちょっとドタバタわちゃわちゃできそうだけど、一本の映画に収めようとしたらそうもいかないですかね。
最後は「これでええやろ」ポイー感が若干否めなかったですが、劇場内で笑い声が漏れ聞こえてきて楽しく見られました。
あと女性が言う「メルシー」可愛い~~~
文句なし!ユーモアとコミカルさも魅力
フランソワーズ・オゾン監督作品は初めてだが面白い作品だった。コミカルで、ユーモアたっぷりな作品。
また、しっかり社会問題をテーマにしている。今回はMeToo問題だが。
出演俳優の演技も文句なしだし、駆け引きも面白い。この点もこの作品の魅力。
楽しかったと余韻を残してスクリーンを後にできる作品。
今年のベスト作品候補に入れたい。おすすめします。
軽やかにダンスするオゾン👯♀️
オゾンって鮮やかでお洒落でセンスよくてカレイドスコープのような人だ!彼の明るさとポジティブな世界観に慰められ励まされ、マジシャンみたいにいろんな手管で驚かせてくれる。これほど嬉しい映画監督はいない。これほどチャーミングな映画監督はいない。
完璧シンメトリー建築ファサードで映画の始まり!衣装もヘアメイクも建物内部も家具もドイツと少し異なるアールデコ!夢のよう💕
ユペールは苦手だが、トーキーに乗り損ねた過去の大女優(サラ・ベルナール?)でオーラはあるが大時代的臭さたっぷりの演技がよかった。
1930年代というとても微妙な時代設定なのに笑わせてくれて皮肉たっぷり。女優マドレーヌ、弁護士ポーリーヌ二人とも適役で賢く強く地に足がついている。ホモソーシャル社会、今と全然、変わってないじゃん!でも重くならない、苦しくならない、笑える、軽やか、テンポがよくてスピーディ!オゾン監督ありがとう!次作も楽しみにしています。
ナディア・テレスキウィッツ
75~80点ぐらい。
面白かったです♪
主演のナディア・テレスキウィッツがカワイイです。
初めて知ったけど、これからチェックしよう(笑)
1930年代のフランスが舞台で、トーキーって言葉が出てきたり、
劇場の映画館で、ビリー・ワイルダー監督の『ろくでなし』が上映してたり、
ポスターどおりオシャレな映画で、ファッションや車など、オシャレでイケてます。
陽気なコメディだけど、メッセージ性も、ありますね(笑)
良かったです♪
オチも良い👍️
会話劇
148本目。
フランス映画と知って観たけど、翻訳が松浦美奈さん。
英語以外もやるとかと、ちょっと驚き。
会話劇で、元は舞台作品なのか?
どっちが好みか迷う2人、会話が面白いけど、この展開、早々にケリがつきそうだけどと、思ってからが上手く展開していく。
芝居臭い演技、何とかごっこに見えたりするけど、それがこの作品に合っているのが、また面白い。
あちらが➖1.0なら、こちらは➕0.5くらいかな
クラシックな雰囲気(1935年頃)が好きで、思い上がった男どもがギャフンとさせられて、女優さんがみんなそれぞれ魅力的で、全体的に肩に力が入ってなくて(ゴルフでも野球でも力みのない綺麗なスィングは素人が見ても美しいですが、そういう類いの力の抜け方なのです)、軽やかに愉快で、ほどほどに盛り上がる。
楽しくないわけがない‼️
しかも一瞬だけど、主演女優さんの美乳も拝ませてくれます。下手なエンドロールのオマケ映像よりも〝得した感〟を味わえます。
久々のフランス映画
女優3名が美しい。
観ていて楽しい。舞台チックでオシャレで目にも楽しい。ハッピーエンドは自分で作る!
女性の権利を?という話でもあるが、男性が多少おバカに描かれていて、でもユーモアたっぷりで面白かった。でも逆に女性をおバカに描いたら女性蔑視!と、今どきフェミニストに怒られそう(笑)
女性の権利を先駆けていそうなフランスだが以外にも女性の参政権が認められたのはヨーロッパでもだいぶ遅い。1番遅かったっけ?保守的な国なのよね。今の世の中は先人の女性達の努力のおかげ。それに恥じないような生き方をしないといけませんね。
まあ、この映画はそんな難しいことではなくそれらをコミカルにユーモアたっぷりに描いた作品。朝早くに観たい。
映画が終わって外に出た時いい天気だと気持ちいいわ。
あと、ダニー・ブーンが好きー。
コメディ映画だった。フランスのエスプリは何処にある
私が映画鑑賞選択の目安とする週刊文春の映画評で高評価だったので、鑑賞してみた。
全くの予備知識無しで観たから、最初はどんな内容の映画かもわからなかった。最初は犯人探しのサスペンス映画かと思った。どうも違うなと感じ、コメディ映画だと分かった。
真実を歪め、自分の思惑通り事を運ぼうとする人間の悲喜劇を描いた作品だと思う。しかし、昔のフランス映画にあった粋なセリフや警句は何処にいったのだろう。ストーリーはいいのに、脚本がいまいちだった。私は会員料金で1100円で元は取れているが、一般料金の1800円だと高い。
1935年当時のパリが再現され、それを見る映画にしか思えない。
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