私がやりましたのレビュー・感想・評価
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言ったもん勝ち
映画プロデューサーが殺されて容疑者となった売れない女優が、やってもいない犯罪を告白し有名になる話。
ポンコツ判事の推論に乗っかり実績もない弁護士が主張をしたら、それなら無罪に…という流れになって行く。
判事のポンコツっぷりがちょっとクドいながらも、話しの流れや法廷劇はコミカルだしユニークだしでお伽噺的面白さも。
ただ、あらすじ紹介で先の展開まで示されちゃってるしスリリングさはまるでなくて、そういう意味では盛り上がらずテンポももうちょいに感じてしまう。
そして登場した厚かましくも母親どころか祖母だろ?な姉志望は…まあこれはこれで楽しくはあったけれど、これで終わり?と思ってしまうあっけないお話しで大団円。
ストーリーとして色々な落とし方がある中で、なんか一番冴えない落とし方選んじゃった様な気がする。
イザベル・ユペールまじでイイ女
昇天
この事件は謎が多い
いっけん外部の犯行に見えるが…🤔💭
意外と犯人はエリア内から動いていない可能性もある🤔
そうですね、私が思うに犯人はまだこの街に潜んでいる気がする…
いや、はっはっはっ私としたところが失礼、普通に考えてまだこのエリア内に犯人が残っているわけないですね(๑•̀ㅁ•́ฅ✨
(あの…)
この殺人だれのもの
1930年代のパリを舞台に、売れない若手女優と駆け出しの女性弁護士の主人公二人が、有罪間違いなしの状況から一発大逆転してしまう奇想天外の犯罪コメディです。やってもいない殺人をやったことにするアイデアが面白いんだけど、ここまでの展開がセリフ中心の説明でややダレ気味。ところが、裁判でのテンポのいいやり取りから、がぜん面白くなってきます。さらに、後半から真犯人が登場して無罪であることをバラすと、これまた逆転の脅迫のしかたがおかし過ぎです。原作は舞台劇だけど、脚本も兼務のフランソワ・オゾン監督らしい、怒涛のがぶり寄り的展開で、最後は一気に楽しめました。ちょっと前に観た『パリタクシー』でも、戦前から戦後にかけてフランス社会での女性の地位の低さが描かれてたけど、この作品ではさらに男性中心社会を徹底的に茶化しているアイロニーがいいですね。役者では、主役のナディア・テレスキウィッツとレベッカ・マルデールがドンピシャの適役でとても魅力的でした。途中から乱入する大御所イザベル・ユペールも強烈でした。
凝った脚本、特に結末の落としどころの急展開が見事!
有名映画プロデューサーが自宅で殺され、売れない新人女優マドレーヌは容疑者に。
しかし彼女は、襲われて、正当防衛で撃ったと自供し、親友の新人女弁護士ポーリーヌと共に法廷へ。
鮮やかな弁論と感動的なスピーチで見事無罪、「悲劇のヒロイン」としてマドレーヌは一躍大スターとなるが…。
やっていない殺人の容疑を認め、逆手にとって貧乏からのし上がっていくが、真犯人が名乗り出て危機一髪。
それでも逞しく賢く明るく乗り越えていく急展開。
さらに、きちんとした論理の組み立てで、被害者以外の関係者が皆ハッピーとなっていく脚本が見事!
1030年代を再現したセット美術・衣装・メイクなども素晴らしい。
フランス映画の香り
良い香りのするフランス映画です。主人公二人の見事な騙しにより最後まで楽しませて持っていくフランソワ・オゾンの力量は素晴らしいです。まるで小規模なスティングのよう。判事はともすればピンクパンサーのクルーゾー警部のような間抜けな感じ(あそこまでのドタバタではありませんが)よく出来た作品です。劇場でどうぞ。
木槌じゃなくてベル
めちゃくちゃ面白かった。
裁判の目的が、事実を明らかにして適切な量刑を決めるのではなく「皆様の納得」であるところに文化の違い(良し悪しでは無い)を感じた。そういう司法制度や結婚観や恋愛事情やジェンダーやらを含めた社会のフランス的なものに対する自虐映画ということか。
昔の大女優対新人女優+駆け出し弁護士の策略対決 古典的コメディ風・フランス映画
フランス映画といっても、1930年代?映画でいえば、1960年代までのフランス、パリが華々しくみえていた時代を描いたフランス、ヒューマン、コメディ映画の雰囲気の作りです。
街並み、人々のファッション、人々の日常・・そこに、最近作映画(「パリタクシー」「バービー」)などでも添加され描かれた、時代的社会問題当(男女平等、人権、選挙権、他)を下敷にに、レトロでライトなコメディ映画になっている。
ドラマは、有名なプロデューサ殺人事件をきっかけに、話題となった新人女優が、駆け出しの弁護士と共に危機を切り抜けた所に、サイレントからトーキー映画時代を生き抜いてきた女優ではあるものの、今は一線を退いたと思われる女優が、その殺人事件を使い、昔の名声、報酬をもくろんで、新人女優+駆け出し弁護士に戦いをしかける。
ここより50年代、60年代に作られたフランスやアメリカ映画のオシャレなコメディドラマ映画が、テンポ・アップ。
映画中の女優✖2➕弁護士〓役者3人が揃い、それぞれが画策する戦略を実行、ドラマ進行が面白くなる。
昔の良き時代の映画を彷彿させるコメディドラマ映画の作り。締めくくりも古き良き時代の終演、そして・・さらなる展開へ・・。
それにしても、ドラマ毎の、フランソワ・オゾン監督の絶妙な人のドラマの描き方に感心させられます。
★Digital音響 鑑賞
★重低音 ─
★音圧 ─
★分離度 2
サイド(左右、後、活躍度)─
★サラウンド ─
音響的にはスクリーン側ステレオと、モノラル音源が使われているのが主で、古き良き時代の映画を目指したのかもしれません。
富と名声をかけて○○の座を奪い合うコメディ。
普通は自分が真犯人であることを隠したり、自分が真犯人でないと主張するのだけれど今回は逆。というか、犯人であることが重要な意味を持つから、自分がホンとはがやってないことを隠す設定が面白い。
犯人と間違われたことで思いがけず富と名声を手に入れた2人。舞い上がって浮かれているところにやってきた真犯人オデット。僕はイザベル・ユペールを見に行ったので、ヨッ、まってましたイザベル・ユペールって感じ。
我らがイザベル・ユペールが70才の貫禄で、かつての大女優オデット役を好演。オデットは今の若い人には忘れ去られた元大女優だが、年寄り連中には未だ光り輝くまぶしい存在として描かれるところが良かった。無声映画「魔笛」が代表作。
2人がオデットに、「あんたなんか守る貞操がないから懲役20年で刑務所行きよ」とか失敬なことをズケズケと言うのが笑えた。
オデットも、今度マドレーヌが主演する映画の主演を代われだとか、助演なら母親役じゃなく姉の役にしなさい、妹とは言わないわとか言って負けてはいない。
2人は真実が明るみに出ると富と名声が失われる。オデットは自分が真犯人だと名乗り出ると刑務所行きの可能性がある。だから、ちょっとだけオデットが有利だけど3人は運命共同体の感じだと思った。
だから、マドレーヌの婚約者の父親から30万フラン調達する場面では、3人は共同戦線を張り手を組む。男たちがかなり手玉に取られていておかしい。
3人の、この何ともしたたかで、ふてぶてしい所が小気味良い。
フランソワ・オゾン監督の作品なので鑑賞したと言うレビューがかなりあった。知らなかったけど、これを機に覚えておこうと思った。
オゾン流#me to風刺?
普通とは真逆で犯人の座を争うという変なお話をエスプリの効いた?脚本でクスリと笑わす大人のコメディ。
当時の司法ってあんなウェットな判断が罷り通ってたのだろうか。
自分には刺激が足りなかったみたいでそれほどハマらなかったかな。
建築家役でパリタクシーのダニー・ブーンが出ており、変な真ん中分けをしてて笑えた。
エンドロールが始まり登場人物それぞれがどうなったかが端的に説明されるのは面白かった。
ミステリー風だけど、コメディ。
レトロなフランス映像でお洒落。ミステリーが始まりだしたと思いきやあっという間にコメディに転身(笑)
殺人しても無罪とか称賛とか笑いの設定。
主人公はなんで無罪に?理由が?
裁判中に考えごとしていたら、肝心の場面を見過ごしたらしい(笑)
本当に殺したの?ってずっと気になりながら観ていたらいたら、やっぱりね。スッキリした。
つまらなくはないけどあまり好みではなかった。
それなりにユーモアがあるし、フランスのレトロ映画って感じがお洒落で年配の映画ファンに好まれそう。
私は後半ラスト近くにちょっと飽きてしまった。
エンドロールに流れた曲は、昭和純喫茶で聴きたくなる感じで素敵でした→思わずShazamしてしまった。
TOHOシネマズとか大きい綺麗な劇場じゃなく、昔ながらの映画館で観ると味がある映画だね。
せめて新宿武蔵野館で観たらまた違ったかも。
フランス映画だがほぼ無条件で推せる、今週おすすめ枠。
今年372本目(合計1,022本目/今月(2023年11月度)4本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
今日ラストの作品です。
舞台は1930年代のフランス。序盤は裁判に関すること、後半は「実は犯人は…」というドタバタコメディもの。それがほぼ半々で登場し、ほぼ分離されているので展開が混乱することも少なく(裁判ネタでコメディをされると法律系資格持ちは何をどう見たらわからなくなり混乱する)良い映画です。
また映画内でも言及があるように、フランスの男女同権思想(フェミニズム思想)は比較的「遅く」(それでも日本に比べると早いとはいえる)、その当時の中で女性がどのように活躍していたのか、ということを(ある種当時の時代背景に脚色はしているのだろうとは思いますが)うかがい知ることができる点でもよかったところです。
どうしても誰が犯人だのトリックが何だのといったところはネタバレになりやすいので避けておきましょう。なお、フェミニズム思想に関しては日本で一般的に解釈されるそれ以上のことは求められません。
採点に関しては以下を考慮しましたが、「気にする人もいる」程度なのでフルスコアです。
なお、フランス映画ですが字幕は丁寧についているので大丈夫です。フランス映画といえばミニシアターが多い印象もありますが、本映画は大手映画館でもやっているのでフランス映画初心者にもおすすめです。
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(減点0.1(減点なし?)/一部の法律ワードに関して)
実は法律ワードはこっそり隠されているのですが(字幕に出ない)、一部で「訴えの利益」や「既判力」といった一部の初歩的な語を知っているかどうかで理解に詰まる部分があります(ただ、映画の字幕が丁寧だし、本格的な裁判ネタの映画でもないので描写も薄目で、よって理解があまり足りなくても「結果として」あまり影響はない)。
もっとも、これらの語を明確に「法律ワード」として知らなくても、日本でいえば刑事ドラマか何かを見ていればわかる範囲の話であり、理解につまづくことはないので、一応指摘はしますが切り上げフルスコア扱いです。
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痛烈なフェミニズム批判映画?
女優さんは綺麗だし、1930年代をイメージした映像も美しく、脚本も構成も素晴らしく大満足。
一見、女性を蔑視していた頃のフランス社会で女性が生き抜くために権利を主張することを主題に描いている作品に見えるのに、返ってそれが痛烈なフェミニズム批判となっていて、さらに今の時代へのアンチテーゼのようで、とても風刺が効いている作品に思えました。
面白かった。
パリのオシャレ 言いたい主張はよくわかった。だが 昔のおじさん本流 の私には響かず❗️
法廷劇➕その後のドタバタ
言いたいこと明確映画
ただ、ワシに一言言わせてください
お母さんは 昔から 子供にとって神 GOD
普通は 老いたおふくろに喜んでもらいたいから
男は頑張るのだ❗️
父親オヤジは 乗り超えるべき 壁 なのだ❗️
勿論、コレは時代錯誤の 昭和オヤジの古い考え とはわかってるよ。
本作、パリのオシャレ そのもの 凝っている。
原作は1930年台の戯曲
戯曲1934 有料パンフレットの受け売り
ただ、演劇というか トーキー映画の出現というか 脇役的人物の設定は変えてある模様。
犯人の座をかけて というのは面白い
司法、法廷役人の めんどくさがり の設定が かえって スクリューボール・コメディ
なるものの面白さを削いでいる感がある。
コレ観る前に ゴジラ マイナス1 観たから
前半の法廷部分 寝ながら😪観てた
フランス🇫🇷語のセリフの応酬 明らかに睡眠💤導入効果
途中から 悪役の女優さん出てきてからテンポよくなる
ただ 日本の脱力コメディ🥸想像しちゃダメな 基本正論、大真面目映画
軽いタッチで 狙ってるが 響く人と響かない人いるかも
女性は神です。だから女性総理大臣も女性社長もOK🆗のワシ
でも、説教は勘弁して という 星一徹のような昭和オヤジのワシがいた。
【有料🈶パンフで気づいて豆知識】
金持ちでイヤミに見えるけど 実はいい人【エンドクレジット前で運命が説明されるので要注意】
ヒゲ🥸のパルマレード役の人 パリタクシー🚕主役の ダニー・ブーンさん。
着想がワクワクさせるからかこの手の作品にしては珍しく【連休初日を考慮しても】6割くらい観客が
「面白いかどうか」はあなたの感受性次第。有料パンフレット🈶はデザイン装丁が良い。
フランス語馴染みがある人優位なのは確か❗️それくらいセリフの応酬だから。
日本人は 英語の偏差値関係なく 何となくハリウッド映画馴染めるのと理屈は同じ。
ただ シーンはわかりやすいので セリフに追われるということは絶対無いから安心して❗️
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