熱のあとにのレビュー・感想・評価
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ま キライだが
いつもの映画館で
仲野太賀の立ち位置がいかにもな感じで面白そうだと思ったのと
最近観る映画によく出ている木竜麻生がよさそうだった
結論としてはオラには合わなかったな
セリフがところどころ聞きづらく
すーっと話が流れない
仲野が傷を抱えた主人公をやさしく包み
都会から離れた恵まれた自然の中で癒されて自分を取り戻す
っていうのが王道だろうしオラの好みなのだが
全くそんなことにはならない
むしろ仲野がどんどん侵食される
いわゆる普通人とそうではない人
仲野と赤いマフラー女子があのままほのぼのと結びつけば
ちと溜飲は下がるがそれを許さない
プラネタリウムとかラストの交差点のシーン
生理的に嫌な感じになった
子どもが注意するとか泣き出すとかクラクションの音とか
監督とか脚本家の狙い通りなのかも
普通の人はこういうの嫌いでしょ
ここに至っての伏線回収オラには理解不能
木竜麻生とかホストの行動原理も理解できないし
コドモが歌うキラキラ星の意味もつかみ損ねた
後からじわじわあれこれと解釈するような種類かも
実際鑑賞翌日まで引っ張っている
他の人のレビューが読みたくなる一作だ
こういう経験もたまにはいいだろう
ま キライだが
橋本愛と大賀
《桐島、部活やめるってよ》のときは、橋本愛は最初から選ばれていて大賀はワークショップから。
役柄もバリバリ一軍女子で重要な役割を担う橋本愛に対して、大賀はバレー部の補欠。
その二人が主演で並ぶというところに、ここまでの二人の軌跡を感じてしみじみしたな。
そしてそんなことを思っていたら映画が終わったな。
なんか「そうなんだ」以上の感想が出づらい。
大賀のことを好きな職場の女の子が現れるけど、登場に無理あるよね。
細かく感情を描いていくこの感じは原作小説があるのかなと思ったら、オリジナルなんだね。
オリジナル脚本でこの作品をつくったのはすごいと思うよ。
サイドブレーキをぐっと引くラストは好きでした。
橋本愛はここに留まって生きていくんだね。
渋滞が続くからサイドブレーキは解除しようね。
話の展開が読めないし、なぜこんな行動するのか分からない。
ホストに貢いで、風俗嬢にまでなって、愛しすぎた男に対して殺人未遂を起こした女性が、6年後にお見合いで知り合い、結婚するものの、途中でホストの元夫が目の前に現れ、幸せだった夫婦が少しずつ破滅に向かう。
どの人物にも共感できず、愛とは・・・みたいな持論が多いのも、共感できなかった要因だったかも。
・刑務所から出てきてカウンセリングしている人と結婚しようとした理由
・足立さんがわざわざ田舎に引っ越してきたのはさなえと対峙するためなのか
・健太はいきなり登場した女性(職場の人!?)になぜ刺されるのか
あと、精神疾患を患うときによく持論を展開するのは耳にすることだが、それをずっと見ていて、こちらまで愛ってなんなんだ!?と影響受けてしまいそうになる。
仲野太賀は個人的に好きな俳優さんだし、ポスターを見るといろいろあったけど田舎でひっそり愛をはぐくむような内容かと思ったのでちょっと残念感。
謎が多すぎて訳が解らなかった邦画。 本年度ベスト級。
木竜麻生さんや仲野太賀さんなどお気に入りの役者さん目当てで鑑賞。
出だしから意味不明(笑)
沙苗が階段をかけ降りて血塗れになったホストの隼人の所に行くシーン。あれは何だったの?
タバコを吸うだけでスプリンクラーが発動するの?
出だしから良く解らない(笑)
健太と沙苗は何故結婚したの?
健太は何故いきなり会社の同僚とキスしたの?
何故健太は同僚の女の子と死のうと思ったのか?
意味不明な感じで展開するストーリーについて行けず。
迷惑行為も散見(笑)
勝手にボートに乗って何でオールを投げ捨てるのか?
プラレタリウムを鑑賞中に何故お喋りしているのか?
交差点の真ん中で何故車を止めるのか?
自分には全く意味不明で謎だらけの映画でした。
木竜麻生さんや仲野太賀さんに加え
橋本愛さんの演技はとても良かった!
ホスト役は水上恒司さんだったけど、全く解りませんでした( ´∀`)
「お母さんは私に何を求めているの?」「幸せな人生と自然死」
自分的には、お母さん(坂井真紀)との冒頭の会話シーンがクライマックス。そのあとは、ぜんぜん話に入り込めなかった。さなえ(橋本愛)の言ってることが、ほとんど何言っているのか意味わかんないし、そもそも、橋本愛が「愛ってさ、愛って、」と愛を連呼してる姿をみて、愛ってアンタのことだよ、とツッコんで薄笑いをすることくらいしかこの映画になじめなかった。展開も???が多いし、出てくる小道具にしても、グローブや靴の使用感が一切ない時点でその気配りのなさに興ざめしてしまう。
一番の苛立ちは、プラネタリウムのシーンで子供が注意する場面(※見てない方にはチンプンカンプンでしょうがこれだけは書き留めたい)。さなえたちの会話に、しー、とかいくつかの子どものセリフが入ってくるのだけど、次第に子どもは黙る。それは諦めたの?席を変えたの?それとも終演後に何か言い残すの?と待っていると、結局最後まで後ろの席に座っていて、お母さんと二人で何事もなかったかのように帰って行った。え???何もリアクションはないのかい?てかちょっと楽しかった気じゃないかい?おい、お母さんも嫌味のひとつも言わないのかい?って、そこに我慢がならなかった。つまり、さなえ含めて監督(ここ大事)も、自分のことしか考えてないんだよね。自分が一番傷ついてます、自分が一番自分のことわかってます、そんな自分ってけっこうイケてるでしょ?的な考えに支配されていながら、そんな本当の自分の姿に気づいてない。惨めだね。
結局は、イタいメンヘラ女と、その女に尽くすことに自己陶酔している男の話。仲野太賀すきなので楽しみだったのに。フライヤーみて、「静かな雨」のミステリー寄りの話かなと期待してたのに。
最後、「60秒」を回収して、いい気になっているのが透けて見えて、不愉快。仲野太賀と橋本愛が出てなければ相当辛めの点数になったに違いない。
愛のしるし
殺されかけたホストに関しては、「クズ」とは言われてたが具体的な話は貢がせてたくらい。
善人エピソードも一つ語られた程度で、ここは重要ではないのだろう。
つまり、“恋愛”の話ではなく沙苗の“愛”についてのみが、この作品の主題なのだと思う。
中盤までは静かに丁寧に掘り下げている印象だった。
足立の正体も早々に明かされ、サスペンスでもないというのも明快だったが、終盤からが急に雑。
隼人の名前すら知らなかったホストが急に「頼まれた」とか言い出したり。(なんかの罠かと思った)
置き去りにした宇佐美さん(赤マフラーの子)と次のシーンで何故か同乗しているなど前後が繋がってなかったり。
足立や宇佐美さんのその後もボカして終わるし。
個人的には、宇佐美さんの扱いが一番納得できない。
ワンカットながら印象的に映ってたと思えば、急に再登場して、キスされて、クソ重感情ぶちまけて退場。
かわいかっただけに、役も役者も不憫でならない。
プラネタリウムでのほぼ独白に近いシーンも、子供の「なんか恐い話してる」で笑ってしまい入ってこない。
宇佐美さんが編んでたマフラーが自分用だったのも、笑うとこなのか深読みするとこなのか。
最後に「60秒」が活きるところはとても良かったし、演技も演出も申し分ない。
沙苗の愛は理解できなくても一つの視点として観られたが、もう少し上手く着地してほしかった。
足立が「初めて会ったときに履いてた靴」がどう見ても新品なのも残念です。
支配欲の先にある手段を偏愛と呼ぶのかはわからない
2024.2.7 アップリンク京都
2024年の日本映画(127分、PG12)
2019年の新宿ホスト殺人未遂事件に着想を得た偏愛に生きる女を描いたヒューマンドラマ
監督は山本英
脚本はイ・ナウォン
物語は、新宿のとある雑居ビルにて、ホストの隼人(水上恒司)を刺殺しようとする沙苗(橋本愛)が描かれてはじまる
うずくまる隼人を見下ろすようにタバコを蒸した沙苗だったが、その煙によってスプリンクラーが作動してしまう
だが、沙苗はそれに動じることもなく、不適な笑みを浮かべていた
それから6年後、沙苗は母・多美子(坂井真紀)に連れられて、佐々木(政修二郎)という銀行員とお見合いをすることになった
あるホテルのレストランエリアで会食をした後、佐々木は沙苗を連れ出して、「木を見に行こう」と言い出した
車中、佐々木は「自分は小泉健太(仲野太賀)で、佐々木の身代わりに来た」と告げる
健太は林業を営んでいて、銀行員とはほど遠い生活をしていた
結婚をするつもりはなかったが、半ば偽装のような形で、二人はコテージを改装して住み始めることになった
物語は、健太のあるクライアントが原因で沙苗に隼人への想いが再燃するという流れを汲み、その女・よしこ(木竜麻生)は隼人の妻だった
動揺した沙苗は気が気でなくなり、入水自殺をしようと試みるものの、健太に止められてしまう
健太は自分との結婚生活が「所詮、檻だった」と断罪し、「俺を殺したくなることがあったか?」と問いただす
だが、始めから沙苗にはそのような激情はなく、再び隼人の元へと消えてしまうのであった
実際の事件に着想を得ていて、相手を殺したいと思うほど愛するとはどう言うことか、を命題にしている
これ自体は面白い試みであると思うものの、肝心のドラマ部分で主人公二人の心の動きが理解不能な動きをしまくっている
沙苗は母親の建前で偽装結婚のつもりだったようだが、健太の方はどうやらそうでもないらしく、かと言って同居すればワンチャンあると言うタイプの軽さもない
結局のところ、二人の生活がどういう理由で始まり、どう言う経緯を経て、どのようにすれ違っていったのか、と言うのがほとんど脳内補完レベルになっていて、さすがに無理がある流れだろうと思った
健太が「自分を愛さない女と結婚した理由」もわからなければ、「沙苗は一度は隼人を忘れることができたのか」とかもわからない
そもそもが、再燃のきっかけとなったよしこの存在が謎で、彼女は偶然あの場所にいたのか、噂を聞きつけて近くにいたのかもよくわからない
おそらくは、偶然だと思われるが、それならばどうして「健太と結婚した」と見ず知らずの相手にいきなり言うのかは謎である
このあたりの展開が真っ直ぐではなく、疑問が多かったのが難点だと思った
いずれにせよ、室内のシーンの照明が結構暗めで、ミニシアターの映写機の関係かはわからないが、誰が映っているのかわからないシーンも多かった
人間関係も一緒に飲んでいたのが同僚なのか友人なのかもよくわからず、名前を呼ぶシーンが少ないので、誰が誰なのかも分かりづらい
沙苗の偏愛と健太の純愛を対比させたかったのかもしれないが、健太が沙苗を愛する流れがほとんど描かれないのは難点だと思う
この流れだと、「とりあえず檻に入ろう結婚」にしか見えないので、ガチな結婚を健太が考えていると言うのならば、その過程はきちんと描き、「俺は檻じゃない」という対比をじっくりと描いた方が良いと思う
ホスト事件が起点ではあるものの、偏愛と言っても独占欲が裏返っているだけなので、それだけで偏愛というのは弱すぎるのではないだろうか
愛は普遍でも不変でもない
橋本愛と仲野太賀。
強い人間的魅力を持つ俳優の力で
作品にぐいぐい引き摺り込まれました。
その事実に、その問いに
どう反応する?どんな言葉を返す?
ふとしたきっかけで
全てが壊れてしまいそうな緊張が常にあり
スクリーンに釘付けになりました。
一般的なドラマや映画では
比較的解りやすく都合よく描かれる愛。
それらの作品とは異なる
年齢や経験により変化もする
時に歪だったり一瞬で憎悪に変わる
曖昧で不安定な愛が
描かれているように感じました。
自分の経験や価値観を重ねながら
愛という答えも形もないテーマに
どの作品より向き合った特別で貴重な127分。
憎しみより愛。
自分の愛を貫くため、ホストの隼人を刺し逮捕された早苗の話。
それから6年後、お見合いで出会った男(健太)と結婚をし、平穏な日常を送ってると、隣人の女(足立)が早苗の前に現れた事で、平穏な日常が狂い始める…。
とりあえず本作観て思った事は何かめんどくせ~(早苗)の一言。あのネガティブな感じと暗い映像が続くので眠気がヤバかった!(笑)
ホテルの一室で自殺をしようと健太と美紀、睡眠薬飲みながら「あっ、明日給料日だ!」のセリフは少し笑えた。
エンドロールに水上恒司の名前に気づいて調べたらまさかの隼人!全然気づかなかった(笑)
激情的な愛
新宿ホスト殺人未遂事件からのインスパイア作品。
その人だけにしかない愛の形をひしひしと
伝えてる感じ。此処まで激しく無いが、もしかしたら誰もが間違った愛の方に行く可能性もある
かもしれない。
沙苗が隼人を刺した後にタバコを吸うシーンから。時系列は分からないが上に一度あがり、
落ち着く為にタバコを取りにいったのだろうか?
この猟奇的な笑みが一番印象的。
この後から彼女の目は死んでいて、光が射し込まない。
物語が余りにも断片的過ぎて話が繋がらない。
引っ越した先によしこが居たり、沙苗の自殺未遂、健太が同僚と酒を呑んだり、別の女性と
キスして無理心中等々。
最後は60秒見つめあったら仲良くと。
橋本愛さんと仲野太賀さんの演技は
良かった。
自分の心の奥底にひたすら眠る猟奇的な愛を
表現していたのかな。その愛は正気だと沙苗は
うつろいた目で思っていたんだろう。
共感は出来ないが強烈な愛憎を示した
映画でした。
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