「「世界の事なんてどうでもいいから、もっとあたしの事だけを考えてよ!!」・・・伏線だったのかな。」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 焼肉定食さんの映画レビュー(感想・評価)
「世界の事なんてどうでもいいから、もっとあたしの事だけを考えてよ!!」・・・伏線だったのかな。
「デデデデ」後章。公開日に鑑賞。
前章も鑑賞し、続きが気になったので公開日に映画館へ足を運ぶ。
あらすじはぶっちゃけ「前章を観て下さい」って感じだが、前章で描かれた高校時代から、場面は大学生に。依然として大きな飛行物体が東京の上空に存在する世界で、地上で発見される「侵略者」の駆除が進められている状況。そんな中、飛行物体出現時に死んだと思われているアイドル「大葉くん」そっくりの人間と出会い、物語は結末に向けて進んでいく。って感じのストーリー。正直、続きものなので今作だけ観ても正直訳分からないと思います。
前章が門出にスポットを当て、侵略者との親交や門出が闇落ちしていく様子が描かれていたのに対し、後章はおんたんと謎の青年大葉くんが中心に話が展開。中盤から佳境にかけて、前章からの展開が「あぁ、そういうことか」と、どんどん話が見えてくる。
ネタバレと謳ってレビューを記載しているのでストレートに書かせていただくが、結論としては、予想していた通り「タイムリープ」的な話なのだが、本作の面白いのは「全て丸く収まるグッドエンディング」ではないところ。気になる方は是非前章から通しで観ていただきたい。
なお、原作も気になり、たまたま無料だった序盤を読んでいたら、2巻で前章で亡くなった友人キホちゃんが小比類巻くんに言い放った「世界の事なんてどうでもいいから、もっとあたしの事だけを考えてよ!!」てセリフを発見。正直前章もきっちり覚えてなかったので、暗示してたのかなと思うと読んでて刺さりました。絵の書き込みも凄いし、各キャラクターの背景も深堀りされているので、(最初の数巻しか読んでませんが)原作もおススメです。