漫才協会 THE MOVIE 舞台の上の懲りない面々のレビュー・感想・評価
全26件中、1~20件目を表示
芸人として“舞台”に立ち続ける真の意味
吉本興業が提供する関西のお笑いや漫才、芸とは異なる、関東流の漫才や落語、お笑いの歴史や系譜を知ることができる作品です。
そして、人を笑わせることの難しさと快感、笑いによって人生を救われた者の思いや、芸人としてしか生きられない者の生き様をスクリーンで目の当たりにすると、メディアでの人気がすべてではない、芸人として“舞台”に立ち続ける真の意味が伝わってきます。
2023年に一般社団法人・漫才協会の第7代会長に就任した人気お笑いコンビ、ナイツの塙宣之が監督し、漫才協会を盛り上げるためのPR映画のとどまらない、飄々とした情熱が詰まった“映画”に仕上がっています。
塙の漫才協会への熱い思いが伝わるドキュメント
DMMTV(配信)で視聴。
面白かった。来週はM1。
ナイツの塙が監督、プロデューサーを担当しているが、彼の所属している団体は寄席、舞台を大事にしている。
漫才協会所属のメンバーは芸を大事にしていると感じた。
吉本や他団体の比較もしっかり描いていて見事。
見た事も聞いた事もない漫才芸人さんの生態
漫才は大阪の、と言うか正確には吉本のものという寡占状態の中で、関西とは異なる芸風の関東型漫才の伝統を継承・発展させようとナイツの塙さんが監督を務め、東京の漫才協会に集う人々を記録したドキュメンタリーです。塙さんは漫才協会の会長を現在務めておられるのですが、その事に、氏の覚悟と協会の危機感の様なものを感じます。
見た事も聞いた事もない漫才芸人さんが次々と登場し、その「生態」の面白さも然る事ながら、それを記録に留め、関東の漫才界の基礎固めをしようとする塙さんの工夫と熱意にグッと来てしまいました。まだ40代の塙さんには年配の芸人さんらとの軋轢もあるでしょうが、このままではダメだと新しい戦略を打ち出す姿が希望をもたらします。この映画もその一環でしょう。キョンキョンがナレーションと言うのも嬉しいな。
真面目な塙さん
漫才協会のPR
セーフティ・ネットとして
「スーツ着てビシッと格好いい」
悲喜こもごもがいい感じで語られる
日曜日にいつもの映画館②で
午前中に落下の解剖学を観て昼をはさみ午後の回
ちなみに昼は駅前のベンチで缶ビール2本をゴキゲンに飲った
ナイツのラジオをよく聞いていて宣伝していた
塙が漫才協会の会長に就任し歴史をまとめて形にしたかったと
お笑いに人生を奉じた連中の悲喜こもごもがいい感じで語られる
ビートたけしのことをやんわりと説明していたのは上品
コンビを夫婦に例えて語っていたシーンがあった
相方の悪い方ばかりに目が行ってしまいがちと
午前中に観た落下とも重なり
妻と冷戦中で1か月以上口をきいていないオラには沁みた
おぼんこぼん
「ザ・ノンフィクションSP」
芸を継承して行くということ
芸人たちの不思議な世界。
バイトしながら貧乏しながら 芸人を続ける人達。。。
関西の吉本の漫才が全盛のここ30年。
関東は サンドイッチマン 爆笑問題くらい。
関東は落語、関西は落語少ない。
しかし関西からは 文珍 三枝 鶴瓶などを輩出、
吉本漫才とガチンコ勝負しているから説。
吉本のルミネは連日満員、客層も20歳代多い。
浅草東洋館は 閑古鳥、でも 毎日 芸人が出る。
ナイツを見にいきました
中から見た東京漫才
総花的になり過ぎだったかも
漫才協会会長のナイツ塙宣之が監督を務めた漫才協会の紹介映画でした。演芸ファンとしては見逃せない作品であり、また漫才協会所属の漫才師が舞台挨拶するというので観に行って来ました。私が観に行った回に登場したのは宮田陽・昇。お馴染みの都道府県の地図ネタを観てから映画鑑賞となりました。
チラシでは”ヒューマンドキュメンタリー”と謳っていたのですが、ヒューマンドキュメンタリー的な要素は事故で隻腕となった大空遊平や、離婚しても夫婦漫才だけでなく、同居・同衾を続けるはまこ・テラこのパートに限られていた感じでした。それ以外は総花的で、漫才協会自体や所属する芸人の紹介”動画”という感じで、正直焦点がボヤけていたように思えたのが残念なところでした。わざわざ本作を観に行くのはそれなりの演芸ファンでしょうから、もっとドキュメンタリーパートに絞っても良かったんじゃないかなと思ったところです。
ただ大空遊平やはまこ・テラこのパートはかなり興味深いものだったので、これを観られただけでも満足でした。
報道によれば、塙監督は第2弾も検討中と発言していたようなので、次回作に期待したいところです。
そんな訳で本作の評価は★3とします。
会長の独演シーンいる?
漫才って、お笑いっていいな
ナイツ塙が会長を務める漫才協会を、会長自らメガホンを取り、ドキュメンタリー映画化。水曜日のダウンタウンで不仲として話題になったおぼんこぼん師匠や、数年前亡くなったナイツの師匠でもある内海桂子をはじめとした、漫才協会に所属する芸人のエピソードトークを展開していくと同時に、協会の歴史に迫っていく本作。
ナレーションは小泉今日子も担当しているが、基本は土屋伸之。というか、小泉今日子必要だったかな?と思うくらい、土屋がいい声していて適役だった。もっと声を売りにしたらいいのに。それはともかく、カメラや演出はテレビレベルと言えど、彼らの笑いにかける思いはまさに映画的。継承と復興を図ることを掲げる漫才協会の映画として、素晴らしい出来だと思う。
所属芸人のエピソードの中でもホームランのたにしの話は、1番来るものがあった。旅立ってしまった相方。1人になってしまった自分。漫才は楽だ。でも、ピン芸人は全部自分のせい。だから、漫才の時を超えなくちゃならない。その芸人魂には胸が熱くなる。ハマコ・テラこのお笑いも最高。観客に求められるものは何か。笑えると同時に、すごく考えさせられるものがあります。
みんな漫才が、笑いが大好きだ。浅草劇場でそんな彼らをこの目で見てみたい。ウワサをする限り、生き続ける。どんなに歳をとっても夢を見る。形は違うかもしれないけど、こういう人生を送りたいなと、大袈裟のようだけどそう強く思わせてくれました。
たけしさんの名前も使えない協会作成映画ではね
全26件中、1~20件目を表示