劇場公開日 2025年6月13日

「吹替版でノれず」JUNK WORLD キレンジャーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0吹替版でノれず

2025年6月20日
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前作を劇場で観賞し、その世界観とそれをほぼ独りで完成させたというクレイジーな熱意に打たれたのは強く覚えているが、それから8年経った今、お話は正直あまり印象にはなかった。

前回は吹替版なんてなかったよな、と思いつつ、上映回数は圧倒的に吹替が多いので今回は吹替版を選択。

本作は前作を知らずともまったく問題はないつくりではある。が、私には前作を知るが故に余分な感情が抑えられない、という感じ。

キャラクターの造型・ディテール、そしてその動き、カメラ位置、セットなど、前作とは比べものにならない緻密で多彩な画面が仕上がっていて、エンドロールで紹介されるクラウドファンディングや関係企業のお金もかなり使える様になったことはひと目で分かる。
もちろんそれは作品のクオリティを上げる役目を果たしているものの、そのことで、この舞台における「リアリティの基準」は間違いなく前作とは異なっているのに、特に中盤までユルいギャグやエロネタなどが繰り返されていて、観ていて、その違和感に慣れるのにかなり時間を要した。

そもそもこの作品に「吹替版」って、ホントに要る?
今回、吹替版のキャラクターの声もすべて監督がやっていたのなら、私は特に女性キャラクターのトリスなど、あの不自然な演技に慣れるのにかなりの時間が必要だったので、悪手だったのでは、と思ってしまう。
前作同様、字幕で良かったのでは?

お話は後半に向けて面白くなっていく。
タイムリープのクダリはちょっとくどい気もするが、ちゃんとエンタメになってた。
雑魚キャラが活きてきたりするのもクスっとくる。下品なカメラワークも、後半は楽しめた。

その分、前半の馴染めない時間がもったいなく感じてしまった。

キレンジャー
YOUさんのコメント
2025年6月20日

ストーリーに集中したい方は吹き替え版かと(笑)

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