「国民性かな」コンクリート・ユートピア ゆか暖房さんの映画レビュー(感想・評価)
国民性かな
地震というわけでもない、未曾有の災害に襲われ焦土と化した韓国で、唯一倒壊を免れたマンションを巡り、生き残った人たちが「愚か」としか言いようがない争いに躍起になるという話。
何故そうなったか?という背景や経緯には一切触れずに災害後に起こった出来事を追っていく、というスタイル。なんでやねん!的な突込みどころが満載。
災害サバイバルではなく、いかに人が脆く卑しく危うい存在かということを笑いを交えながら炙り出していく感じ。徐々に現実的になる分、それが故にあまり面白みを見出すことができませんでした
笑いも痛みも悲しみもあるけれど、明確な希望はなく消化不良な締めくくりでした。
コメントする