「フォークトはいいね」車軸 ひろちゃんのカレシさんの映画レビュー(感想・評価)
フォークトはいいね
持たなくてもいい出自コンプレックスを解消するために2人の粋人と同じ世界に入ろうとして彼等を傷つけた挙句失敗して堕ちた遷延性中二病患者の話という事でOK?
数年前、SNSでバズりまくった動画に、三歳児が叔母の結婚式で乾杯の音頭をとる、というのがあり、その子は「僭越」「恐縮」「唱和」などの常套句を正しく発音しているのであるが、当然意味を理解しているとは思えない。作中、神社で真奈美が『マダム・エドワルダ』を誦じるシーンを見てこの動画を思い出してしまった。表面だけなぞって本質に迫っていないのだ。象徴的場面と言えるが、これはそういう意図に基づいた演出なのか、演者の力量不足なのかわからない。
ところで、「ブスの美容外科医」って、ほとんど名指しだな。
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