映画(窒息)のレビュー・感想・評価
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不思議な世界にハマりました。
台詞のない映画なので観る人によって感じ方違うはず。人が言葉を無くしたらどうなるんだろうたった一人残ってしまったら?。。。たった一人いろんな感情と向き合って生きる主人公の強さに驚き寝不足で観に行ったんだけれど寝る事などできませんでしま。
ハマりました。
コレは3回は観なければわからない。。。と思い4回観ました。回を重ねるたびに「そういう事?」「なるほど」「ん?」と見方が変わっていき最後は毎回「ワァ!!」となりました。
また寺田農さんが少ししか出てないのに映画をギュッとしめていてあの大きな凄みのある目が全てを語っていました。流石です!
映画館で観る為の映画だと思います。
制作側の想いのこもった手作りのお金をかけないこんな映画は大切です。
長尾監督の次回作楽しみにしています!
映画への挑戦状でラブレター
めちゃくちゃ興奮しました〜!!
映画への挑戦状であり、映画へのラブレターでもある。
和田光沙さんが演じる“女”にグイグイ引っ張られていきました。
生きることへの貪欲さが素晴らしい!
加えてユーモラスでキュートな魅力も(←これ大事)
『岬の兄妹』も感動しましたが、振り向く姿に痺れます!
しょっぱなから攻めてます。笑
でも、昔の映画って驚くほど前奏曲(序曲)がたっぷりあって、インターミッション(間奏曲)もあったりしますから…。
そこかしこに映画へのオマージュやリスペクトが散りばめられています。
重厚でレトロな音楽がまた良い!
セリフが無いぶん環境音や音楽が雄弁に語ってくれます。
それだけにラストの潔さには驚きました。
映像力で押し切る気かと思ったら、更に驚く展開が!
梶芽衣子や寺山修司を彷彿とさせる、70年代っぽい手触りはこの為だったのか!?
人が3人集まると社会が生まれる。
良くも悪くもパワーバランスが生まれてしまうのは人間の性なのでしょうか?
そしてこんなにシンプルな世界でも、女は性の脅威に悩まされるのか。
いや、むしろシンプルな世界だからこそ浮き彫りになる。
スリリングな展開から目が離せませんでした。
あと、ロケ地!
あの木があるだけで勝ったも同然。
コミュニティとインフラと音楽と闘争の起源
なんだか癖になる映画
映画「映画」
荒廃し言葉の無くない原始的な世界を舞台に、山中の廃墟で一人で暮らす女とそこに現れる男をみせる話。
大きな廃建造物の廃墟が一つあるだけの山の中、動物を狩り川に水を汲みに行き木ノ実やキノコを採取し暮らす女。
他に人がいないのかと思ったら、物交にやってくるおっさんに、女を襲いに来た男達、そして仕掛けに掛かった若い男と現れ展開していく。
原始的ではあるけれど、廃墟や一部の小物は現代のものでありどこか近未来的にも感じる。
登場人物は少ないながら、ダメな男の性と愛想を尽かす女という感じがよく見えて、なかなか面白かったのだけれど、終盤何だか良くわからない感じに。
なんだかんだ依存していたとかそんなこと?
ちょっと良くわからなかった。
エンドロール無しのぶった切りラストは、ちょっとびっくりだった。
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