トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代

劇場公開日:

トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代

解説

日本のポピュラー音楽史に残る数々の名曲を生んだ音楽家・加藤和彦の軌跡をたどったドキュメンタリー。

「ザ・フォーク・クルセダーズ」や「サディスティック・ミカ・バンド」など時代を先取りした音楽性で多くの人々に影響を与え、「トノバン」の愛称で親しまれた加藤和彦。日本初のミリオンヒットを生んだザ・フォーク・クルセダーズの結成秘話、世界進出を果たしたサディスティック・ミカ・バンドの海外公演やレコーディング風景をとらえた貴重な映像、日本のポップスの金字塔といわれる“ヨーロッパ3部作”に隠された逸話などを紹介。さらに、不朽の名曲「あの素晴らしい愛をもう一度」を新たにレコーディングし、さまざまなジャンルのミュージシャンによって進化する楽曲の姿を映し出す。

ミュージシャン・高橋幸宏が加藤に寄せた思いから映画の企画が立ち上がり、「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」の相原裕美が企画・監督・プロデュースを担当した。

2024年製作/118分/G/日本
配給:ナカチカピクチャーズ
劇場公開日:2024年5月31日

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(C)「トノバン」製作委員会

映画レビュー

4.0前進ゆえの孤独〜あの素晴らしい音楽をもう一度〜

2024年6月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 久しぶりに、ぎゅーっと人が集ったシアターで鑑賞。それだけで、映画が始まる前から、じんわりと幸せな気持ちになれた。  加藤和彦さんとの最初の遭遇は、本作品では取り上げられていない、桐島かれんで再結成したサデスティック・ミカバンド。その後、「あの素晴らしい愛をもう一度」を隣のクラスが合唱コンクールで歌っていたのがうらやましく、気持ちは大きく前進。さらには映画「パッチギ!」の「イムジン河」で、加藤さんの音楽は、私のなかで決定的なものになった。  本作品は、加藤さんを知る、愛する人が次々に登場し、加藤さんのすごさ、素晴らしさを楽しそうに、生き生きと語る。それでいて、どこからか悲しみがひたひたと迫り、押し寄せてくる。鑑賞途中からなぜか息苦しさを感じ、ひとり戸惑った。あれは何だったのか、と鑑賞後もつらつら考えた。  常に新しいものに貪欲で、前進をやめなかった加藤さん。前に進むということは、別れも意味する。それは幸せな、肯定すべき別れなのだけれど、一点に留まり深めていこうとする人にとっては、少しさびしい。一方、進み続ける側もまた、さびしさを感じるだろう。それでも進む以上は、余りある良い結果を目指さなければ、と考えるのではないか。それは時に、孤独な道にもなり得る。そのうえ、進めば進むほど、その先が見えなくなる苦しさもあるだろう。当時はどう捉えていいかわからなかった彼の突然の死が、本作のおかげで、自分なりに腑に落ちた。そして、再び加藤さんの音楽に向き合いたい、と素直に思った。  エンディングは、「あの素晴らしい愛をもう一度」。これ以上のふさわしい選曲はない、と納得。随所にあふれる若さ、ひたむきさ、そして明るさのなかの悲しみ。様々な世代のミュージシャンによって、あの歌が再び大切に紡がれていくさまに、温かい気持ちになった。  本作を機に、まだまだ知り得ない加藤さんの音楽があると実感した。再会からの、新たな発見もきっとあるはず。これから、少しずつ紐解いていきたい。改めて、素晴らしい音楽をたくさん残してくれた、加藤さんに感謝。

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cma

2.0とにかく安っぽい作りのドキュメンタリー

2024年10月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

とにかく安っぽい作りのドキュメンタリー。冗長なインタビュー、YouTubeに上がっているライブ映像のみで構成されている。加藤和彦ファンの推し活アイテム以上のものではない。

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エリセ

5.0『マゾ◯スティック カズヒ◯ バンド』 は頓挫した?

2024年10月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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When I am 75♥️

4.5タイトルなし

2024年10月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

記録としていい作品か。北山修から見始めることに。才能のあった人だということはわかるけど、彼の曲でもとても好きなものがそうあるわけではない。カッコつけてる? 北山さんのいうように、演じてる? 竹内まりやの曲は良かった。さすが分析家、北山さんの分析、鋭い。イムジン河、あの素晴らしい愛をもう一度は良かったな。

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えみり

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