「歴史を学ぶ」ラスティン ワシントンの「あの日」を作った男 まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史を学ぶ
根強く続く人種差別撤廃のために尽くした活動家バイヤード・ラスティンを描いたドラマ。
本作を観るまでラスティンという人物を全く知らなかったので、近代史への理解が深まる貴重な機会になりました。25万人のワシントン大行進を実現するべく奮闘するラスティンの姿は、黒人というだけではなく、同性愛や信仰、暴力など、さまざまな偏見や生きづらさから脱却して自由に生きたいという強い意志を感じ、キング牧師とはまた異なるカリスマ性を感じます。
かなり真面目な社会派作品のため、映画としての面白みは欠けているなというのが率直な感想ですが、映画を通して史実を知る楽しみもあり、観て良かったです。
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