PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくてのレビュー・感想・評価
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eスポーツが受け入れられている世界線が虚構でなくなっていることの方が嬉しい
2024.3.12 TOHOシネマズ二条
2024年の日本映画(122分、G)
実際にあった出来事をベースにした、eスポーツの大会に参加した高校生たちを描いた青春群像劇
監督は古厩智之
脚本は櫻井剛
物語の舞台は、徳島県阿南市
うどん屋であアルバイトしながら高専の情報科に通っている郡司翔太(奥平大兼)は、暴力的な父・康雄(斎藤陽一郎)と弟たち(西間木冠&味元燿大)、母・詩織(山田キヌヲ)とともに暮らしていた
母は家事を一切せずに、それで父はいつもブチ切れていて、家庭は荒れ放題になっていた
そんな彼が通う高校の機械科には、怪我でバスケ部を退部した田中達郎(鈴鹿央士)がいて、彼はオンラインゲームの「ロケットリーグ」にハマっていて、全国でも上位に入る実力を持っていた
ある日、ゲームで負けた達郎がチャットを覗いてみると、そこには「eスポーツの全国大会の開催決定!」の記事リンクがあり、その対象ゲームが「ロケットリーグ」だった
参加条件は「3人で1チーム」ということで、達郎はビラを作って、学校中に貼りまくった
それを見ていた教師の木村(三浦誠己)は「無許可の掲示物はダメだ」と剥がしてしまう
物語は、剥がされなかったチラシを翔太が見つけ、その大会に参加する決意を固めるところから動き出す
達郎はクラスメイトの小西亘(小倉史也)を巻き込んでいて、これで参加条件を満たすことになった
3人は練習を重ねるものの、亘は人数合わせでやる気がなく、達郎と翔太でチームを引っ張っていくことになる
それでも、全国の壁は高くて、と言うような感じで展開していく
物語は実際にあった出来事をベースにしていて、実在するゲームが登場している
自分の力だけで勝てると思っている達郎、夢中になれるものができて喜ぶ翔太、興味はV Tuberだけという亘がチームを組むことになるので、必然的にことがうまくは運ばない
それでも少しずつ形になりながら、その挑戦を応援する家族ができて、彼らはチームへと成長していくのである
わかりやすい青春スポ根もので、その題材がeスポーツというところが今ドキで、それに反発がないところも今風な感じになっている
一昔前だと「ゲームなんかしおって!」と怒る父がコードを抜くなどのような過剰な演出が入ったり、生徒が噂を聞きつけてあれこれ言うなんてこともあったと思う
それがなくなっているだけでも、かなり認知度が上がり、一般的なものになったのだなあと感じた
いずれにせよ、ゲームをしていなくても楽しめると思うし、ゲームの告知映画になっている側面もあるだろう
3人が結束していく流れもお約束的なところがあって、それでいて漫画のような逆転劇が起こらないところもリアルなのだと思う
eスポーツだと背景関係なく参加できると言う社会的なメッセージもあったのだが、彼らの対戦シーンがあっても良かったのかな、と感じた
映画「PLAY! 勝つとか負けるとかはどうでも良くて」は案外良かった
# 映画館で観た感想、レビュー
告知が全く面白そうじゃなかったので全く期待していなかったのだが、いざ観てみると想像より良かった。
なんというか空気感や雰囲気が良い。前半ほとんどのシーンがゆっくりまったりと進んで行き、全ての登場人物がなんだか静かに喋る。だが間延びしていない
# キャッチフレーズが気に入らない
まずゲーム大会の話なのに「勝敗がどうでも良い」というテーマが気に入らない。勝つために戦うのに勝利がどうでも良いなんてとんだ言い訳だと思った。
物語が進んで行くとこの言葉にも裏付けがされるのだが、それにしても真逆すぎるサブタイトルだとは思った。
# 物語
学生たちが三人集まりe-sportsに挑戦する話。
# 架空のe-sportsゲーム
自動車でサッカーをする架空のネットゲームが登場する。
たぶんこのゲームは映画のためだけに開発されたのだと思う。つまりゲーム映像を作ったのではなくて、いったんゲーム自体を作っておいて、そのプレイ動画をキャプチャ撮影して映画に使ったのではないだろうか。
なんとなく制作費の半分ぐらいこのゲーム開発に費やされてそう。
正直あんまり面白そうなゲームではない。
ゲームシステムも単純だ。
だけど映画用に人に親しみやすいゲーム内容にしたのだと思う。
# 高能力の少年
主人公のひとり。
スポーツも出来るしゲームも上手いし、授業を聞いてなくても成績は優秀というなんかすごいやつ。
# ラーメンズのアフロの人みたいな少年
喋り方は劇団ひとりっぽい。
# 金髪
イケメン。
# くたびれた先生
くたびれたユースケサンタマリアみたいな感じ。
# 謎の恋物語
本編とはほぼ関係なく金髪少年と少女の恋物語が出てくる。
これがめちゃくちゃ初々しくて良い感じ。
少女の鼻にかかったような喋り方も可愛い。
# 謎の家庭問題
本編と特に強く繋がることもないが、それぞれの家庭の問題も描かれる。
何も解決してない気が
2024年劇場鑑賞58本目。
内容知らないで鑑賞。実話ベースのeスポーツとのこと。あるゲームの国内ランカーの主人公が3人1チームの高校生限定大会に出場するため仲間を集めるが、それぞれ家庭に事情があって・・・という話。
まずめちゃくちゃうまい人が1人いるだけのチームと、そこそこうまい3人のチームなら絶対3人ともそこそこのチームが強いと思うのですが、勝っちゃうんですよね。
その後のインタビューもなんかふわふわしてるし、家庭の事情がゲームでどうにかなるわけでもないし、その後に活かされた感じもしなかったので、現実はそんなものかもしれないけど、じゃあどうしてこの高校を主役にしたんだろうという疑問だけが残りました。
熱くなりました。やっぱり勝ちたい
長い、何を伝えたかったのだろう?
122分の作品、内容に対して長いと感じた。
この作品は何を伝えたかったのだろう。
ゲームに関わる人には響く物があるのだろうか。
ゲーム以外の部分には特別なものは無く、どこからからかかき集めてきたような印象。
封切り後最初の日曜日に伺ったシネコン、観客は私を入れて二人、もうひとかたはイビキをたてていました。
ひとことReview!
それぞれの家庭の事情を描くのはいいのだが、全体的にテンポが悪く、ちぐはぐした感じ。ゲーム・プレイのシーンと、それ以外のシーンとの落差が大きいんだよね。個人的には娯楽性が高い「スポ根」映画にした方がいいのではないかと思う。アクション映画嫌いの意識高い系の映画ファン向け。
ていねいな描写と演出
過疎化していくかもしれない地方での出来事。しかし、ネットは全く関係ない。
地域差やハンデキャップは関係ないのだ。
(何気ない、自傷行為な弟さんにとっても。)
とにかく、メンバを集め、事情がよく分からない教師を巻き込んで、全国大会へ。
使用しているPCや技術、機材は、自分でなんとかしていく時代。
他人や周りを理由に、何もできない大人や子どもが多い(ルサンチマン)。
そういった人たちには、一石を投じたい。
大学生では無く高校生、それも高専というところが、現実的。
対照的、今どきなメンバーに共感しました。少なからず、応援したくなってしまいました。
テクニカルな情報を無理に描かず、高校生たちの行動にフォーカスが良かった。
テンポ良く描いて、さらにドラマチックで、主人公が優勝してしまうような映画だと、逆に、チープに感じてしまう。
恋愛要素なども気になるが、続編を予感・期待してしまった。
今回で終わったとしても、映画としてまとまりのあった佳作。
青春の一コマ
【"勝つとか負けるとかは、どーでもよくて、ってタイトルにあるけれど、負けたら矢張り悔しいじゃん!”家庭環境も性格もバラバラな3人の高専生がe-スポーツを通じて、真の仲間になる過程を描いた作品。】
<どこか、鬱屈を抱えるチーム、アンダードッグの3人>
1.達郎(鈴鹿央士)は怪我を理由にバスケを辞め、その鬱屈した想いを毎日e-スポーツを行う事で、紛らせている。高等専門学校の3年。
母は看護師で忙しく、父は毎晩酔ってだらしなくソファーで寝ている。
2.翔太(奧平大兼)は金髪で見た目はチャラいが、父が乱暴で、弟も軽度の知的障害を持つ。父は母にも乱暴し、母は離婚届を出して家を出て行く。ガールフレンドに近い存在の女子生徒がいる。高等専門学校の2年。
3.亘(小倉史也)はVTuverに嵌っているが、故に友人はいない。高等専門学校の3年。
◆感想
・そんなある日、達郎はe-スポーツの一種である高校生を対象にした「ロケットリーグ」を知りポスターを作り、自分で校内に貼りまくる。
そのポスターを見て翔太が参加を申し出、達也は席の近くの亘を強引にメンバーにする。
ー 「ロケットリーグ」はゲームの中で車で行うサッカー。3人のプレイヤーが必要。-
・達也も翔太も、鬱屈を抱えており、その想いを「ロケットリーグ」にぶつける。達也は日本トップクラスのプレイヤーで翔太を鍛えて行くが、亘は相変わらずVTuverに嵌り、やる気がない。
ー で、練習にも”塾だから。”と嘘を付いて出て来ないし、達也に学校で”明後日から”予選だぞ!”と強く言われ渋々参加するが、VTuverを見ながら練習するため、実力が上がらない。
故にキーパーを任されるがミスばかり。達也と翔太から更に強く言われ、漸く「ロケットリーグ」の練習を真面目に行うようになる。
■チーム、アンダードッグは達也のゲームスキルもあり、徳島大会で優勝する。
この予選の「ロケットリーグ」が”e-スポーツってこんな感じなのね。”と思った程、面白い。
そして、決勝に出る為、3人は達也のポスターを取っていた先生を口説き、東京に来る。
練習、予選、決勝と勝ち上がる中で、3人の結束は強くなっていく。
そして、迎えた決勝トーナメント。上がってしまい、凡ミスを繰り返す亘のために、相手に大量点を取られ、達也は休憩時間に激昂する。
だが、その後達也と翔太の連携プレイで得点を挙げ、亘も敵の猛攻を必死に防ぐのである。
しかし、破れたチーム、アンダードッグ。達也は怪我をした手首を治療してもらいながら顔を伏せ”悔しい。”と口にし、傷心の翔太はガールフレンドに近い存在の女子生徒に電話するも、”別の高校の男子に告白された。”と言われてしまう・・。
<今作は、鬱屈を抱えた高等専門学校の3人が、e-スポーツを通じて成長と挫折を味わいつつも、目標に向かって突き進む姿が、突っ込み処は多数あれど、ナカナカな作品である。
決勝戦を行う生徒達を観客として観るチーム、アンダードッグ。
彼らは、徳島に戻ったら、来年に向けて練習を始めるんだろうな。>
重力軽めの Co-opロケリから学ぶ Z世代チームビルディング
~ 勝つとか負けるとかは、どーでもよい地方創生ロールモデル ~
久々レビューを書きたくなった、興味深い作品。徳島県の高校ナラティブから展開された映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』のストーリーは、家庭環境が大きく異なる若者3名のエネルギーがeスポーツにより集約され、準決勝では『勝ちたかった…』とパーパスドリブンな嗚咽をみる、そんな矛盾の中に多様を学び、気づきへ導く展開。本音を語らず微妙な距離を保つZ世代を理解する、日本初のeスポーツ劇映画は、いたって軽妙洒脱。アイコンの放つ強靭なパワー、Underdogsという置かれた環境を暗喩するチーム名、仲間が欲しかったという本音。ヤングケアラーを想わす重たい描写により混乱へ巻き込む仕組みや、希望を失いかねないワーカホリック的シーンが齎す仕掛けも用意周到。
高性能AI PCと無料のNotion、Discord、XでDAOを立ち上げ忽ち仲間を募り、スタートアップしていくOSINT時代。そうする若者世代のチームビルディングに立ち会っていることからか、CVC視点において封切りを楽しみにしていた私は、eスポーツを軸にサクッとチームビルドを済ませ、首都圏の決勝ラウンドへ進出するアンダードッグスこそ地方創生スタートアップDX推進の、ロールモデルだと認識。ハイスペックなAI PCあれば、場所を選ばず起業できる今だから。地方創生あるいはDXハイスクール事業を担う自治体の政策形成ご担当なら、世代間ギャップを理解し地域の稼ぐチカラを強化するにはもってこいの教材。そのタグラインは「P2E」で、思いっきり遊べ! Learn to Earn観点なら、思いっきり学べ !!
正解のない時代。トー横やグリ下の答えを探すとき、eスポーツが教えるチームビルドの大切さや、そこに芽生えたパーパスにより今一弾の高みを目指す習慣の体得ほかにも、社会として家族として住む場所を問わないeスポーツが創造する居場所さらに、遊びの中でDX人材を育む、そうした健全な可能性の理解が先なのだろうと考えさせられたりも。市場の変化は激しく、そう簡単にイノベーションは起こらない日本において、重力軽めの Co-opゲーム ロケットリーグを通して、高校生の高校生によるZ世代のためのチームビルディングしかも、勝つとか負けるとかは、どーでもよい地方創生のロールモデルは腑に落ちて。TOHOシネマズ 岡南停留所からバスに揺られる帰り道。県観光連盟への提案は、事業構想へ。
2000年1月11日生まれ。岡山県出身の鈴鹿 央士さんは、桜井 日奈子さん、藤井 風さんに続く日本のタレントで人気俳優なのだから、岡山県観光連盟から鈴鹿 央士さんを観光大使とする白羽の矢は立ち、eスポーツを新機軸に据えた、web3グローバルハッカソン等で東京進出ナラティブはじまる…。ideas worth spreading.e.t.c... 映画 PLAYの中の若者3名のエネルギーが eスポーツにより集約され、準決勝では『勝ちたかった…』とパーパスドリブンな嗚咽に激しく共鳴。少年の最大の敵、虚無を乗り越え新たな可能性と世界観を拡張したネバーエンディング・ストーリーを想起させる佳作、というのは褒めすぎ !? 主題歌 Cody・Lee(李)「イエロー」(Ki/oon Music)も、なまら佳かった !! お時間ある時よろしければ。
自分には良さがわからず残念…
ノーマーク作品でしたが、公開2日目時点のレビュー評価3.8に誘われて、「デューン 砂の惑星 PART2」の後に小休止を挟んで鑑賞してきました。
ストーリーは、「全国高校eスポーツ大会」開催を知り、徳島県の高専に通うゲーム好きな達郎、募集ポスターに惹かれた翔太、達郎に強引に誘われた亘の3人が、ゲーム「ロケットリーグ」を通じて交流し、東京で開催される決勝トーナメントを目指す姿を描くというもの。
全く知りませんでしたが、実在の男子学生をモデルに描いているらしく、3人の学生が平凡な人物として描かれている点はよかったです。なんの接点もなかった3人がゲームを通して出会い、仲を深めていく感じは悪くないです。特に、ボッチの亘が初めて友情を感じられるような友達と出会えたことを自覚して、しだいに本気になっていく姿に心があたたかくなります。
でも、残念ながらよかったのはそこだけ。実在モデルがあることでしかたない面はありますが、もう少しドラマチックに描けなかったものかと思います。学生3人の家庭事情や友人関係に話を広げようとしていたので、本当はそれぞれの人物を掘り下げようとしたのかもしれません。しかし、結局落としどころを見つけられず、投げっぱなしにしたような印象を受けました。例えば達郎では、手首の古傷、母の苦労、父のダメさ加減。翔太では、家族に対する父の思い、母のゲーム依存、弟の発達障害、友達以上恋人未満の同級生。さらには、運営側の意図、大会がもたらした影響なども中途半端に感じました。しまいには、先生の奥さんが東京に同行するとか、もう挙げ出したらきりがないです。
3人がそれぞれに抱える悩みや問題を解決する姿を、周辺人物も絡めて重層的に描けないのなら、せめてゲームを通してそれを乗り越える強さや、家族と向き合う機会を得たとか、もう少し描きようがあったのではないかと思います。少なくとも、奇妙な縁で結ばれた3人が、紆余曲折を経て確かな友情を育んだぐらいの姿は見せてほしかったです。他にも、ど素人を加えたチームが決勝進出できるのかとか、生活が苦しそうなのに東京への旅費はどうしたのかとか、そもそも東京に行ってる場合じゃないでしょとか、ノイズが多くて最後までなかなか共感できませんでした。
結局、「勝つとか負けるとかは、どーでもよくて」というものの、じゃあ”どーでもよくない”ものって何?って感じです。とりあえず私は「今できることを夢中でやれ!」ってことかなと、勝手に受け取ることにしました。ここまで散々なことを書きましたが、本作がここまで高評価なのは、単純に私の感性が世間の皆様とズレているだけだと思います。気になる方はこんなレビューは無視して、ぜひ劇場でご覧ください。
主演は奥平大兼くんと鈴鹿央士くんで、二人の演技に何の不満もありません。むしろ実力ある若手俳優を起用してこの脚本では、二人が浮かばれません。脇を固めるのは、小倉史也くん、山下リオさん、花瀬琴音さんら。
沼る3人のPLAYER。
1チーム3人編成のeスポーツ「ロッケトリーグ」出場の為、集まった3人の話。
配信画面のコメント欄に張られたURLで大会の事を知り、ポスター製作でメンバー募集をした達郎、そのポスターに書かれたキャッチコピー「勝つとか負けるとかどーでもよくて」という言葉に惹かれ参加する事にした翔太と、達郎の近くの席に座るオタクな亘に声を掛け集まった3人でオンラインゲーム予選に挑戦する事に…。
~「ロッケトリーグ」とは人間の代わりに車でやるサッカー~
金髪の翔太、普通な達郎、オタクな亘と見た目が違う3人が集まりオンラインゲームで勝ち進んでくストーリーで地元で始まる予選から決勝が開催される東京まで行くことになるけど、てか寄せ集めでよく決勝までいけたなと思った。
オンラインゲームはハマると抜けられなくなりますからね(笑)私もオンラインだとマリカをやってますが歴でいうと10年以上で野良専なんですが、どうしても限界がある、ホントに上手い方はラウンジや大会に出まくって強くなるし、ある程度レベルが一緒の人がチーム組んだりと、本作だと達郎だけ抜けてて翔太と亘は普通のレベルって感じに見えたけど、この寄せ集めで優勝できる程オンラインゲームは甘くない!上には上がいるから!とガチコメ(笑)
にしても、ロッケトリーグというゲームは気になるからやってみたいし、本作も面白く楽しめた。
「e-スポーツ好き」
初稿段階製作されたかのような困惑と疑問が絶えない作品
【全体像】
複数キャラを攻略すればグランドエンドストーリーを解放で出来るギャルゲーで、各キャラ全員をそれぞれ選択をしたらバッドエンドストーリーフラグを解放したような作品。
【描写】
すべてにおいて情報不足。キャラごとの背景や環境の深堀がされておらず、メインストーリーにも全く絡んでこないから、終始困惑する羽目になる。
【伏線】
投げっぱなし。見るときは、気にしないほうが健全。
【予告】
紹介で書いてあることと内容が食い違っているので、何も情報を入れずに見たほうがある程度すっきりする。先に情報を入れてしまうと混乱する原因になる。
【感想】
メイン軸にストーリーを作り、サブストーリーで肉付けし深堀する映像を映画と認識しているがこれは出来の悪い切り抜き動画である。
サブストーリーは深堀されないし伏線は回収されない。消化不良だけが残る。
薄っぺらいサブストーリーもメインストーリーに事実だけが流され、情景や回想といった見る側への配慮が全くなされず、絡んでこないので「このシーン入れる必要があるのか?」といった疑問が尽きない内容となっていた。
また、メディア上でのストーリー紹介では「周りの大人から何と言われようが」とあったが、周りの大人は何も言っていない。その描写も全くと言っていいほどない。それに関連するストーリー性も皆無。違和感を感じえない。
逆にそこを深堀をしてサブストーリーを束ねてメインに絡めて行けば、面白い作品になった可能性はある。
ノートパソコンの価格って結構するものだと思うのだが、
家庭環境の収支にそぐわないだろうものがあるところの違和感がヤバイ。
また、初めて触るゲームを本当に初めてプレイする人間は情報が無から始まるので、情報を取り入れて最適化するため友達と周辺機器を一緒に買いに行ったり情報集めや相談といったことをすると思うのだが、そんな描写はない。
突然、家にノートパソコンと揃った周辺機器が生えてくる。
違和感しかない。その背景を含めて青春だったり仲間意識だったりを高められる要素になるのに何故省略してしまったのか。
「仲間」については前述の情景などもなく、深堀された各々の環境であったりそれぞれの絡みが全くないので、主人公たちは野良の集まり程度の絆しかない印象を受ける。まだ、本大会予選で戦い煽っていた相手チームのほうがCO-OPでチームとした仲間意識を持ってプレイしている。
それ以前にポスターで二人か写ってないので、もう一人ははぶられたのか?
この人間たちは有象無象の集まりだった可能性も捨てきれない。
そして、最後に終着を見失い収拾がつかなくなったからと、メッセージを言葉でぶち込んでくるのをやめてほしい。映像作品なら映像でメッセージを伝えてくれると助かる。
これ一部完ですよね?
二部でちゃんとピアスの意味とか複雑な家庭環境の伏線回収されますよね?
実際、観に行って映画を切り上げたくなるほどゲームはしたくなったので☆5は進呈します。
PRAY!内容とかストーリーとかは、どーでもよくて。
(3/11追記:実際のゲームの様子など)無条件におすすめできる。ぜひみて欲しい映画。
今年95本目(合計1,187本目/今月(2024年3月度)13本目)。
(前の作品 「映画 マイホームヒーロー」、次の作品「青春の反抗」)
今日見た作品で最後になりますが、3月もまだ10日きていないのに良作だなといったところです。
いわゆるe-スポーツをテーマにした(コロナ事情などもあるであろうなかでの)オンライン予選をへて成長していく高専生たちの成長を描く映画です。
惜しい点してあげるとすると、映画の中で「あまり関係がない部分」(例えば、家族の「崩壊」を予兆したり、それを示唆する描写)は切っても良かったのではなかろうか…というところです(この家族崩壊の話はまったく回収されない。恋愛パートは実は回収される)。
もう一つ、高専という学校種がどうしても特殊なので、このあたり「高専とはどのような場所なのか」という点についてもう少し詳しい説明があればよかったかな、といったところです(この点後述)。ただ、今週まよったらまず間違いなくおすすめできる作品です。
なお、映画内で参照されるe-スポーツはルールについては全て映画内で説明があり、元のe-スポーツを知らないとどうしようもないというものではないので、そこは安心です。また、舞台が高専という事情があることから、序盤に数学ネタ(物理ネタ?)が出てくるのもそういった事情です(これらも後述)。
まよったら間違いなくおすすめ、「6ポイントで1回無料」系でもおすすめといったところです。
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(減点0.2/高専がどのような学校なのかわかりにくい)
高専に行かれる方は全体の割合からすると決して多いのではないので、もう少し「高専とは何か」という部分について説明が欲しかったです(徳島のその実在する高専はクレジットとして出ますが、高専の協会?か何かはクレジットされない)。
中学から高校に進学すると、高校は「後期中等教育」と呼ばれるところで学習することになります。名前に「中等」とあるように高校での学習は「中等教育」です。これに対して大学は「高等教育」です。
では高専はどうなのか?というと「高専1年から高等教育の扱い」です。高専と高校、漢字は一文字しか違いませんが、大学と同じような扱いで、大学に「教科書検定」がないように高専にもありません。「結果が出るなら迷惑をかけない限り自由にして」という開放感が見られます。これは大学のものですが、高専にも表れてきます(映画でもちらっと写りますが、高専は教える教授が教授室にいるように大学と同じ扱いで、教員会というような概念はありません/何を落書きしていようが、当てられたときに答えを正確に回答できたら何も言われないシーンがあるが、それが代表例)。
高専は1年から高校レベルの数学、物理、化学を主に扱い、それに付随して必要な英語もどんどん学習します、高校では理系選択で3年で習うような内容を高専では1年~1.5年で終えてしまい、大学以上の線形代数、微積分なども学習し、これをもとにさらに物理、化学等を高度に学習するカリキュラムになっています。
こうした事情から、大学進学(高専5年→学部3年の編入試験)は圧倒的に工学部が多く(ほか、理学部の中の情報学科など)、進学しなくても高専卒業の方はいわゆる「就職時の市場が違う」と言われます。5年間で「工学部の専門領域を少し超える程度で、国語、体育等の科目が若干弱め」程度のカリキュラムになるので、実務にすぐに使える知識・技術を持っているという事情から、一般の職探しという考え方があまりそのまま当てはまらず(高専の方がそういう力を持っているということを前提に特に就職活動をしなくても決まってしまうケースも多い)。
※ また、高専から大学に編入する場合、また、高専5年で卒業した場合のどちらでも、高専をそのように卒業できること自体が「珍しい」ので(特に5年でストレートに卒業できる方は意外に少ない)、そうした子(あるいは1回留年程度でも)は「一定の能力があることが学校により担保されている」わけです。
※ 数学に関しては高専では大学2年程度(集合、微積分、線形代数、確率統計)くらいまで学習します。この点、数学科ではもっと深く扱うし卒論や修士論文も書きますが(修士課程に行く場合)、実際に社会に出てそうした大学3年以上の知識を使うことがまずもってなく、理論を突きつめる数学科のやり方に対して、行列の計算や行列値の算出等、技術的な部分を深く学習する高専生のほうが重宝されたりといった逆転現象もおきます。
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(参考/減点なし/実際にプレーしてみた)
このゲームは実際に存在するゲームです。
採点にあたってどんなゲームなのか1時間ほど試してみました。Windows11、2023年の仕事(←テレワーク)兼ゲーミングPCです(25万円くらいだったかな)。
ほぼゲームと同じといった感じで、最初にチュートリアルをはさんだCPUとのバトルがあるほかは現在のプレイヤーレベルと同じマッチングになります(開始1時間くらいでは当然レベルが低いので、マッチングしなかったり、仕様なのか回線抜けなどで補充で入ったりすることがある。なので、映画内で描かれる5分制のゲームではなく、なぜか途中で2分くらいで補欠で入ったりすることがある)。
もともとボイスチャットで遊ぶのが前提であるのだろうと思いますが(映画内通り)、なくても何とかなる(逆に映画の通り「忙しい」ゲームなので、キーボードチャットなどする暇がない)。
もともと無料のゲームで、有料課金のコンテンツもある程度ですが(課金要素はゲームの有利不利に関係しない模様。車体の柄?がかっこよくなる等)、おそらく映画内で描かれている「競技用モード」ではゲーム上有利になるような課金もできないものと思います。
※ なお、他の方も書かれていましたが、おそらくこのゲームは「そこそこの」スペックを要求するので、映画内で遊んでいるようなノートパソコンで遊ぶには結構なスペックが必要と思います(ノートパソコンはゲームをするものではない。日本でメジャーなオンラインゲームでは、せいぜいDQ10が動くかどうかという程度)。
惜しい!
e「スポーツ」が、スポーツという名称のために遊びではなさそうで、でも端的に言えば単なるゲームであり「スポーツ」ではないのでは??とも思いつつ、でもこれが現在では新しい文化として成立してるんだよな。。。と、少々勉強の意味で鑑賞。
劇中でドラクエで遊ぶ母親が出てきており、ゲーム自体はドラクエ3、ドラクエ5は特に好きなので見てみましたが、
若者3人が理由はなんであっても大会に頑張っていく姿は良かったので、特に金髪の彼の厳しい家庭環境って必要なかったんじゃないか?と少し疑問。高校生だけに焦点を当てればもっと良い作品になりそうなのに、
金髪の彼は父親が母親に暴力奮っててそのため下の弟は情緒不安定だし(可哀想すぎる)結局母親は下の2人の弟達を連れて離婚届を置いて失踪。残された長男の金髪の彼の今後が切なすぎてゲーム大会に集中しきれない。。(T_T)
この金髪の彼が大会出場者募集に応募した理由が、横暴な父親の口癖「勝たなきゃなんにもならねぇんだよ、負けたら終わりだよ!」的な発言にげんなりしていて、この言葉に反発したくて、募集ポスターの言葉(映画サブタイトル)に惹かれたから、父親のこの勝利至上主義は必要ですが、
家庭崩壊まで描かずとも、父親がよく「勝たなきゃな!」みたいに言う人だ、程度の描写でいいのに。。と思いました。
ともあれ、ゲーム映像は脚本通りにプレイヤーが上手かったりミスしたりを再現してるので、ゲーム映像の再現は凄いな、と思いました。人でなく、ゲーム内でちゃんと勝ったりちゃんと負けたりしなきゃいけないので。
また言い出した3年の彼、手首を痛めますがそこは昔の古傷。なのに腕立て伏せなんて、手首にも負担のかかるトレーニングを何故わざわざやるんだろうか?と疑問。
この彼の家庭もイマイチで、いつもソファで寝るだらしない父親、看護師か医師?の母親は結局模試の費用を息子に渡さず出勤しちゃうし、え??息子に「ゲームばっかりして」「大学の準備は?」とか言うわりには模試の費用もちゃんと渡さないって、どういうこと?と親達の態度に疑問。この彼の家庭環境も、別にこれ、ゲームにのめり込む若者は全員、家庭環境が歪んでるとでも言いたいのか??普通の家庭の子じゃいけないの??と設定にやや疑問。
サブタイトルが勝ち負けにこだわらない言葉なので、最後は予想通り敗退はするのですが、もう少しすっきりと
「そう、人生は何も勝ち負けだけが全てじゃない。仲間との出会いとか大都会の経験とか色々あるじゃないか!」
みたいにしてくれたら良かったのにな~~、と惜しい脚本だったな、と思いました。
巻き込まれて人数合わせで参加したVTuber好きの彼がゴールキーパーの役割に覚醒したときは凄いディフェンスで、なかなか良い味だしてました。3人とも今後の人生に幸あってほしいです。
思いきり悩んで!泣いて!笑って!最高の青春群像劇!
面白かった!
単なるeスポーツの競技を
描いた作品ではなく、
登場人物たちの
内面や感情に焦点を当てた
現代版ふぞろいの林檎たち。
主人公たちの個性や背景の違いが、
彼らの関係や成長に
大きな影響を与えています。
一人はゲームの腕は一流でも、
他人の気持ちを
理解することが苦手な若者。
もう一人は金持ちの家庭で育ったが、
友達がいない孤独な若者。
そして、性格は優しいが
家庭環境が複雑で苦悩する若者。
彼らが団結し、
互いに助け合いながら
成長していく姿は、
心温まるものでした。
この映画は、
若者たちが抱える悩みや葛藤、
そして友情や希望を描いた
青春群像劇です。
彼らがeスポーツの舞台で
競い合う中で、
自分自身や他人と向き合い、
成長していく姿は
見ていてとても気持ち良かったです。
ストーリー展開や演出も
ドキュメンタリーみたいで、
いつの間にか引き込まれていきました。
緊張感のある試合シーンや
ユーモラスな友情シーンなど
全てが青春そのものでした。
登場人物たちの
内面や感情に焦点を当てつつ
誰しもがかつては若者だった事を
思い出させてくれる映画です。
追伸
3人がその後どうなったのか
とても気になります。
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