「至難の交渉」極限境界線 救出までの18日間 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
至難の交渉
クリックして本文を読む
タイトルから救出されると分かるから緊張感が削がれますね、ただ、実話ベースで韓国では周知なので良いのでしょう。
事件は2007年、アフガニスタンでの「タリバン韓国人拉致事件」、拉致されたのは大韓イエス教長老会(高神)に属する盆唐セムムル教会の韓国人福音派キリスト教徒23名。韓国はボランティア団体としていたが報道でキリスト教の宣教団体と発表されてしまったためイスラム教徒の反発、交渉は難航、そのほかにもタリバンの囚人釈放についてはアフガン政府が認めないので金で交渉するしかない、最後は通訳と単身乗り込んだ外交官チョン・ジェホの必死の交渉、同意しなければ米軍のタリバン掃討作戦が始まるとの脅しもあって何とか成功。二転三転する解放条件、韓国政府内の意見対立、最後は大統領の韓国軍アフガン撤退の決断もあって人質が助かると言うまさに奇跡の結末、だから映画にしたのでしょう。韓国内では政府が止めたにもかかわらずアフガンで布教活動を行ったキリスト教団体に自己責任論や批判が起きたそうです。
実際の事件の経過は18日ではありません。(ウィキペディアによる)
8月11日 - タリバン代表と韓国政府代表が対面交渉を開始。
8月13日 - 人質女性2人が解放。
8月28日 - 残りの人質19人全員の解放に合意。
8月29日 - 人質の内、女性10人と男性2人が解放。
8月30日 - 最後まで残っていた人質7人が全員解放される。
コメントする