「誰かの癖をくすぐる要素がたくさん」クラユカバ 山肉さんの映画レビュー(感想・評価)
誰かの癖をくすぐる要素がたくさん
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クラメルカガリ鑑賞後に観ました!
冒頭の講談、大正を思わせる世界設定、
怪異が起こしたような消失事件、寂れた探偵事務所、ソファに寝そべるくたびれた探偵、
どこか懐かしいオリジナリティあるロボ、
トンネルの先にある地下街、謎の女軍隊長(かわいい)、管狐、暗がりのサーカス‥
要素てんこ盛り!
私の表現が稚拙で申し訳ないですが、怒涛の癖で殴られる感覚です。
ハマる人は何度も観たくなるタイプの映画だと思いました(私も好きでした)
ストーリーは冒険奇譚とミステリーと混合で、
カガリと同じく短い時間にギュッと詰め込まれているので展開が早く、急足ではありましたが、本筋に'事件解決'というわかりやすい目的があるので、置いていかれずに楽しめました。
自分はもともと探偵小説類が好きなので、あえて比較するならクラユカバのストーリーがより好みかも。
結末もスッキリ解決大団円〜!ではなく、人は戻ってきたけど、真相にかなり怪しさを残した終わり方でしたが、これも個人的にはよかったです。
得体の知れないクラガリの余韻に、いろいろこちらでの想像の余地があり、同行者と意見を出し合うも良いし、同じ時系列での続編とかあるのかな〜どうなのかな〜と期待を込めるも良し‥
主題歌も推しているアーティストさんだったのでエンドロール中の満足度、高かった!最高!
クラファンの存在も全く知らず、劇場公開からぬるりと入った新参ですが、塚原さんの今後の作品もぜひ追いかけたいと思わせてくれる映画でした!
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