PIGGY ピギーのレビュー・感想・評価
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ザ・脚本
何より素晴らしい脚本とシーン構成。いずれの登場人物やそれぞれのカットが、決して説明や紹介だけの陳腐な表現に陥っていない。全ての登場人物が全てのカットで常に行動を起こし、それによって物語が転がっていく。だからこそ人物のバックボーンもしっかり読み取れる様になっている。なので観客は片時も目を離さず瞬間瞬間に一喜一憂することが出来るのだろう。俳優さんたちもすべからく状況に身を委ねている風情が感じられて、脚本が何かを無理強いしていない。詰まるところ人物を掘り下げる事を最優先に作品を構築しているので、単に「リベンジホラー」という枠だけで作品を言い表すことなどできない。先に枠を作って内容を当て嵌めていく安易な作品作りに陥ってはいないということだ。
元となった短編がyoutubeに上がっていて、作品内のシーンと重複しているのだが、当方はこの短編を見てから本編を見た。それでいて尚、本編を更に堪能することができる。どちらの順番でもオススメ。これも内容の濃い作品の証左だと思う。
✖リベンジホラー ✖スプラッター 〇少女の悶々成長ムービー この感...
✖リベンジホラー
✖スプラッター
〇少女の悶々成長ムービー
この感じで意外とスプラッターではないし、少女の心の身体の成長を見守るストーリーなのよね~
キービジュアルからはまったく想定できない展開!
この時期の子供の自己肯定感低い&頭が回らない感じが絶妙に我々をイラつかせる(いい意味で)
【あらすじ】
体型のせいでいじめられる肉屋の娘サラ。
ある日彼女たちが目の前で誘拐される現場を目的したサラはどうするのか…?
主人公サラの年齢が名言されてないんだけど、この体型で初経が来たことを考えると中学3年生~高校1年生ぐらいかな…?
親に勉強しろ~って言われてたり、言語化できずに常に困り顔のサラってたぶん少し知能遅れな性質があって生きずらかったんだろうなと。
リベンジものにありがちな主人公が急に強くなる~ていう急展開は期待しない方がいい。
彼女に”復讐心”を持つほどの勇気はなく、怖くて通報できない恐怖を正当化しようといじめっ子の彼女たちを理由にしてるだけなのが真理な気がする。
そう思うと「私はいつも間違える!!!!」という叫びに彼女の性質が詰まってるよな…
あとは思春期特有の”心と体の変化”が合理的にサラの行動原理になっていたのでやけにリアルだなと思った。
簡単に言えばPMS(月経前症候群)の症状によって感情的になっちゃったのかなと。
生理前ってあんな感じで急にイライラしたり、感情が爆発して性欲も増すパターンが多い気がするし…
一貫してサラは臆病だっただけ。復讐ではなくその場しのぎを選んだだけ。
子豚の枠には収まらない
強烈なポスター画とあらすじから期待されるバイオレントな内容とはけっこう印象が違っていて、主人公サラの過剰に肉付いたビジュアルを愛でる映画(言い過ぎ)。本年公開のザ・ホエールは主人公のデブ演技がアカデミー主演男優賞を獲っているが、本作の主役女性はスペインのゴヤ賞獲得。ただしあっちは特殊メイクなので実力ではサラの勝ちである。
展開的には捜索に関連するサラの葛藤がかったるくて、早く怒り爆発してぶっ殺せよという気になるし、なんだかラストもすっきりしない。犯人が女性を襲う基準もよくわからず、デブ専だったらサラを真っ先に誘拐しそうなもんだし。お姫様抱っこするシーンは大変だったと思うけど…。
潜りたくないほどプールの水がきったねえのと、逃げた闘牛のニュースがまさかの伏線だったところにスペイン映画らしさを感じた。
「リベンジホラー」ではない気がします
リベンジホラーというのは、ひどい目に合わされた相手に(レイプとか)残酷な手段で復讐する話だと思うのですが、この主人公と犯人はそういう関係ではありません。結果的にいじめっ子たちを救う方向のストーリーだし、グロ描写もありますが、決してリベンジではありません。むしろ複雑な思春期を描いたドラマだと思います。
体や友達の悩みについて、一番の相談相手になってくれそうな母親は正論パンチで娘に寄り添うことがありません。彼女が「辛かったね。」と共感してくれる人なら、ここまで太る事は無かったんじゃないかな。
主人公のサラは単に太っているだけなのに、壮絶ないじめを受けてます。自分が一番きついと思ったのは、荷物を奪われ水着で帰宅せざるをえないシーンです。その帰宅途中でレイプでもされるのでは…とハラハラしたのですが、さすがにそこまでではありませんでした。でもすごく心が痛みました。ふくよかなだけで、なぜここまで理不尽な目に合わなければならないのか…。
泣きながら水着で帰宅する途中、サラはいじめっ子たちが殺人鬼に拉致されるところを目撃します。短編では主人公は知らぬ存ぜぬを決め込み、いじめっ子たちを見捨てることが示唆されるのですが、この映画はここから分岐していきます。私は殺人鬼が一度はサラを見逃したものの、事件の発覚を恐れて殺害目的でストーカーしているのかと思いました。でも殺人鬼はサラのいじめられているさまを見て、自分の孤独感と重ねたのか?彼女を気遣う様子を見せます。サラも殺人鬼を恐れながらも、彼の「優しさ」に惹かれてしまいます。
サラの行動に一貫性が無いと考えて評価を下げる人もいるような気がします。でもいじめられたことと、良心はまた別のものです。私だったらこんないじめっ子は早くタヒねばいいと思いますが、サラはすごく良い娘なので葛藤しちゃうんですね。最後の彼女の選択も見どころです。
いじめっ子の一人はサラとおそろいのピンクのブレスレットをしており、少し前まで親友だったようです。2人のブレスレットは時間の経過とともに、徐々に破壊されていきます。最後に完全に切れてしまう場面は、幼馴染の友情モドキが終わり、サラが大人の女性に成長したという意味なのかなと思いました。
鑑賞動機:ごく一部の評判8割、あらすじ2割。
これは…あらすじから、最初(誘拐現場)での葛藤だけだと思い込んでいた。むしろそこからが本題で、どうするの? どうするの?とハラハラヤキモキすることになる。グラグラ揺れ動く心と複雑な感情のほとばしりを表現したガラン氏はお見事だった。
成長した…はず。
思いのほか毒が少なめのエンターテイメント
ルッキズム風刺?
ショートバージョンはたいした傑作だった。
ジャケ買いだからね
昔、レコードのジャケットだけで購入する「ジャケ買い」というものがあった。この映画を観たのもジャケ買いに近い。あのポスターのインパクトはなかなかのものだ。
太っていることでいじめられている女の子が、いじめていた子たちの連れ去り現場を目撃してしまうという話。いじめていたクラスメイトへの復讐劇のようでいて、救出劇でもあり、殺人犯とのラブストーリーも含まれている感じ。後半はなかなか見どころがあったが、途中の展開が少しまどろっこしい。
それにしても登場する人たちに好感が持てない。主人公サラの親、いじめてくるクラスメイト、その親。サラが犯人に少し行為を持ってしまう気持ちも少しわかる。ただ、サラでさえウジウジしてて現状を打破しようと努力する感じがない。結局何の話よ?と思ってしまうのだからあまり面白かったとは言えない。
ジャケ買いってやつは、外れがあるのも承知でするもの。これはまぁ受け入れられる範囲の出来だった。
ビジュアルにピンときた方にはおすすめ
アメリカンニューシネマ風 パンフ良い。
3度目の登場 もはや甲子園強豪校の仲間入り
最後 ②もし 現状に不満の自覚あるなら 気概が大切 痩せて見返してやれ くらいの。に続く
尻切れトンボですまないですね。デレーと できないから
ラウラ・ガラン健闘 1986 悪友も1994 1995 2001 🔟代後半❓の設定❓
女性中心キャスト女性目線 監督がLGBTQIA公表 有料パンフ
スペイン田舎の情景
扇風機 沼のように濁ったプール 肉屋さん
ただ全員スマホ📱は持っている
日本の昭和40年代かと思うが違う
謎の男に
ワシも 主役もシンパシー
1960 アメリカン・ニューシネマ連想
容姿が肥満とはいえ 悪くない
【心の中の好き嫌いは自由だが】
容姿で差別、あからさまな差別はいけないよ
差別問題→リベンジ・ホラー という新基軸は良い
①自分自身を肯定し、受け入れれば好転
②もし、自身に 現状に不満の自覚あるなら
お仕置きだべー
豊満な肉体血塗れポスターがカッコいい。
親の教育が子を育つ
【ストーリー】
精肉店の娘のサラは同級生にいじめられ、子豚ちゃんと呼ばれる。気晴らしに行ったプールで言葉で責められ、荷物を奪われ、水着姿で帰る羽目になった。その帰り道でいじめた同級生たちが誘拐されるのを目撃したが、犯人の優しさから見て見ぬふりをし続ける。スペインの小さな村で多くの事件が起こっていく。彼女らが怒らせたのは怒らせてはならない村人の謎の男性だった。
【よかったところ】
闘牛の牛が逃げたニュースがスペインぽい
※その牛がカギとなる
復習やサイコパスなシーンよりはサラの心情を中心に描き続けている。
サラの弟が頭良すぎる
【いまいちなところ】
描写が所々苦手な人は苦手なシーンが多い
【学び】
過保護な母親と優しさはあるが妻の前で意見を言えない父親と毎日過ごすサラに起きているのは名前呼ばれて言われたことにすべて従っちゃう。面と向き合ってくれた人にはしっかり感情表現ができる。
グチャグチャなラストを匂わせるが、終わってみると愛憎の物語。
共感できるかも・・・?
自分はイジメられた経験は無いけど、もしイジメられていて彼女と同じ立場なら、さらわれた現場を見ても『ザマァみろ!』って思うかもしれない。
多分イジメの犯人は一生許せないだろうから。
てゆーか、イジメの場面が少ないから、結果的に母親が一番ムカツク人物だったよ!
おそらく日常的にイジメられていたのだろうけど、イジメのシーンが最初の方の数分間しかないので、それほどツラさを感じなかったな。
その場面がたくさんあれば、なおさら共感できると思う。
犯人はプールで一目惚れしたの?
犯人の行動は恋愛感情から来るもので良いんだろうか?
口数が少なすぎて真意が謎だ。
ラストはあれからどうなったのだろうか?
ハッピーエンド?
バッドエンド?
そこを観客に丸投げではなく、結末を匂わせるくらいのヒントは欲しいなぁ。
この役者さんはスゴいね。
普通はあまりやりたがらない役だろうけど見事に演じてた。
役者魂に拍手です。
誰にも共感出来ない
スペインの田舎町で暮らしている少女・サラは、太っている事を理由にクラスメイトからいじめを受けていた。ある暑い日、1人で地元のプールへ出かけた彼女は、3人のいじめっ子たちに網でいたずらされ溺れそうになった。そして、着替えやバッグなど所持品全て持ち去られてしまった。家への帰り道、サラはいじめっ子たちが男の車で拉致されるところを目撃したが、沈黙を貫いて自分を守る事にした。町では行方不明となった少女たちの捜索が始まったが・・・てな話。
どいつもこいつも自己中で共感出来ず、サラもどうしてあそこまで太っても間食をやめないのか、ブタと呼ばれても自業自得だな、って観てた。
親も自分の子供のことだけギャアギャアとうるさいし、強いてあげれば、同級生のバイクに乗ってた男子が親切だったくらいかな。
気分が悪くなるようなシーンが続き、観終わっても全然スッキリしなかった。
自己管理できず、食べたいだけ食べ、太って可愛くもなく性格の悪い少女。主人公があれじゃあ、作品に魅力がない。
面白くなかった。
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