「怖くて怖くて仕方ない映画ではないが、見応えあり。」エクソシスト 信じる者 うにたん♪(何観ても文句書きそうな気分)さんの映画レビュー(感想・評価)
怖くて怖くて仕方ない映画ではないが、見応えあり。
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悪魔(人間の弱い心、欲望)と家族の苦難、苦渋のドラマである。
悪魔のキーワードを抜けば、破瓜型の統合失調症による妄想と混乱、自傷行為、てんかん発作、とくれば精神科入院しか無いわけで…。
しかしリアルな路線に行くかと思いきや、お隣のおばさん看護師アンに娘が吐いた言葉が秘密の内容だった事から一気にオカルト色全開に。
前作に当たるクリスとリーガン親子も登場し繋がる歴史も見せてくれる。
作中の悪魔的な力の顕現は回数は少ないものの映像的に上手い。
過去に観てきた悪魔祓い作品と比べると派手さやインパクトは無いが、神父一人や霊能者一人にお任せではなく、素人看護師の覚悟から始まり、民間霊能者のお祓いが悪魔にダメージを入れたり観ていてアツくなった。
そして、参加を禁じられた神父の参戦…嫌が応にも盛り上がる。
悪魔も大人しくはしてくれない。
反撃も凄まじい。
二つの家族を振り回す悪魔のセリフに動揺し茫然自失、神への信仰すら失う表情は見てるこっちも何を信じて何を選べば良いのか?迷ってしまうくらいだ。
今回は少女二人に取り憑いた悪魔がシンクロしてイスの背中越しに動きまくる姿を見るとちょいと目新しい。
予告編でも叫びまくっているセリフから、ラストの想像は付くかと思うが、親が子を、子が親を思ってでるセリフのシーンはちょっと泣けた。オカルトで涙出るなんて初めてだ…年取ったせいかなぁ?
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