劇場公開日 2024年3月1日

「どんなに傷つき合っても、人は人を求める」52ヘルツのクジラたち ゆうきさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0どんなに傷つき合っても、人は人を求める

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

映画館告知結構やっていて興味が出たので珍しく映画見る前に原作を読みました

まずタイトルがいいなと思った
クジラも人間と同じ社会的な生物でコミュニケーションを通じて群れを形成し、協力して生活している。だから孤独は自然な状態ではない  その中で異なる周波数で声を上げ続けるクジラは何を求めているのか・・・

ヤングケアラー 介護 ネグレクト LGBTなど現代の社会問題となるものを結構入れ込んできますが、その問題に対する向き合い方というのがモヤるかも・・
入れ込み過ぎと思うがストーリー上仕方ないか
全体的に原作読んでないと分かりづらいのでは?と思ってしまった
原作読んだから説明薄くてもまぁ理解できたので自分は満足しましたが…

キナコが引っ越してきた辺りの町の描写無かったし…
これは今どの時間軸の話なんだろうって少し思ったりしました

ただ最後アンさんに話しかけるシーン感動したなぁ🥹
Saucy Dogの曲凄い良かったです

主役二人が良かったなぁ
杉咲花さんは最近ずっと難しい役ばっかりなのに演じきって凄いと思います
殆ど辛い場面だけど居酒屋で笑顔になるシーンは際立って良かったです😀

志尊淳くんは中性的な感じだからのキャスティングかー?と思いましたが優しい語りがアンさんとあってたと思います
内に秘める苦しさも悲しさもいい感じで現れたと思います

宮沢氷魚くんと西野七瀬さんはイヤーな奴の役をしっかり演じてたと思います🫰

最初の方で優しい麦茶出てきていやーな予感しましたが案の定…
気になるからあんまり露骨に出してほしくないです…最後のワイワイシーンでカメラ目線のなっちゃんで感動も薄れたわ…

人と人とは永遠にわかり合えない
だが人は、人無しでは生きていけない
どんなに傷つき合っても、人は人を求める
それを苦しみと言うのなら、だれもが苦しんでる
苦しみの中で、必死にもがき続けている

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ゆうき