「凄腕すぎても言葉ないね。でも、流れる血はいちばん多いかもー」イコライザー THE FINAL じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
凄腕すぎても言葉ないね。でも、流れる血はいちばん多いかもー
70になろうかと言うのに何このキレキレのアクション作品は。
エコライザーはかつて見たような気になっていて、サクッと工作して爆発する家から無表情で去るシーンが印象にあった。でも、それは違う映画だったようだ。
今回の作品をみて、あれ?テイストが思ってたの違うなあ。と感じたよ。
そこで。過去作を見直してみた。
1作目から引退した工作員の周りの市井の人達に降りかかる理不尽な不幸に対処するのは変わらない。
決めゼリフは「改心するチャンスをやる」、ルーティンは愛用の時計で殺戮の時間を測ること。最後にマッコールにボコボコにされたラスボスに「お前は何者だ」と言わせること。こういうところが面白いんだよね。
今回は初めから飛ばしてます。
友人の年金を取り返すために行き着いたシチリア島で、例によって暴れ回るんだけど、あそこまで簡単に○されちゃうと、こいつらにも家族いるだろうになと要らぬ感情が湧いてきたよ。
そこで、持ち前の優しさがアダになって、なんと子供に撃たれる。
その怪我が元で療養していた港町が気に入り、滞在することになった。
そこにマフィアの陰謀が・・・
まあ、解決したよ。壊滅させたさ。お前は何者だと言わせたよ(笑)
でもね、肌の常在菌と同じで、マフィアがいなくなったら、次のマフィアが押し寄せてくるさね。
その辺が前作(元同僚が敵)、前々作(ロシアン・マフィアが敵)と違うところ。
それと、マッコールを撃った子へのケアはなかったな。らしくない。
ところで、どうやら今回で長く続いたイコライザーシリーズも終わり(The finalって書いてあるからね)とおもったら、原題は「equalizer 3」やないかい。続くやん。勝手に終わらしたらアカンのちゃうの?
じきょうさん、共感&コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、限られた尺の中にさまざまな要素を詰め込んだ、すばらしい作品だと思います。それにしても、いろいろな人のレビューで知りましたが、原題に「FINAL」の文字がないのにこの邦題。どういうことなんでしょうね?