「仕事人は暗闇でこそ」イコライザー THE FINAL Such A Foolさんの映画レビュー(感想・評価)
仕事人は暗闇でこそ
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ジョン・ウィック共々、シリーズの区切りとなるであろう本作、
すごくシンプルな出来映えでしたね。
往年の高倉健主演の任侠モノを彷彿とさせる、主人公の周辺の
善良な人々が悪役に虐げられて主人公の怒りを買って・・・
といったわかりやすいストーリーで、初見の人でも大丈夫な
仕様です(まあ主人公の仕事ぶりがエグいですけど)
デンゼル・ワシントン版必殺仕事人と言われることも多い今シリーズ
そういう意味では、冒頭以外の「仕事」が暗闇で行われるのが
個人的には良かったです。
(敵の正体や、夜間での戦闘ではなかった前作はその点
物足りなさが残りました)
舞台がイタリアというのもありますが、キリスト教をモチーフとしたと
思われる描写がちらほらあったように感じました。
悪役がパスタを食べるシーンはまさしく「最後の晩餐」になりましたし
ラスボスの最期を見届けたマッコールがリンゴをかじるシーンは
禁断の実を口にしたアダムなのかな、なんて思ったりしました。
(キリスト教の知識があまり無いので、的外れな感想でしたら
ごめんなさい)
ジョン・ウィックのような明確なラストではありませんでしたが
こちらも、幕引きにはいい頃合いだと感じました。
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