「オイオイオイ死ぬわアイツ」イコライザー THE FINAL マスゾーさんの映画レビュー(感想・評価)
オイオイオイ死ぬわアイツ
デンゼル・ワシントン
1954年生まれNY州出身
全寮制の学校で規律よく育てられ
高校までスポーツにあけくれ
大学で演劇に関心を持ち
1981年27歳の時にTVで俳優デビュー
1990年の「マルコムX」で
一気にスターの仲間入り
2000年「タイタンズを忘れない」
が興収1億ドルを記録
2001年「トレーニングデイ」で
アカデミー賞俳優になった
映画においては
面白お喋りキャラが一般的だった
黒人俳優がインテリジェント
な役を演じるスタイルを確立し
後のジェイミー・フォックスや
マイケル・B・ジョーダンら
黒人俳優に与えた影響も
計り知れない
無論長男の
ジョン・デヴィット・ワシントン
もである
個人的には
「クリムゾン・タイド」で
潜水艦艦長ジーン・ハックマンと
核発射をめぐって丁々発止
やりあう副艦長役が印象的だった
さて今回
そんなデンゼルが見つけた
「異常なほどに自分のルールに
偏執する元凄腕エージェント」
というロバート・マッコールが
人知れず悪を斬るこのシリーズ
とうとう3作目「ファイナル」
と銘打ったので身の上話でも
入って育ての親とラストで
戦うとかするのかと
思っていましたが
そんなことはなかった(笑)
あくまで必殺仕事人的スタイル
相変わらず
マッコールの仕草は面白い
ほんとうまいんですよね
決められた行動を無意識に
そうしないと落ち着かない
かのようにカフェのテーブルに
紙ナプキンを広げ持参した
ティースプーンを置くとか
この人大丈夫か?と
セリフなくとも思わせる感じ
1作目よりデンゼル自身が
初老化してきたのも
あるかなぁ(68歳だもんね)
そんな感じで
悪党がナメて絡んでくると
返り討ちにあって
「次は殺す」
って捨て台詞吐くけど
数分後にはもう死んでる
今回の悪党も人情溢れる
イタリアの港町を地上げする
いつでも殺されてどうぞ的な
ペラッペラのギャング共
もう最後の方は
あのスティーブン・セガール
沈黙シリーズでよくある
「敵の方がかわいそう」状態
首ちょんぱとかやりすぎ
完全にホラー
なんなら
あの町の人の
良い人たちっぷりまで
なんかあるんじゃないかと
疑心暗鬼に思えてくる
このシリーズの監督
アクション色々とるけど
人物描写は薄味
デンゼルが頑張ってる
だけといえばそう
今回の
ダコタ・ファニングが
やった役もあまりに
ご都合的なんだよね
まぁ細かいとこは
どうでもいいけど
にしてもダコタさん
当たり前だけど声だけ聴くと
エルさんと全く一緒だね
やっぱり
全体的なインパクトは
1作目が一番だったと思う
まぁ続編が観たい人向けの
続編だから2はわかる
でも3はこんなもんだわなって
感じです