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ディズニー、次世代の「ハリポタ」級ファンタジーシリーズを獲得

2025年10月9日 12:00

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英国の作家キャサリン・ランデル
英国の作家キャサリン・ランデル
Photo by David Levenson/Getty Images

ウォルト・ディズニー・スタジオが、次世代ファンタジーフランチャイズの有力候補として注目される児童文学シリーズ「インポッシブル・クリーチャーズ(原題)」の映画化権を獲得したと、米Deadlineが報じている。ディズニー、ワーナー・ブラザース、Netflixによる激しい争奪戦の末、巨額の契約金で権利を獲得。英国の作家キャサリン・ランデルによるこのシリーズは、「ハリー・ポッター」や「ハンガー・ゲーム」に続くヒット作になるのではと期待を集めている。

物語の舞台は、魔法世界ギルモウリア群島。スコットランド高地で祖父と休暇を過ごしていた少年クリストファーが、偶然にも魔法世界への隠れた入口を発見する。そこで出会った少女マルとともに、魔法の力の衰退によって苦しむクリーチャーたちを救うため、壮大な冒険に乗り出していく。

2023年に第1作、25年に第2作「ザ・ポイゾンド・キング(原題)」が出版された本シリーズは、すでに全世界で400万部以上を売り上げている。ランデルは、J・K・ローリングに続き、英国と米国の児童書チャートで同時1位を獲得した英国人作家となった。24年には英国図書賞で「年間最優秀著者」と「年間最優秀児童書」の2冠に輝いている。

当初3部作として計画されていたシリーズは、すでに5部作へと拡大。さらにスピンオフや前日譚も予定されており、グッズ展開やテーマパークのアトラクションまで視野に入れた知的財産として、各スタジオが注目していた。

今回の契約により、ディズニーは5部作全体の権利を獲得。ランデル自身がシリーズ最初の2作品の脚本を執筆する。さらに、ランデルの現在および今後のすべての文学作品に対するファーストルック契約も締結された。

契約を後押ししたのはロバート・アイガーCEO自らの熱意だったという。「『インポッシブル・クリーチャーズ(原題)』を読んだとき、この作品はディズニーにふさわしいと確信しました」とアイガーは語っている。「キャサリンが想像した鮮やかな世界に即座に引き込まれました。この物語で私たちができることの可能性に惹かれたのです」

キャサリン・ランデルは1987年、英国ケント州生まれ。子ども時代をジンバブエ、ベルギー、ロンドンで過ごし、現在はオックスフォード大学オール・ソウルズ・カレッジの研究員という、作家としては異色の経歴を持つ。2011年より作家活動を開始し、2015年「Cartwheeling in Thunderstorms」でボストングローブ・ホーンブック賞を、2017年「The Explorer」でコスタ賞児童図書部門を受賞している。日本では「オオカミを森へ」、「テオのふしぎなクリスマス」などが翻訳されているが、「インポッシブル・クリーチャーズ(原題)」は未訳だ。

「ディズニーと手を組むことができて本当に嬉しいです」とランデルはコメントしている。「本を読んだ後の熱意がこのコラボレーションを動かしてくれたボブ・アイガーに特に感謝しています。私たちの野心は、ギルモウリア諸島と『インポッシブル・クリーチャーズ(原題)』を壮大な映画シリーズに育て上げ、世界中のファミリー層を楽しませ、インスピレーションを与えることです」

原作者自らが脚本を手がける本シリーズが、次世代を代表するファンタジーシリーズとなるか注目だ。

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