コラム:LiLiCoのHappy eiga ダイニング - 第2回

2009年12月18日更新

LiLiCoのHappy eiga ダイニング

第2回:「のだめ」コンビの宝物は、塩とゴム!?
対談ゲスト:上野樹里、玉木宏

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■私は手ぶらで大丈夫な人(上野)

リリコ:おふたりが身に付けたり持ち歩いているもので、宝物ってありますか?

玉木:オレ、塩。

上野:魔よけの塩? そういうのってお家にある塩でいいの?

玉木:整体の先生からもらってきたもの。「財布とかに入れておけばパワーが出るよ」って言われたので、お守り代わりにずっと持っているんです。「のだめ」の撮影でもずっと持っていました。実は燕尾服のポケットの中にもずっと塩を入れていたんですよ。

上野:へえー。私は……なんだろ。手ぶらで大丈夫な人なので、何もないな。男みたいな性格なんで、財布と携帯があればいいし、何もいらないかな。あ、ゴムくらいかな。

玉木:ゴム?

上野:髪をくくるゴム。撮影が終わったら、その段階で髪が頬に当たるのすらイヤだから、すぐにくくって帰りたいんですよ、でも、ゴムでいいのかな(笑)。

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■現状維持は退歩なり(玉木)

リリコ:宝物が塩とゴム(爆笑)。大事にしている言葉などはありますか?

上野:以前共演した大竹しのぶさんに、「こういう仕事って自分が多少犠牲になってでも人を幸せにしていかなければいけないんですよね」と聞いたことがあるんです。そうしたら、笑顔で「自分が幸せじゃなくてどうやって人を幸せにできるの?」って言ってくれたんです。その言葉が私の中にずっと残っていて。その境地にはまだ到達できていないけれど、自分にとって光みたいな存在になっていますね。

玉木:テレビを見ていて、ビジネスで成功した企業の社長さんが言っていた「現状維持は退歩なり」。現状維持するのもいいけれど、それだとだんだん置いていかれる。上には上があるので、常に進んでいないといけないんだなと思わせられましたね。

筆者紹介

LiLiCoのコラム

LiLiCo(リリコ)。1970年11月16日、スウェーデン・ストックホルム生まれ。18歳で来日し、1989年に芸能界デビュー。2001年からTBS「王様のブランチ」に映画コメンテーターとしてレギュラー出演中。映画俳優へのインタビューをはじめ、「レイトン教授と永遠の歌姫」「シャーロットのおくりもの」などでの声優業、トークイベント、ナレーション、雑誌エッセイなど幅広く活躍している。

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