コラム:LiLiCoのHappy eiga ダイニング - 第17回
2012年1月16日更新
第17回:吉高由里子は地方キャンペーンのために映画を頑張る!?
対談ゲスト:「ロボジー」五十嵐信次郎、吉高由里子
五十嵐:おい、そっちかよ!
吉高:はい! 地方キャンペーンが好きだから頑張れます(笑)! あと、監督がお酒飲めないので、解散が早いです。
リリコ:飲み足りないですよねえ?
吉高:いやいやいや、わたしはたしなむ程度なんで。
リリコ:監督もね、「想像を絶する変態女優」っておっしゃっていましたけれど、そういう風に言われるのってなぜだと思います?
吉高:でも、この世界で働いている人は変態しかいませんよ。
五十嵐:まともなやつは、こんなことやらねえだろう?
吉高:五十嵐さんだって、ふだんは喉をつらそうにしているけれど、携帯アプリにスカートめくりのゲームがあって、「ふー」って息を吹きかけるときは生き生きとやっているんですよ。
全員:爆笑
五十嵐:大の大人がみんなしてさ。めまいがするとか言ってな(笑)。
吉高:誰よりもやんちゃな男の子に見えましたよ(笑)。
五十嵐:誰が? オレか? 進歩してねえんだな。
吉高:いやいや、ロックだなあと思って。
五十嵐:ありがとう。何と言っていいか(照れ笑い)。
リリコ:自分のなかで、これといったエピソードってありますか?
五十嵐&吉高:一番変態なのって、監督!
吉高:きっとまだ見せていない、秘めている部分がいっぱいあります(笑)
リリコ:あははは。さて、きょうはキレイにお着物ですね! 吉高さんは年女。今年やりたいことは?
吉高:ずっとスカイダイビングをやってみたくて、言い続けているんですよ。
五十嵐:こいつ、本当にやりそうだからなあ。
吉高:辰年ってことで、空を飛びたいなあと思って。
リリコ:怖くはないの?
吉高:もしものときは、あきらめられます。ずっと追かけていた夢みたいなものなんで、ここで消えるんだったら全く悔いはありません。
リリコ:お仕事的には?
吉高:フィクションで動いている仕事ですから、思い切り等身大ではなくて、フィクションに傾いた仕事をしたいですね。犯人の役とか。
五十嵐:そのまんまいけるよ。
吉高:そんなことないですよ~。
リリコ:ミッキーさんはどうですか?
五十嵐:今年のことは何も考えていないんだよ。
吉高:奥さんと旅行とか?
五十嵐:行きたいねえ。バリに行くことにはなっているんだけど。
吉高:うわあ。“おシャンティ”ですねえ。
五十嵐:なんだよ、おまえ、おシャンティって(笑)。
リリコ:最後に3つの質問があって、みんなに聞くんですよ。一番好きな映画を教えてください。
吉高:「ラースと、その彼女」っていう映画がありまして。すごく温かくて、セリフも響いてきていて、今も頭の中で回っているんですよ。いい映画でした。
五十嵐:オレはね、マイナスのない映画がいいな。全部プラスのやつ。たとえば、「世界最速のインディアン」とか。渋かっただろう? 本当の話なんだよ。それをアンソニー・ホプキンスがやってな。素晴らしい映画だよ。今でもつい見ちゃうんだよな。
吉高:リリコさんは頭のなかに、何本も入ってそうですよね?
リリコ:年間600本見ているので、わからなくなっちゃうときありますよ。
吉高:すごい!
五十嵐:オレの倍、見ているな!
吉高:すごい。私なんて年間10本くらいしか見ていないです。
リリコ:次に、宝物はありますか?
吉高:記憶かなあ。それが自分の全てだと思っているので。
五十嵐:記憶が? すごいなあ。それ、最高じゃない。オレはもう記憶がないからさ(笑)。2分前のこと覚えていないんだよね。
リリコ:ミッキーさんはどうですか?
五十嵐:やっぱり、立川談志師匠からいただいた、立川流真打昇進の認定書かな。オレの仕事部屋に置いてあるよ。
吉高:漢字が多すぎて、全然聞き取れなかったです(笑)。
リリコ:誰かに言われて大切にしている言葉ってありますか?
吉高:「ラースとその彼女」のセリフで、「言われて一番うれしい言葉は、その人の名前なんだよ」っていうのがあるんです。だから、大切な人や大好きな人の名前をたくさん呼んであげましょうってね。そこからスタッフさんの名前とか覚えるようにしました。名前を呼ぶようになってから、スタッフさんとのコミュニケーションがすごく変わるんですよね。
五十嵐:オレね、本(「おれと戦争と音楽と」)が12日に発売で、その中にも出てくるんだけど、森繁久彌さんと舞台をやっていて、当時はアイドルだから何をやっても受けるんだよ。そのときに呼ばれてな。「ミッキーくん、800年前に世阿弥という人が言っているんだ。『受けたら早く引っ込め』とね」。これは忘れられない。受けると調子に乗って、もっと受けようとするだろう? 早く引っ込んだほうがいいんだよ。これ、使えるだろう?
吉高:じゃあ、受けなかったら受けるまで続けるってことですか?
五十嵐:いやいや、そういうことじゃない。調子に乗るなってことだよ(笑)。