クエンティン・タランティーノ新作脚本朗読会に1200人
2014年4月22日 13:20

[映画.com ニュース] クエンティン・タランティーノ監督が新作映画「The Hateful Eight」の脚本朗読会をロサンゼルスで行ったと、Deadlineが報じた。脚本がリークされたことを理由に製作の棚上げが発表された作品の朗読会という画期的な試みで、会場となった米ロサンゼルスのダウンタウンにあるエース・ホテルの劇場には1200人が詰めかけた。
壇上には、サミュエル・L・ジャクソン、ティム・ロス、カート・ラッセル、マイケル・マドセンらタランティーノ作品に縁のある俳優に加えて、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」で再ブレイク中のブルース・ダーンが登場、タランティーノが映画に想定していたと思われる豪華キャストが結集した。さらに、ト書きの読み上げ係としてタランティーノ自身も登壇し、「すでに3日リハーサルをやっていて、出来は悪くはない」と説明してから、朗読会をスタートさせた。それぞれの俳優が身振り手振りなどを加えながら3時間半にわたって脚本を朗読。役者がアドリブを加えると、「脚本を共同執筆するのはやめてくれ」とタランティーノが注意し、会場が爆笑に包まれる場面もあった。
この朗読会はもともとは4月24日にロサンゼルス・カウンティ美術館で予定されていたが、スケジュール上の都合から、日時と会場が変更となった。チケット代は150ドルから200ドルで、すべての売上げは同美術館で毎週行われるフィルム・インディペンデント主催イベントに寄付されるという。
なお、今回朗読に使われたのはリークされた「The Hateful Eight」の初稿で、タランティーノは現在シナリオの改稿を進めているという。今作の映画化を諦めたわけではなさそうだ。
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